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【結論】大相撲の懸賞金1本7万円の内訳は?力士の取り分を解説

黒金 剛 黒金 剛 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
目次

日本相撲協会の公式サイトが公表している懸賞金の基本額は、1本7万円(税込)です。

この7万円は、協会の事務経費と勝ち力士の獲得分に分けられます。

具体的な内訳は次のとおりです。


懸賞金1本7万円の配分

70,000円

大相撲懸賞金はいくら

スポンサーが支払う1本あたりの金額(税込)








協会手数料

10,000円




勝ち力士の獲得分

60,000円

勝ち力士の獲得分6万円は、2025年5月場所以降、現金1万円と口座振込5万円に分かれています。

協会が受け取る1万円は何の費用?

日本相撲協会が差し引く1万円は、懸賞を出す企業・団体に対する広告関連の事務経費です。

主な内容は以下の2つです。

- 取組表掲載料:来場者に配布される取組表への提供者名の掲載
- 場内放送料:取組直前に行われるスポンサー名や広告文の読み上げ

つまり、懸賞金は単なる勝者への賞金ではありません。企業が大相撲の会場で広告を出し、その広告費の一部が勝った力士への賞金になる仕組みです。

この基本配分は2019年9月場所から適用されています。

懸賞金を10本獲得したらいくらになる?

1本あたりの配分が分かれば、複数本を獲得した場合の金額も計算できます。

懸賞本数 力士の獲得額 土俵上の現金 口座振込
1本 6万円 1万円 5万円
5本 30万円 5万円 25万円
10本 60万円 10万円 50万円
20本 120万円 20万円 100万円
50本 300万円 50万円 250万円

例えば、1回の取組で懸賞金10本を獲得した力士は、合計60万円を獲得します。

そのうち10万円が土俵上で受け取る現金、50万円が本人名義の別口座に振り込まれる分です。

懸賞金の本数が多いほど、土俵上で受け取る現金だけでなく、口座に積み立てられる金額も大きくなります。

【2025年5月に変更】懸賞金は現金3万円から1万円へ!口座振込5万円の理由

大相撲の懸賞金を調べる際に注意したいのが、2025年5月の制度変更です。

それ以前の情報では「懸賞金1本につき現金3万円」と紹介されていることがあります。しかし、2025年5月11日初日の夏場所から、土俵上で渡される現金が1万円に変更されました。

変更を発表したのは日本相撲協会です。2025年5月9日の発表を受け、複数のスポーツメディアが新しい受取方法を報じました。

変更前と変更後の比較
項目 2025年3月場所まで 2025年5月場所以降
懸賞金の総額 7万円 7万円
協会手数料 1万円 1万円
力士の獲得額 6万円 6万円
土俵上の現金 3万円 1万円
本人名義の預り金・口座振込 3万円 5万円

注目すべきなのは、勝ち力士の獲得額6万円自体は変わっていないことです。

変更されたのは、現金と口座振込の配分です。

なぜ現金を3万円から1万円に減らしたのか?

変更の大きな理由は、セキュリティー対策と現金管理の負担軽減です。

従来は、懸賞を獲得した力士が大量の現金を持ち歩く必要がありました。

人気力士が横綱や大関との注目の一番に勝つと、何十本もの懸賞袋をまとめて受け取ることがあります。

例えば50本を獲得した場合、以前は現金だけで150万円を持ち帰る計算でした。

懸賞本数が増加するなか、協会側も多額の現金を準備し、袋に詰める作業を行わなければなりません。

2025年5月の変更によって、50本獲得した場合の土俵上の現金は50万円に減少し、残り250万円は口座振込となりました。

大量の現金を管理するリスクを軽減できるうえ、懸賞袋を準備する担当者の作業負担も抑えられます。

2026年も1本7万円・現金1万円の仕組みは継続

2026年1月の初場所でも、1本7万円、現金1万円、口座振込5万円という配分が報道されています。

加えて、2026年5月場所では元大関の正代が2日間で合計86本の懸賞を獲得しました。

計算すると次のようになります。

- 懸賞金の獲得総額:516万円
- 土俵上で受け取る現金:86万円
- 口座に振り込まれる金額:430万円

86本に1本あたりの力士獲得額6万円を掛けると516万円になります。

この実例からも、2025年5月に変更された受取方法が2026年にも適用されていることが分かります。

【懸賞金の仕組み】企業スポンサー・懸賞旗・力士の関係を整理

懸賞金は、企業や団体が日本相撲協会に申し込み、指定した取組に賞金を懸ける制度です。

取組前に土俵の周囲を回る懸賞旗は、単なる演出ではありません。スポンサーの広告を観客に見せるための役割を担っています。

懸賞金に関わる主体と役割
関係する主体 役割 金額・提供内容
企業・団体 スポンサーとして懸賞を申し込む 1本7万円
日本相撲協会 申し込みの受付、広告運営、賞金の管理 事務経費1万円
勝ち力士 懸賞金を獲得する 1本6万円
呼出し 懸賞旗を掲げて土俵を回る スポンサーの広告を披露
行司 勝ち名乗りの際に懸賞袋を渡す 勝者に現金1万円分を渡す

この関係を見ると、懸賞金制度は企業の広告活動、日本相撲協会の興行運営、力士への報奨という3つの要素で成り立っていることが分かります。

幕内取組で懸賞旗が回るタイミングは?

懸賞旗が登場するのは、懸賞が付いた幕内の取組です。

日本相撲協会の公式クイズでは、力士が塵浄水(ちりちょうず)を終えた後に、呼出しが懸賞旗を掲げて土俵を回ると説明されています。

その後、取組が行われ、勝った力士が勝ち名乗りを受ける際に懸賞金を受け取ります。

このとき、力士は手刀を切ってから懸賞袋を受け取るのが作法です。

懸賞旗のサイズと広告の仕組み

日本相撲協会が公表している懸賞旗の標準寸法は次のとおりです。


懸賞旗のサイズ

横70cm × 縦120cm

スポンサー側が制作して持ち込む方式。土俵上で掲げるため、デザインには一定の制限があります。

スポンサーは懸賞旗だけでなく、取組表への掲載と場内放送によっても名前を知らせることができます。

特に、テレビ中継でも映る懸賞旗は、企業名やブランド名を多くの相撲ファンに届ける広告媒体になっています。

【申し込み条件】懸賞金を出すには105万円必要?企業スポンサーの実態

大相撲の懸賞金は、応援したい力士に対して自由に1本だけ出せる制度ではありません。

日本相撲協会が定める申し込み条件には、最低本数と広告内容に関するルールがあります。

1場所15本以上が基本条件

日本相撲協会の公式案内によると、懸賞の申し込みは次の条件になっています。

- 1日1本以上
- 1場所15本以上
- 1場所15本の場合の料金は105万円(税込)
- 追加申し込みは1本から受付

大相撲の本場所は15日間です。そのため、基本的には15日間を通じて1日1本以上を申し込むことになります。


スポンサーが最低本数を申し込んだ場合

1,050,000円


15本 × 70,000円(税込)


1日あたり
70,000円


15日間の合計
1,050,000円

例えば、ある企業が1場所を通じて特定の力士を応援したい場合、最低105万円の予算が必要になります。

公式案内では、希望する取組や応援する力士の取組に懸賞を付けられると説明されています。

企業名や広告文は何文字まで掲載できる?

スポンサーは、取組表に掲載する提供者名や場内放送用の原稿を用意します。

日本相撲協会のルールでは、提供者名を含む原稿は15文字以内です。

取組直前に場内で読み上げられるため、短い文章で企業名や広告メッセージを伝える必要があります。

懸賞旗についてもスポンサー側が制作して持ち込みますが、土俵上で掲げることからデザインには制限があります。

2026年は企業スポンサーの参加も活発

懸賞金制度を支えているのは、全国的に知られる大企業だけではありません。

地域企業や力士の後援団体、自治体など、さまざまな主体がスポンサーとして参加しています。

2026年1月の初場所では、懸賞の申し込みが128社・団体、合計3469本に達し、史上最多を記録したと日刊スポーツが報じました。

新規スポンサーには楽天グループやヤマト運輸などの企業のほか、地元出身力士を応援する自治体や企業も含まれていました。

また、大の里には375本、豊昇龍には267本、琴桜には200本の懸賞が指定されていました。

この数字からも、懸賞金が単なる力士への祝儀ではなく、企業の広告活動や地域の応援を結び付ける制度として機能していることが読み取れます。

【税金と積立金】口座に振り込まれる5万円は自由に使える?

懸賞金について、もう一つ理解しておきたいのが税金と預り金の関係です。

勝ち力士の獲得額6万円のうち、5万円は本人名義の預り金として管理される仕組みです。

口座振込5万円は税金に備えるための資金

この預り金は、力士の税金の支払いなどに備える目的があります。

従来は1本あたり3万円が預り金でしたが、2025年5月から5万円に増えました。

懸賞金の本数が増えた力士ほど、本人名義の預り金も増加します。

ただし、口座に振り込まれる5万円が協会に没収されるわけではありません。勝ち力士本人の獲得分であり、税金への対応や将来の備えに関係する資金です。

日刊スポーツの2025年5月の報道では、給与とは別の口座に振り込まれ、所定の手続きを踏めば引き出すことも可能と説明されています。

懸賞金はすべて非課税ではない

懸賞金は、力士が競技で勝利して得る収入です。

したがって、土俵上で受け取った現金だけを見て、税金の対象になる金額を判断することはできません。

現金1万円と口座振込5万円を合わせた6万円が力士の獲得分です。預り金は税金への備えとして管理されます。

また、預り金があるからといって、懸賞金に関する税負担がすべて免除されるわけでもありません。

「現金1万円しか受け取っていないから、収入も1万円」という理解は誤りです。

懸賞金の本数が多い力士ほど、税金や将来の資金管理も重要になります。

【よくある質問】大相撲の懸賞金はいくらに関するFAQ

Q1:大相撲の懸賞金は1本いくらですか?

1本7万円(税込)です。日本相撲協会の手数料1万円を差し引いた6万円が勝ち力士の獲得額になります。

Q2:懸賞金7万円のうち、力士の手取りはいくらですか?

協会手数料を除いた6万円です。2025年5月場所以降は、現金1万円を土俵上で受け取り、残り5万円が本人名義の口座に振り込まれます。

Q3:懸賞金の現金はなぜ1万円に減ったのですか?

大量の現金を持ち歩くことによる盗難リスクへの対策と、協会側の現金管理・袋詰め作業の負担軽減が主な理由です。2025年5月の夏場所から変更されました。

Q4:懸賞金を出すには最低いくら必要ですか?

1場所15本以上の申し込みが基本条件です。1本7万円なので、最低105万円(税込)が必要です。

Q5:懸賞金は幕内以外の取組にも付けられますか?

日本相撲協会の公式案内では、懸賞を付けられる対象は幕内取組に限られています。

Q6:懸賞金は負けた力士にも渡されますか?

いいえ。懸賞金は対象となる取組に勝った力士が獲得する賞金です。敗れた力士には渡されません。

2026年現在、大相撲の懸賞金は1本7万円(税込)です。

日本相撲協会の手数料1万円を差し引いた6万円が勝ち力士の獲得額となり、2025年5月場所からは現金1万円、口座振込5万円という受取方法に変更されています。

最後に重要な数字を整理します。

- 懸賞金の基本額: 1本7万円
- 日本相撲協会の手数料: 1万円
- 勝ち力士の獲得額: 6万円
- 土俵上で受け取る現金: 1万円
- 本人名義の口座への振込: 5万円
- スポンサーの最低申し込み: 1場所15本、105万円

懸賞旗が土俵を回る光景は、大相撲の華やかさを象徴する場面の一つです。その裏側には、企業の広告活動、日本相撲協会の運営、力士の収入や税金管理が結び付いた仕組みがあります。

懸賞袋の厚さだけで金額を判断するのではなく、1本7万円の配分と2025年5月以降の受取方法を知っておくと、2026年の大相撲観戦がさらに興味深くなるはずです。

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