基本プロフィール
せきぐちあいみ(Aimi Sekiguchi)
- 本名・旧活動名義:関口愛美
- 生年月日:1987年3月4日
- 年齢:39歳(2026年11月5日時点)
- 出身地:神奈川県相模原市
- 職業:VRアーティスト、デジタルアーティスト、ライブペインター
- 活動開始:2016年
- 関連企業:クリーク・アンド・リバー社、MUSOU
せきぐちあいみさんは、神奈川県相模原市出身のVRアーティストです。1987年3月4日生まれで、2026年11月現在39歳。CDジャーナルのプロフィールでも、生年月日や出身地、これまでの活動歴が紹介されています。
本名は「関口愛美」?名前が変わった理由現在はひらがなの「せきぐちあいみ」という名義で活動していますが、以前は漢字の「関口愛美」を使用していました。
CDジャーナルの経歴によると、2011年から関口愛美名義でインターネットを中心としたタレント活動を行い、2016年に「せきぐちあいみ」へ改名してVRアーティストとして活動を始めています。
したがって、関口愛美という漢字表記は、以前の芸能・タレント活動と結び付く名前です。現在の活動名との違いを知っておくと、過去の出演情報やYouTube動画も探しやすくなります。
YouTuber時代から表現者として活動VRアーティストになる前から、せきぐちあいみさんは表現活動に携わっていました。
高校卒業後は劇団で芝居やダンスに取り組み、モデルや歌手、タレントとしても活動。ダンス&ボーカルグループやヒップホップユニットなど、複数のジャンルを経験しています。
2013年にはCDデビューも果たしました。
その後はYouTubeで動画を企画・制作し、自ら出演する活動も展開。さらにレポーターとして企業や技術関連の取材にも携わっていました。
こうした経験は、後のVRライブペインティングにもつながっています。作品を作る技術だけでなく、観客の前で表現する力や映像を通して魅力を伝える経験を、すでに持っていたからです。
【経歴・年表】2016年のVRアーティスト転身から世界的な評価まで

せきぐちあいみさんの経歴で最大の転換点となったのは、2016年のVRアートとの出会いです。
それまでのタレント・YouTuber活動を完全に捨てたというよりも、動画制作や舞台経験を生かしながら、新しい表現手段を自分の仕事に育てていった点に特徴があります。
せきぐちあいみの主な経歴一覧出典:CDジャーナル、CCBT、クリーク・アンド・リバー社、本人公式プロフィール、各イベント公式発表。
2016年:VRアートとの運命的な出会いVRアートを始めたきっかけは、リポーターとしてゲーム会社を取材した際に体験したVRペイントツールでした。
初めて触れたのは、Googleが開発した「Tilt Brush」です。
それまでの絵画は、基本的に紙やキャンバスなどの平面に描くものでした。しかしTilt Brushでは、空中に線を引くようにして立体的な絵を制作できます。
本人は2021年のCoincheckインタビューで、当時のVR体験が活動を始めるきっかけになったと説明しています。
当初は仕事にするつもりではなく、純粋に趣味として制作していました。数か月後には機材をそろえ、作品をYouTubeやSNSに投稿。そこから企業や関係者からの問い合わせが増えていきます。
2017年:VRアート個展に向けてクラウドファンディング2017年には、VRアートを広めるための個展開催に挑戦しました。
クリーク・アンド・リバー社の発表によると、クラウドファンディングは目標額の347%を達成。初の個展「Daydream Realtity」を開催しています。
まだVRアートが一般に広く浸透していなかった時期に、作品を制作するだけでなく、実際に鑑賞してもらう場を作ったことは大きな意味を持ちました。
VR作品は一般的な絵画と異なり、鑑賞者自身が仮想空間に入ることで完成する側面があります。個展という形式は、その魅力を直接伝えるための重要な手段だったのです。
2019年:ロシアの技能五輪国際大会でパフォーマンス2019年には、ロシアで開催された技能五輪国際大会の閉会式に出演しました。
Coincheckの本人インタビュー記事では、約4万人の観客の前でライブペインティングを披露した実績が紹介されています。
ここで注目したいのは、VRアートが個人のパソコンやヘッドセットの中だけで完結する表現ではなく、大規模なイベントの舞台でも成立することです。
制作過程そのものをエンターテインメントに変えられる点が、彼女の活動を特徴付けています。
2020~2021年:VRChatの個展とヴェネチア国際映画祭2020年には、VRChat内で「Museum-Of-Vrpainting」という個展を発表しました。
翌2021年には、その取り組みがヴェネチア国際映画祭の「Venice VR Expanded」でも紹介されています。
この流れは、彼女の活動がリアルな舞台上のライブペイントだけでなく、オンラインの仮想空間で鑑賞する作品へ広がったことを示しています。
さらに同年、NFT作品の落札とForbes JAPAN 100への選出が重なり、知名度を大きく高めました。
【VRアート作品の魅力】制作方法と普通のデジタルイラストとの違い
せきぐちあいみさんの作品を理解するうえで欠かせないのが、VRアートという表現方法です。
VRアートは、仮想現実の空間に立体的な線や形を描いていくデジタルアートです。
一般的なイラストが画面の正面から鑑賞することを前提にするのに対し、VRアートは作品の前後左右、上下から見ることができます。
鑑賞者が作品の内部に入り込めることも大きな特徴です。
せきぐちあいみのVRアート制作方法制作の基本的な流れは次のとおりです。
1. VRゴーグルとコントローラーを装着
仮想空間に入り、手元のコントローラーを使って描画します。
2. 空間に立体的な線を描く
初期の制作ではTilt Brushを使用。ブラシやエフェクトを選び、空中に形を作ります。
3. 360度の構図を組み立てる
正面だけでなく、背面や上方から見ても成立する世界を構築します。
4. 作品を公開・展示する
VR空間での鑑賞や、スクリーンへの投影、ライブペイントなどで作品を届けます。
制作工程はMoguLiveおよび日立ソリューションズの本人インタビューを参考に整理。
せきぐちあいみさんのインタビューで興味深いのが、立体的なイメージを頭の中で組み立ててから描き始めるという制作姿勢です。
例えば、孔雀を描く場合、正面から見た姿だけでは作品として完成しません。後ろ側や羽根の裏側まで考える必要があります。
MoguLiveのインタビューでは、動物園で実物を観察したり、映像資料を確認したりして、対象の全体像を把握することの大切さを語っています。
これは平面イラストとは異なるVRアートならではの難しさです。
絵を描く技術だけではなく、立体構造を理解する力、空間を構成する力、鑑賞者の視点を想像する力が大切です。
日本庭園や和のモチーフが作品に与える影響作品の魅力として挙げられるのが、日本的な美意識を取り入れた表現です。
本人のインタビューによれば、日本庭園や神社、盆栽などからインスピレーションを得ることが多いといいます。
日本庭園は、特定の方向だけでなく、複数の視点から見ても美しい空間として成立するように設計されています。
この特徴は、360度から鑑賞するVRアートと非常に相性が良いものです。
単に日本らしい題材を海外向けに取り入れているのではなく、空間全体で美しさを構成するという点で、VRの特性と結び付いているのです。
【NFT1300万円の真相】Alternate dimension 幻想絢爛とForbes JAPAN 100
せきぐちあいみさんの名前が一般にも広く知られるきっかけになったのが、NFT作品『Alternate dimension 幻想絢爛』です。
2021年3月25日、この作品がNFTオークションサービスOpenSeaで落札され、約1,300万円という金額を記録しました。
約1,300万円の落札額は69.697ETHクリーク・アンド・リバー社が2021年4月2日に発表したプレスリリースによると、落札価格は69.697ETH、約1,300万円でした。
しかも、作品は出品当日に落札されています。
当時、NFTアートは日本でも新しい市場として注目を集めていた時期です。デジタル作品は複製が容易である一方、ブロックチェーンを活用したNFTによって、特定のトークンの所有履歴を確認できる仕組みが広がっていました。
この仕組みを利用したことで、デジタルアートの販売に新たな可能性が生まれました。
NFT作品の落札が持つ意味注目すべきなのは、単に高額で売れたことだけではありません。
せきぐちあいみさんは、VR空間で制作したデジタル作品をNFTとして販売することで、従来の展示会や企業案件とは異なる収益化の方法を提示しました。
クリーク・アンド・リバー社の発表では、本人もNFTについて、デジタルアート業界に新たな可能性をもたらす仕組みとして期待を示しています。
ただし、約1,300万円という数字は2021年の特定作品のオークション結果です。現在の作品価格や、ほかのNFT作品にも同じ価値があることを意味するものではありません。
NFTの価格は作品、購入者、市場環境、暗号資産の相場などによって変動します。
Forbes JAPAN 100にも選出2021年12月には「2021 Forbes JAPAN 100」に選ばれました。
これは、その年を象徴する人物や未来を形作る存在を取り上げる企画です。
VRアートという新しい表現ジャンルで活動し、NFTを通じてデジタル作品の経済的な価値にも挑戦したことが、評価につながった背景と考えられます。
重要なのは、彼女が単にNFTで高額落札されたアーティストではないという点です。
VR制作、ライブパフォーマンス、オンライン展示、デジタル作品の販売という複数の活動を組み合わせていることが、キャリア全体の強みになっています。
【海外公演の評判と2026年最新活動】バルセロナIMMENSIVA EXPOに出展
せきぐちあいみさんは、日本国内だけでなく海外でもライブペイントや作品制作を続けています。
本人の公式プロフィールでは、アメリカ、ドイツ、フランス、ロシア、UAE、シンガポール、タイ、マレーシア、サウジアラビア、モロッコなどで活動してきたことが紹介されています。
海外公演で評価される理由海外での活動を語るうえで、2019年のロシア・技能五輪国際大会は象徴的な実績です。
約4万人の観客の前でライブペイントを披露したという記録は、VRアートを大勢の人に見せるパフォーマンスとして成立させたことを示しています。
また、MoguLiveのインタビューでは、Oculus Riftの開発者パルマー・ラッキー氏やHoloLensの開発者アレックス・キップマン氏からも応援されたと本人が振り返っています。
一方、海外での評価を「世界中の誰もが知っている」という意味に広げるのは適切ではありません。
日立ソリューションズの2024年のインタビューでは、VRアートは各国でもデジタル技術に詳しい層を中心に盛り上がっているという本人の見解が紹介されています。
つまり、彼女の国際的な強みは、一般的な芸能知名度だけではなく、XRやデジタルアートの専門領域で実績を積み、国境を越えて仕事をしている点にあります。
2025年:大阪・関西万博と知的財産分野への参加2025年には大阪・関西万博でライブパフォーマンスを披露しました。
さらに同年、特許庁の産業構造審議会知的財産分科会の委員に任命されています。
アーティストとしての創作活動だけでなく、デジタルコンテンツや知的財産を取り巻く制度・産業の議論にも関わっている点は注目に値します。
これは、VRアートが単なる娯楽表現にとどまらず、クリエイターの権利やデジタルコンテンツの流通といった課題にもつながっていることを示す動きです。
2026年:バルセロナのIMMENSIVA EXPO 2026に参加2026年の大きな活動として注目したいのが、スペイン・バルセロナで開催される「IMMENSIVA EXPO 2026」です。
本人の公式プロフィールと、主催するEspronceda Institute of Art & Cultureのイベント情報によると、せきぐちあいみさんはReality Captureの専門家であるYuma Itoさんと共同で、『ANCIENT FUTURE UNDERWATER』を制作・出展しています。
この作品は、日本の縄文土器からインスピレーションを得た没入型アートです。
主催者の説明では、次のような技術やテーマが組み合わされています。
- フォトグラメトリによる現実空間のデジタル化
- 3D Gaussian Splattingによる立体的な空間表現
- VRペインティングによる芸術的な再構成
- スペインの水中文化遺産と日本の文化的伝統の接続
単なるVR空間での絵画制作ではなく、文化遺産の保存やデジタル技術による新しい鑑賞体験を目指したプロジェクトです。
日本の縄文文化とスペインの水中文化遺産を結び付けるという発想にも、国際共同制作ならではの面白さがあります。
IMMENSIVA EXPO 2026の開催情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | IMMENSIVA EXPO 2026 |
| 開催期間 | 2026年11月4日~9日 |
| 会場 | Espronceda Institute of Art & Culture |
| 開催都市 | スペイン・バルセロナ |
| 公式オープニング | 11月4日 18:30~21:30 |
| 一般公開 | 11月5日~9日 |
| 公開セッション | 16時・18時・20時 |
| 体験時間 | 各90分 |
| 参加費 | 無料・事前予約制 |
| 参加人数 | 各セッション10人 |
2026年11月5日現在、一般向けの公開セッションが始まる日程です。
この展示では、文化遺産や集団の記憶、アイデンティティーなどをテーマに、複数の国際的なXR作品が紹介されています。
その中で『ANCIENT FUTURE UNDERWATER』は、日本の縄文文化を起点に、異なる地域の文化的記憶をデジタル空間でつなぐ作品として位置付けられています。
2026年のせきぐちあいみさんの活動を象徴するプロジェクトの一つです。
2026年10月には企業とのコラボCMも公開海外展示だけが2026年の活動ではありません。
2026年10月29日には、豊田通商システムズとせきぐちあいみさんのコラボレーションCM第4弾が公開されました。
同社のITライフサポートを紹介する企画で、せきぐちさんは大自然を舞台にVRアートを制作しています。
作品制作やライブパフォーマンスに加え、企業プロモーションにも表現の場を広げていることが分かります。
【プロの結論】せきぐちあいみがVRアート界で独自の存在感を持つ理由
せきぐちあいみさんの経歴を振り返ると、特徴的なのは、異なるジャンルで身に付けた能力を一つの表現にまとめていることです。
1. YouTuber時代の経験が作品の発信力につながったVRアーティストとしての成功は、突然訪れたものではありません。
以前から動画制作やタレント活動に取り組んでいたため、作品を撮影し、SNSに公開し、視聴者に伝える経験がありました。
2016年にVRアートを始めてから、作品をSNSやYouTubeに投稿し、企業からの問い合わせにつなげた経緯は、デジタル時代のクリエイターの活動モデルとして興味深いものです。
2. 技術だけでなくライブパフォーマンスを重視VRアートは、作品そのものの完成度が評価される一方、鑑賞者が制作過程を見ることも大きな魅力になります。
日立ソリューションズのインタビューで本人は、デジタル表現に人間味を加えるためにも、ライブペイントを続けたいという考えを示しています。
つまり、技術によって人間の存在感を消すのではなく、技術を使って人間の創作行為をより鮮明に見せるアプローチです。
3. NFTから文化遺産のデジタル化まで活動領域が広がった2021年のNFT作品は、デジタル作品の販売方法に挑戦した事例でした。
一方、2026年の『ANCIENT FUTURE UNDERWATER』は、フォトグラメトリや3D Gaussian Splattingを使い、文化遺産と没入型アートを結び付けるプロジェクトです。
両者を比較すると、活動の中心が作品の制作・販売だけではなく、デジタル技術を使って文化や記憶をどのように表現し、体験してもらうかという領域へ広がっていることが見えてきます。
今後の評価を判断するうえでも、NFTの過去の落札額だけでなく、新しい共同制作や展示活動を追うことが重要です。
せきぐちあいみの活動を評価するときの3つの視点- VRアートの表現力を知りたい人: 360度の空間構成や日本的なモチーフ、ライブペイントに注目する。
- デジタルアートのビジネスに関心がある人: NFT落札や企業とのコラボレーション、知的財産関連の活動を見る。
- 最新の海外活動を知りたい人: バルセロナでの国際共同制作やXR展示を追う。
逆に、NFTの落札額だけを基準にアーティストとしての価値を判断するのはおすすめできません。創作の継続性や作品の独自性、展示の内容、技術的な挑戦を含めて評価する必要があります。
【せきぐちあいみ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:せきぐちあいみの本名は何ですか?
A1:漢字表記は「関口愛美」です。2011年頃からこの名義でネットを中心としたタレント活動を行い、2016年に「せきぐちあいみ」へ改名してVRアーティストとして活動を始めました。
Q2:せきぐちあいみは何歳ですか?
A2:1987年3月4日生まれで、2026年11月5日時点では39歳です。
Q3:せきぐちあいみのNFT作品は本当に1,300万円で落札されたのですか?
A3:はい。2021年3月に『Alternate dimension 幻想絢爛』がOpenSeaで69.697ETH、約1,300万円で落札されました。
Q4:せきぐちあいみは現在もYouTuberとして活動していますか?
A4:YouTubeでの発信経験を持ち、現在はVRアーティストとしての制作やライブパフォーマンス、企業とのコラボレーションなど幅広い活動を展開しています。
Q5:2026年のバルセロナ展示ではどんな作品を発表していますか?
A5:Yuma Itoさんとの共同制作『ANCIENT FUTURE UNDERWATER』です。縄文土器に着想を得た没入型作品で、フォトグラメトリ、3D Gaussian Splatting、VRペインティングなどを組み合わせています。
Q6:Forbes JAPAN 100に選ばれたのはいつですか?
A6:2021年です。NFT作品の約1,300万円での落札と同じ年に選出されています。
せきぐちあいみさんは、1987年3月4日生まれ、神奈川県相模原市出身のVRアーティストです。
関口愛美名義でのタレント活動やYouTuberとしての経験を経て、2016年からVRアートの世界に本格的に挑戦しました。
2021年には『Alternate dimension 幻想絢爛』が約1,300万円で落札され、「Forbes JAPAN 100」にも選出。海外公演や国際的な展示を重ね、2025年には大阪・関西万博でもパフォーマンスを披露しています。
そして2026年11月には、バルセロナのIMMENSIVA EXPO 2026に『ANCIENT FUTURE UNDERWATER』を出展。縄文文化と水中文化遺産、最先端のXR技術を結び付ける新しい表現に取り組んでいます。
彼女の本当の魅力は、約1,300万円という過去の落札実績だけではありません。VRという技術を使い、誰も見たことのない空間を作り、観客自身にその世界を体験させようとする姿勢にあります。
今後も、VRアートと文化遺産、AI、空間コンピューティングなどの融合を通じて、どのような新しい作品を生み出すのか。国内外での活動に注目したいアーティストです。
主な参考資料:せきぐちあいみ公式プロフィール、クリーク・アンド・リバー社、シビック・クリエイティブ・ベース東京、Coincheck、MoguLive、日立ソリューションズ、CDジャーナル、Espronceda Institute of Art & Culture、ASCII.jp。