2026年のJリーグでは、通常の年間表彰とは異なる特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」が開催されました。
2026年2月から6月まで実施されたこの大会は、シーズン移行に伴う特別な競技期間です。従来のJ1・J2・J3それぞれの年間表彰とは異なり、地域別の6グループでベストイレブンを選出しました。
Jリーグ公式発表によると、6グループから11人ずつ、合計66人が選ばれています。
2026年J1 EASTのベストイレブン- GK:早川友基(鹿島アントラーズ)
- DF:キム・テヒョン(鹿島アントラーズ)
- DF:植田直通(鹿島アントラーズ)
- DF:室屋成(FC東京)
- DF:濃野公人(鹿島アントラーズ)
- MF:三竿健斗(鹿島アントラーズ)
- MF:佐藤龍之介(FC東京)
- MF:森田晃樹(東京ヴェルディ)
- FW:鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
- FW:レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)
- FW:佐藤恵允(FC東京)
鹿島アントラーズから7人が選ばれたことが目を引きます。2025年J1のベストイレブンにも選ばれた早川、植田、レオ・セアラが再び名を連ねました。
2026年J1 WESTのベストイレブン- GK:中村航輔(セレッソ大阪)
- DF:藤井陽也(名古屋グランパス)
- DF:マテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸)
- DF:塩谷司(サンフレッチェ広島)
- DF:中野就斗(サンフレッチェ広島)
- MF:中山克広(名古屋グランパス)
- MF:田中駿汰(セレッソ大阪)
- MF:井手口陽介(ヴィッセル神戸)
- FW:木村勇大(名古屋グランパス)
- FW:山岸祐也(名古屋グランパス)
- FW:デニス・ヒュメット(ガンバ大阪)
WESTでは名古屋グランパスから複数の選手が選出され、各クラブの攻守の中心を担う選手がそろいました。
2026年J2・J3 EAST-Aのベストイレブン- GK:林彰洋(ベガルタ仙台)
- DF:五十嵐聖己(ベガルタ仙台)
- DF:菅田真啓(ベガルタ仙台)
- DF:飯泉涼矢(ブラウブリッツ秋田)
- DF:新保海鈴(横浜FC)
- MF:岩渕弘人(ベガルタ仙台)
- MF:鎌田大夢(ベガルタ仙台)
- MF:武田英寿(ベガルタ仙台)
- MF:アルトゥール・シルバ(湘南ベルマーレ)
- MF:杉本蓮(SC相模原)
- FW:山田寛人(湘南ベルマーレ)
- GK:田川知樹(北海道コンサドーレ札幌)
- DF:西野奨太(北海道コンサドーレ札幌)
- DF:堂鼻起暉(いわきFC)
- DF:小田逸稀(松本山雅FC)
- DF:永野修都(藤枝MYFC)
- MF:山中惇希(いわきFC)
- MF:泉柊椰(RB大宮アルディージャ)
- MF:安田虎士朗(ヴァンフォーレ甲府)
- MF:福田晃斗(FC岐阜)
- FW:カプリーニ(RB大宮アルディージャ)
- FW:山本桜大(RB大宮アルディージャ)
- GK:バウマン(アルビレックス新潟)
- DF:船木翔(アルビレックス新潟)
- DF:岡本将成(カターレ富山)
- DF:山田奈央(徳島ヴォルティス)
- MF:藤原奏哉(アルビレックス新潟)
- MF:亀田歩夢(カターレ富山)
- MF:谷本駿介(カターレ富山)
- MF:チョン・ウヨン(カターレ富山)
- MF:布施谷翔(カターレ富山)
- FW:田村翔太(奈良クラブ)
- FW:ルーカス・バルセロス(徳島ヴォルティス)
- GK:茂木秀(テゲバジャーロ宮崎)
- DF:黒木謙吾(テゲバジャーロ宮崎)
- DF:下川陽太(テゲバジャーロ宮崎)
- DF:松本雄真(テゲバジャーロ宮崎)
- DF:山田裕翔(鹿児島ユナイテッドFC)
- MF:西澤健太(サガン鳥栖)
- MF:井上怜(テゲバジャーロ宮崎)
- MF:奥村晃司(テゲバジャーロ宮崎)
- MF:渡邊英祐(テゲバジャーロ宮崎)
- MF:嵯峨理久(鹿児島ユナイテッドFC)
- FW:土信田悠生(テゲバジャーロ宮崎)
ベストイレブンとは別に、各グループから最も活躍した選手を1人選ぶ地域リーグラウンドベストプレーヤー賞も設けられました。
2026年6月13日に発表された受賞者は次の6人です。
| グループ | 受賞者 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| J1 EAST | 早川友基 | 鹿島アントラーズ |
| J1 WEST | マテウス・トゥーレル | ヴィッセル神戸 |
| EAST-A | 岩渕弘人 | ベガルタ仙台 |
| EAST-B | 泉柊椰 | RB大宮アルディージャ |
| WEST-A | 亀田歩夢 | カターレ富山 |
| WEST-B | 奥村晃司 | テゲバジャーロ宮崎 |
ここで注目したいのは、早川友基が2025年のJ1最優秀選手賞に続き、2026年のJ1 EASTでも地域リーグラウンドベストプレーヤー賞を受賞したことです。
異なる大会形式でも高い評価を得たことは、継続的なパフォーマンスを評価するうえで興味深い実績です。
また、2026年の特別大会では、通常のベストイレブンと地域別のベストプレーヤー賞が別々に設けられています。両者を混同しないことが、受賞記録を正しく理解するポイントです。
【2026/27シーズン移行】Jリーグはなぜ秋春制に変わったのか

2026年のJリーグを語るうえで欠かせないのが、シーズン移行です。
Jリーグは2023年12月19日の理事会で、2026/27シーズンから開催時期を変更する方針を決定しました。
それまでの春開幕・年末閉幕から、夏に開幕して翌年の春から初夏に閉幕する方式へ移行しています。
シーズン移行が決まった3つの理由1. 選手のコンディションと競技力の向上
従来のJリーグは夏場の厳しい暑さの中でも試合を重ねる必要がありました。
8月開幕に変更することで、猛暑下の試合を減らし、シーズン中盤に選手のパフォーマンスが高まる年間設計を目指しています。
2. ACLなど国際大会との日程調整
従来はJリーグとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の開催時期が一致せず、クラブが異なるシーズンをまたいで国際大会に臨む問題がありました。
新しい日程では国際大会との時間軸を合わせ、同じチーム編成を維持しながら戦いやすくする狙いがあります。
3. 欧州の移籍市場との連動
欧州主要リーグと移籍市場の時期を合わせることで、シーズン途中に中心選手が海外移籍する問題の軽減が期待されています。
日本人選手の海外挑戦だけでなく、海外選手がJリーグに加入する際にも移籍のタイミングを合わせやすくなります。
2026年から2027年にかけての大会スケジュール新制度への移行に伴い、2026年2月から6月までは百年構想リーグが開催され、その後に新しい2026/27シーズンがスタートしました。
| 時期 | 大会・出来事 |
|---|---|
| 2025年12月 | 従来形式の2025シーズン終了 |
| 2026年2月 | 百年構想リーグ開幕 |
| 2026年6月2日 | 地域リーグラウンドベストイレブン発表 |
| 2026年6月13日 | 地域別ベストプレーヤー賞表彰 |
| 2026年8月7日 | 2026/27 J1開幕 |
| 2026年8月8日 | 2026/27 J2・J3開幕 |
| 2026年12月 | ウインターブレークへ |
| 2027年2月 | リーグ戦再開 |
| 2027年5月23日 | J2・J3最終節 |
| 2027年6月6日 | J1最終節 |
2026/27シーズンはJ1・J2・J3がそれぞれ20クラブで構成され、各カテゴリーで全38節のリーグ戦を行う方式です。
J1は2026年12月19日の第20節まで試合を行い、2027年2月13日に再開します。J2・J3は2026年12月13日の第22節まで進み、2027年2月20日に再開する予定です。
2026/27シーズンのベストイレブンはいつ決まる?ここは特に注意したいポイントです。
2026年11月5日時点では、2026/27シーズンのリーグ戦はまだ終了していません。そのため、同シーズンの年間ベストイレブンやMVPは確定していません。
すでに発表された2026年の百年構想リーグのベストイレブンは、あくまで特別大会の地域別表彰です。
今後の年間表彰を確認する際は、次の3つを区別すると混乱しません。
- 2025年J1・J2・J3の年間ベストイレブン
- 2026年百年構想リーグの地域別ベストイレブン
- 2026/27シーズンの年間ベストイレブン
新しいシーズン制度では、年間表彰の対象期間も従来の暦年とは異なります。過去の受賞年度と比較する場合は、大会名称と対象期間の確認が欠かせません。
【Jリーグベストイレブン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2025年のJリーグベストイレブンでMVPを受賞したのは誰?
2025年J1の最優秀選手賞は、鹿島アントラーズのGK早川友基です。ベストイレブンにも初選出され、GKとしては15年ぶりのMVP受賞となりました。
Q2:Jリーグベストイレブンは何人の投票で決まる?
2025年のJ1では、20クラブの監督と選手による投票結果から5人を選び、残る6人を選考委員会が決定する方式でした。11人全員が単純なファン投票で決まるわけではありません。
Q3:JリーグのMVPとベストイレブンは別の賞?
別の賞ですが、選考上は関係しています。ベストイレブンの11人から最も優れた選手1人を選ぶのがMVPです。2025年は早川友基が両方を受賞しました。
Q4:2026年のJリーグベストイレブンは発表された?
はい。2026年の百年構想リーグでは、6月2日に6グループ計66人の地域リーグラウンドベストイレブンが発表されました。ただし、2026/27シーズンの年間ベストイレブンとは別の表彰です。
Q5:J2・J3にもベストイレブンはある?
あります。2025年にはJ2・J3それぞれで11人が選出されました。J2ではマテウス・ジェズス、J3では橋本啓吾がMVPと得点王を同時受賞しています。
Jリーグベストイレブンは、1993年の開幕から続く個人表彰であり、その年のリーグを代表する選手を知るための重要な記録です。
2025年のJ1では早川友基がMVPとベストイレブンをダブル受賞し、植田直通、古賀太陽、レオ・セアラらも選出されました。J2ではマテウス・ジェズス、J3では橋本啓吾がMVPに輝いています。
2026年は百年構想リーグの特別な表彰制度によって6グループから66人が選ばれ、早川友基はJ1 EASTのベストプレーヤー賞も獲得しました。
【プロの結論】
Jリーグベストイレブンを正しく評価するには、次の3つの視点が欠かせません。
1. 個人の実績: 得点やアシストだけでなく、守備、ビルドアップ、試合への影響力も考える。
2. 選考制度: 監督・選手の投票枠と選考委員会の決定枠を区別する。
3. 大会の違い: 通常シーズン、百年構想リーグ、2026/27シーズンの表彰を混同しない。
特に2026年以降はシーズンの区切りが変わるため、受賞者の比較には年度だけでなく大会名も必要です。
Jリーグの歴代ベストイレブンは、単なる人気選手のランキングではありません。時代ごとの戦術、クラブの競争力、選手の役割の変化を読み解くことができる、日本サッカーの貴重な歴史資料でもあります。
2026/27シーズンの年間表彰では、百年構想リーグで評価された選手たちが引き続き活躍するのか、新たなスターが登場するのかにも注目したいところです。