2025年、日本人選手のメジャーリーグ挑戦は、若き剛腕からNPBの実績を持つベテランまで、さまざまな形で実現した。ロサンゼルス・ドジャースに加入した佐々木朗希、ボルティモア・オリオールズでMLBデビューを果たした菅野智之、ワシントン・ナショナルズと契約した小笠原慎之介が、その代表格だ。加えて、フィリーズとマイナー契約を結んだ青柳晃洋、マリナーズ傘下から再起を目指した藤浪晋太郎、アスレチックスと契約した高校生の森井翔太郎も、それぞれ異なる道を歩んだ。
2026年11月現在、彼らの状況は大きく変化している。菅野はオリオールズからロッキーズへ移籍して2年連続の2桁勝利を達成。小笠原はナショナルズを離れて巨人に復帰し、佐々木はドジャースで先発投手として経験を積んだ。一方、青柳と藤浪は日本球界に戻った後、2027年の契約を結ばない方針が発表されている。移籍先だけでなく、契約形態、初年度成績、その後のキャリアまで追うと、2025年組の挑戦が持つ意味が見えてくる。
【2025年のメジャー挑戦日本人一覧】誰がどの球団に移籍した?

2025年の日本人選手のMLB挑戦を整理する際には、メジャーリーグの試合に出場した選手と、MLB球団の傘下組織に所属した選手を分けて考える必要がある。
特に佐々木朗希と森井翔太郎では、渡米時の年齢も契約制度も異なる。菅野智之のように海外FA権を利用した選手もいれば、青柳晃洋のようにポスティングシステムを使ってマイナー契約からスタートした選手もいる。
2025年に注目された主な6選手佐々木朗希(ロサンゼルス・ドジャース)
千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムを利用して渡米。2025年1月にドジャースとの契約が正式に決まり、3月19日にMLBデビューを果たした。
23歳での移籍だったため、契約はマイナー契約扱いとなり、国際アマチュア選手の契約金枠の制限を受けた。それでも、MLB公式のプロスペクト評価では高い期待を集め、移籍先にはワールドシリーズ連覇を狙う強豪球団を選んだ。
菅野智之(ボルティモア・オリオールズ)
読売ジャイアンツで12年間プレーした右腕。2024年にセ・リーグMVPを獲得し、その後、海外FA権を利用してオリオールズと1年契約を結んだ。
2025年は30試合すべてに先発し、10勝10敗、防御率4.64を記録。35歳でのMLB挑戦ながら、シーズンを通して先発ローテーションを担った。
小笠原慎之介(ワシントン・ナショナルズ)
中日ドラゴンズからポスティングシステムを利用して移籍。2025年1月、ナショナルズと2年総額350万ドルの契約を結んだ。
日本では先発投手として活躍していたが、MLBでは2025年に23試合へ登板。1勝1敗、防御率6.98という結果だった。メジャーでの経験を経て、2026年には日本球界へ戻ることになる。
青柳晃洋(フィラデルフィア・フィリーズ)
阪神タイガースで最多勝や最優秀防御率などのタイトルを獲得した右腕。2025年1月にフィリーズとマイナー契約を結び、メジャー昇格を目指した。
しかし、MLBの公式戦に出場することはできず、傘下マイナーでの登板を経て2025年7月に自由契約となった。その後、東京ヤクルトスワローズに加入している。
藤浪晋太郎(シアトル・マリナーズ傘下)
藤浪は2023年にアスレチックス、オリオールズでMLBを経験しており、2025年は再びメジャー昇格を目指す挑戦だった。
2025年1月30日にマリナーズとマイナー契約を締結し、傘下3Aタコマでプレー。しかし、6月17日に自由契約となり、7月には横浜DeNAベイスターズへの加入が発表された。
森井翔太郎(アスレチックス)
高校卒業後に日本のプロ野球を経由せず、アスレチックスと契約した異色の若手選手。2025年1月に契約し、約151万ドルの契約金を得た。
投打の両方でプレーできる二刀流候補として育成が進められており、2025年はルーキーリーグ、2026年はシングルAを中心に経験を積んでいる。2025年にメジャーデビューした選手ではない点には注意したい。
【初年度成績と2026年現在】佐々木朗希・菅野智之・小笠原慎之介らの結果を比較
2025年組を評価するうえで、単純な勝敗や防御率だけを比べるのは適切ではない。佐々木は先発投手としてMLBに適応する過程にあり、菅野は経験豊富な先発としてシーズンを戦い抜いた。小笠原は先発と救援の両方を経験している。
また、青柳と藤浪はマイナー契約からの昇格を目指しており、森井はプロとしての育成段階にある。以下は、MLB公式選手データ、MiLB公式記録、NPB公式年度別成績などを基にした比較だ。
2025年の実績と2026年11月時点の所属・状況| 選手 | 2025年の所属・契約 | 2025年の成績・結果 | 2026年11月時点の状況 |
|---|---|---|---|
| 佐々木朗希 | ドジャース・マイナー契約 | 1勝1敗、防御率4.46、10試合、36.1回 | ドジャース。2026年は5勝5敗、防御率4.49、123奪三振 |
| 菅野智之 | オリオールズ・1年メジャー契約 | 10勝10敗、防御率4.64、157回 | ロッキーズ。12勝12敗、防御率5.37。10月29日にFA |
| 小笠原慎之介 | ナショナルズ・2年メジャー契約 | 1勝1敗、防御率6.98、23試合 | 巨人に復帰。2026年は11試合、5勝4敗、防御率2.31 |
| 青柳晃洋 | フィリーズ・マイナー契約 | マイナー23試合、1勝3敗、防御率7.22 | ヤクルトを退団。現役続行を希望 |
| 藤浪晋太郎 | マリナーズ・マイナー契約 | 6月に自由契約。7月にDeNA加入 | DeNAから来季構想外。次の所属先を模索 |
| 森井翔太郎 | アスレチックス・国際アマチュア契約 | ルーキーリーグ43試合、打率.258 | アスレチックス傘下で育成中。メジャー未昇格 |
佐々木の2025年MLBレギュラーシーズン成績は、10試合登板、8先発、1勝1敗、防御率4.46、36回1/3、28奪三振だった。
日本で見せてきた圧倒的な球威に期待が集まった一方、メジャーの打者への対応や制球面では課題も残した。特に36回1/3という投球回数は、シーズンを通じて先発ローテーションを維持するには至らなかったことを示している。
ただし、2025年のドジャースはワールドシリーズ制覇を達成。佐々木もその優勝メンバーの一人となった。
2026年は26試合に登板して23試合に先発。5勝5敗、防御率4.49、122回1/3、123奪三振を記録した。2025年から投球回数が大きく増え、先発としての経験を積んだことは評価できる。
2026年8月には右中指のまめで負傷者リストに入ったが、9月21日に復帰。ドジャースで引き続きプレーしている。今後の課題は、登板数を維持しながら防御率と与四球を改善できるかどうかだ。
菅野智之:オリオールズからロッキーズへ、2年連続2桁勝利菅野は2025年、オリオールズの先発陣に加わり、30試合で10勝10敗、防御率4.64、157イニング、106奪三振を記録した。
NPB時代の実績を持ち込んだ35歳の右腕にとって、初年度から年間157イニングを投げたことは大きな意味を持つ。若手投手のように将来性だけで評価されるのではなく、先発ローテーションを守る即戦力としての役割を果たした。
2025年シーズン終了後にFAとなり、2026年2月10日にコロラド・ロッキーズと1年契約を締結した。
2026年は29試合に先発し、12勝12敗、防御率5.37、154回1/3、96奪三振。勝利数では2年連続の2桁勝利を達成した。
一方で、被本塁打は33本に達し、防御率も前年から悪化している。標高の高いデンバーに本拠地を置くロッキーズの環境も投手には厳しい。勝利数だけでなく、被本塁打やWHIPなども併せて評価する必要がある。
そして2026年10月29日、菅野はMLB選手会が発表したシーズン終了後のFA選手リストに名を連ねた。2027年の所属球団は、今後の契約交渉によって決まる。
小笠原慎之介:ナショナルズから巨人へ復帰小笠原は2025年、ナショナルズでMLBデビューを果たした。23試合に登板し、1勝1敗、防御率6.98、38回2/3を記録。救援登板も経験し、メジャーの打者との対戦を積んだ。
しかし、2026年は40人枠を外れてマイナー契約で再出発。3Aと2Aを経験しながら昇格を目指したものの、6月には日本球界への復帰が報じられた。
復帰先は読売ジャイアンツ。NPB公式の2026年シーズン終了時の成績によると、11試合に登板し、5勝4敗、防御率2.31、66回1/3を記録している。
MLBでの経験を経て、日本のマウンドに戻った後も先発投手として結果を残している点は注目に値する。渡米した選手が必ずしもMLBに残り続けるわけではなく、海外経験を経てNPBで再びキャリアを築く道もある。
青柳晃洋:フィリーズ傘下での挑戦とヤクルト退団青柳は2025年1月17日にフィリーズとマイナー契約を結んだ。傘下の3Aと2Aでプレーし、マイナー通算23試合で1勝3敗、防御率7.22、33回2/3、28奪三振という結果だった。
特に注目したいのは38個の与四球だ。投球回数を上回る四球を許しており、安定した投球を続ける難しさが数字に表れている。
2025年7月23日にフィリーズ傘下を自由契約となり、同月末にヤクルトへ加入。2026年はファームで20試合に登板し、6勝6敗、防御率4.42だった。
しかし、一軍登板はなく、2026年9月29日に球団から来季の契約を結ばない旨を通告された。阪神時代の2022年に投手タイトルを獲得した実績を持つ右腕は、今後も現役続行を希望している。
藤浪晋太郎:マリナーズ傘下からDeNA、そして次の挑戦へ藤浪は2025年1月30日にマリナーズとマイナー契約を結び、傘下3Aタコマに所属した。6月17日に自由契約となった後、7月16日にDeNAとの契約が正式発表されている。
2025年のNPB復帰後は6試合に登板し、1勝0敗、防御率4.09、22イニング、19奪三振を記録した。
2026年はDeNAで3試合に登板。0勝1敗、防御率6.30、10イニングという成績に終わった。ファームでは15試合で5勝2敗、防御率2.69を記録していたが、一軍での結果につなげることはできなかった。
2026年9月23日には、DeNAが来季の戦力構想から外したことが報じられた。現役続行を希望しており、次の所属先を模索する状況にある。
森井翔太郎:アスレチックスで進む二刀流育成森井は2025年1月、アスレチックスと契約した18歳の若手選手だ。契約金は151万500ドルと報じられ、日本の高校出身選手がNPBを経由せず直接MLB球団と契約する事例として大きな注目を集めた。
2025年はルーキーリーグで43試合に出場し、打率.258、3本塁打、27打点、出塁率.399を記録した。
2026年にはシングルAのストックトンで63試合に出場し、打率.227、4本塁打、24打点をマーク。投手としても挑戦し、5月にはシングルAでの投手デビューを果たした。
一方、2026年の投手成績は11試合で0勝4敗、防御率14.33、16回1/3。打撃と投球の双方でプロの水準に適応している途中だ。現段階ではメジャーリーガーというより、アスレチックスが長期的に育成する有望株として見るのが適切だろう。
【ポスティングシステムと海外FA】日本人選手はどうやってメジャーへ移籍する?
2025年の挑戦者を比較すると、同じ日本人選手でも移籍の仕組みが異なっていたことがわかる。特に重要なのが、ポスティングシステムと海外FA権の違いだ。
ポスティングシステムの仕組みポスティングシステムは、NPB球団に所属する選手が、球団の承認を得てMLB球団との契約交渉を行うための制度だ。
海外FA権を取得する前の選手でも、所属球団がポスティングを認めれば、MLBへの移籍を目指せる。
2018~2019年オフ以降の制度では、基本的に次の流れで交渉が進む。
- NPB球団が選手のポスティングを承認する。
- MLB機構を通じて選手が公示される。
- MLB30球団に45日間の交渉期間が与えられる。
- 選手とMLB球団が契約条件で合意すれば移籍が成立する。
- 契約が成立した場合、MLB球団から元のNPB球団へ譲渡金が支払われる。
45日間の交渉期間中に契約がまとまらなければ、選手は原則として元のNPB球団に戻る。そのシーズンに再びポスティングすることはできない。
海外FA権による移籍は何が違う?海外FA権を取得した選手は、所属球団のポスティング承認を必要とせず、MLB球団と直接契約できる。
この場合、ポスティングシステムに基づく譲渡金は発生しない。選手本人とMLB球団の契約が中心になるため、契約金や年俸も実績や市場評価に応じて決まる。
菅野智之は、この海外FAによる移籍の代表例だ。2024年まで巨人で12年間プレーし、オリオールズと1年1300万ドルのメジャー契約を結んだ。
なお、菅野は2020年にもポスティングによるMLB移籍を目指したが、契約は成立せず巨人に残留している。その後、国内でプレーを続け、改めてMLBに挑戦した経緯がある。
譲渡金と契約金は別のお金ポスティング移籍で混同されやすいのが、選手本人に支払われる契約金と、元のNPB球団に支払われる譲渡金だ。
両者は受取人も目的も異なる。契約金は選手との契約に基づく支払いであり、譲渡金は選手の保有権を持っていたNPB球団に対する補償に当たる。
具体例を見ると違いがわかりやすい。
- 佐々木朗希:ドジャースから約650万ドルの契約金を受け取り、ロッテへの譲渡金は約162万5000ドルと報じられた。
- 小笠原慎之介:ナショナルズとの2年総額350万ドルの契約に伴い、中日ドラゴンズには70万ドルの譲渡金が支払われた。
ポスティングの譲渡金は契約の保証額などに応じて算定される。契約総額がそのままNPB球団に渡るわけではない。
また、佐々木のケースでは25歳未満という年齢条件によって国際アマチュア契約の制限が適用された。大型の長期メジャー契約を最初から結べるわけではなく、契約制度によって選手の待遇が左右されることも、2025年の移籍市場を理解する要点だ。
【メジャー契約とマイナー契約の違い】待遇・年俸・昇格条件を比較
日本のプロ野球ファンが誤解しやすいのが、メジャー契約とマイナー契約の違いだ。MLB球団と契約したからといって、必ずメジャーの試合に出場できるわけではない。
メジャー契約の特徴メジャー契約は、基本的に球団の40人枠に登録される契約だ。契約条件に応じた保証や年俸が設定され、マイナー契約よりもメジャーでの待遇が明確になりやすい。
菅野智之のオリオールズとの1年契約や、小笠原慎之介のナショナルズとの2年契約が該当する。
ただし、メジャー契約を結んだからといって、常に26人のアクティブロースターに入れるわけではない。40人枠に登録されていても、マイナーへ降格することはある。
マイナー契約の特徴マイナー契約は、メジャーの40人枠に入っていない状態からスタートする契約が基本だ。選手は傘下のマイナー球団でプレーし、成績や球団事情に応じてメジャー昇格を目指す。
青柳晃洋や藤浪晋太郎が結んだ契約がこの形だ。春季キャンプへの招待が付く場合もあるが、招待されたこと自体がメジャー昇格を保証するわけではない。
両者の違いを整理- メジャー契約:40人枠を前提とする契約。保証額や年俸面で比較的安定しやすい。
- マイナー契約:原則として40人枠外からのスタート。昇格できなければメジャーの年俸や待遇を得られない場合がある。
- 昇格の条件:球団の選手編成、故障者の状況、本人の成績、守備位置や投手の役割などが関係する。
佐々木朗希の契約は、マイナー契約でありながら、球界屈指の有望株として早期にメジャーデビューした特殊なケースだ。マイナー契約という言葉だけで、選手の評価や実力を判断することはできない。
反対に、マイナー契約で渡米した青柳や藤浪は、メジャー昇格という明確な壁を越えられなかった。契約形態は、挑戦の出発点と選手が置かれた環境を理解するうえで重要な情報となる。
【日本人メジャーリーガー歴代成績】2025年組は過去の成功例と何が違う?
日本人選手のMLB挑戦を評価するには、過去の成功例と比較する視点も欠かせない。
日本人野手の代表的な成功例であるイチローは、2001年のMLB初年度に打率.350、242安打を記録。アメリカン・リーグの新人王とMVPを同時に受賞した。
松井秀喜は2003年のヤンキース加入初年度に打率.287、16本塁打、106打点を記録した。大谷翔平は2018年の初年度に打者として打率.285、22本塁打、投手として10勝4敗、防御率3.31を残している。
投手では、ダルビッシュ有が2012年に16勝9敗、防御率3.90、221奪三振を記録。前田健太も2016年に16勝を挙げ、MLBでの先発投手としての地位を確立した。
こうした実績と比べると、2025年組の初年度成績は、まだ発展途上の選手が多い。
成績を比べるときに注意したい3つの指標1. 投球回数と登板数
防御率が同じでも、30イニングを投げた投手と150イニングを投げた投手では評価が違う。先発として年間を通して稼働できるかどうかは、MLBでの生き残りを左右する。
2. WHIPと与四球
WHIPは1イニング当たりに許した安打と四球の合計を示す指標だ。制球が安定しているか、走者をどれだけ許しているかを判断するうえで役立つ。
青柳のマイナーでのWHIPは2.05。与四球38という数字も含め、MLB昇格を阻んだ課題を考える材料になる。
3. チーム環境と選手の役割
菅野が2026年に所属したロッキーズは、投手に厳しい打撃環境で知られる。球場や対戦相手、守備陣の違いによっても成績は変わる。
加えて、先発と救援では求められる役割が異なる。小笠原の2025年成績を、年間を通じて先発した菅野と単純比較するのは適切ではない。
2025年組は、歴代の日本人スターと同じ成功パターンをたどっているわけではない。それぞれの契約条件、年齢、起用方法、適応期間を踏まえて評価する必要がある。
【プロの結論】2025年組の挑戦から見えるMLB移籍の成功条件
2025年の日本人選手の挑戦を振り返ると、最も大きな違いは「渡米すること」と「メジャーで長く活躍すること」が別の目標だという点にある。
成功の基準はメジャー契約だけではない菅野は海外FAを利用してメジャー契約を結び、2年連続で2桁勝利を達成した。佐々木はマイナー契約からスタートしながら、ドジャースの先発投手として成長を続けている。
一方、小笠原はMLBでの経験を経て巨人に復帰し、2026年には防御率2点台を記録した。MLBでのプレー期間だけを成功の尺度にするなら、日本復帰後の成果を見落とすことになる。
マイナー契約から挑戦する選手が確認すべきことマイナー契約を検討する選手にとって、契約金や球団の知名度だけで移籍先を選ぶのは危険だ。
- 自分のポジションに競争相手が何人いるか。
- 球団がどのような役割を期待しているか。
- 3Aや2Aなど、どのレベルからスタートするのか。
- メジャー昇格時の年俸や契約条件はどうなるのか。
- 故障時のサポートや育成環境は整っているか。
これらは契約後のキャリアを左右する要素だ。特に投手の場合、球速だけでなく制球、変化球の精度、登板間隔への適応も求められる。
2026年以降の注目ポイント2026年11月現在、佐々木はドジャースで先発投手としての定着を目指し、菅野はFA市場で次の契約を探す段階にある。小笠原は巨人で復帰後の実績を積み上げた。
青柳と藤浪はそれぞれNPB球団から来季の契約を結ばない旨を通告され、現役続行を目指している。森井はアスレチックス傘下で育成が続く。
2025年組の中で、誰が今後MLBに残り、誰が日本で再起するのか。2027年の契約動向も含めて、引き続き注目したい。
【メジャー挑戦日本人2025】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2025年にメジャー挑戦した日本人選手は誰ですか?
A1:主な選手は佐々木朗希、菅野智之、小笠原慎之介、青柳晃洋、藤浪晋太郎、森井翔太郎です。ただし、藤浪は過去にMLB経験があり、森井はマイナーリーグで育成中の選手です。全員が2025年にMLBデビューしたわけではありません。
Q2:佐々木朗希の2025年のメジャー成績は?
A2:ドジャースで10試合に登板し、1勝1敗、防御率4.46、36回1/3、28奪三振でした。2026年は26試合に登板し、5勝5敗、防御率4.49、123奪三振を記録しています。
Q3:菅野智之は2026年現在どこの球団に所属していますか?
A3:2025年はオリオールズ、2026年はロッキーズでプレーしました。2026年は12勝12敗、防御率5.37で、10月29日にFAとなっています。2027年の所属球団は未確定です。
Q4:小笠原慎之介はナショナルズを退団した後、どうなりましたか?
A4:2026年にナショナルズの組織を離れ、日本球界に復帰して巨人に加入しました。NPB公式記録では2026年に11試合で5勝4敗、防御率2.31を記録しています。
Q5:青柳晃洋と藤浪晋太郎は2026年現在もMLBに所属していますか?
A5:2人とも2026年時点では日本球界に戻っています。青柳はヤクルト、藤浪はDeNAでプレーしましたが、両者とも2026年9月に来季の契約を結ばない方針が明らかになり、現役続行を模索しています。
Q6:ポスティングシステムと海外FAの違いは何ですか?
A6:ポスティングはNPB球団の承認を受けてMLB球団と交渉する制度で、契約成立時には元の球団に譲渡金が支払われます。海外FAは選手が取得した権利に基づいて直接契約する仕組みで、通常のポスティング譲渡金は発生しません。
Q7:マイナー契約でもメジャーリーグに昇格できますか?
A7:できます。マイナー契約からスタートしても、選手の成績や球団の編成状況によって40人枠に登録され、メジャー昇格する可能性があります。佐々木朗希もマイナー契約から早期にMLBデビューした選手の一例です。
2025年の日本人選手によるMLB挑戦は、佐々木朗希のドジャース加入、菅野智之のオリオールズでの10勝、小笠原慎之介のナショナルズとの契約をはじめ、多様な形で実現した。
青柳晃洋と藤浪晋太郎はマイナー契約から昇格を目指したものの、途中で日本球界に戻ることになった。森井翔太郎はNPBを経由せずにアスレチックスと契約し、将来を見据えた育成段階にある。
2026年には菅野がロッキーズで12勝、小笠原が巨人で5勝を記録。佐々木もドジャースで投球回数を増やした。一方、青柳と藤浪は次の所属先を探しており、選手ごとに異なる転機を迎えている。
メジャー挑戦の価値は、移籍先の球団名や契約金の大きさだけでは決まらない。MLBでどれだけ実戦経験を積み、どのような課題を克服し、その経験を次のキャリアに生かせるかが重要だ。
2025年組の挑戦はまだ終わっていない。佐々木の先発定着、菅野の次の契約、小笠原の日本でのさらなる飛躍、青柳と藤浪の現役続行、そして森井のメジャー昇格。2027年に向けたそれぞれの選択が、日本人選手のMLB挑戦の新たな展開を生み出していく。
【参考・情報源】
MLB公式サイト、MLB Pipeline、MiLB公式選手成績、MLB各球団の契約発表、NPB公式年度別成績、日本野球機構、日刊スポーツなどの報道。