現在の所属クラブ:
加入日: 2026年9月10日
契約期間: 2028年まで
ポジション: センターフォワード
背番号: 92
2026年9月10日、オーストリアのSVリートは、イサーク・キーセ・テリンの獲得を正式発表した。
クラブの公式発表によると、テリンは日本の浦和レッズを離れた後、SVリートと2028年までの契約を締結。スウェーデン代表33試合の経験に加え、欧州の大会で30試合以上プレーした実績が評価された。
SVリートのスポーツディレクター、ルーカス・ブランドル氏は、豊富な経験を持つテリンがチームにもたらすものに期待を示している。
特に注目されるのは、単なる得点源としてだけでなく、若い選手を支えるベテランとしても獲得された点だ。
2026年の最新成績は?2026年11月5日時点で確認できる2026-27シーズンのオーストリア・ブンデスリーガ成績は、10月31日終了時点の集計で次のとおり。
SVリートでのリーグ成績5

出場試合数4
得点数0
アシスト数
集計基準日:2026年10月31日。Statzのリーグ戦データ。カップ戦などは含まない。
加入後、9月20日のヴォルフスベルガーAC戦では、4-1の勝利に貢献するゴールを記録した。その後も得点を重ね、10月31日時点でリーグ5試合4得点という数字を残している。
この数字は、出場機会が限られるなかでも、ゴール前で結果を出していることを示す。
ただし、シーズンはまだ途中だ。今後の先発出場数やプレー時間が増えるかどうかによって、最終的な成績は大きく変わる可能性がある。
【プロフィール】身長190cm・体重85kgの大型ストライカー
イサーク・キーセ・テリン
Isaac Kiese Thelin
- 生年月日:1992年6月24日
- 出身地:スウェーデン・エレブルー
- 国籍:スウェーデン
- 身長:190cm
- 体重:85kg
- ポジション:FW
- 利き足:右
身長と体重は、浦和レッズが2026年6月3日に発表した契約満了のお知らせに記載された公式プロフィールを基準としている。
名前の読み方と基本情報日本語では「イサーク・キーセ・テリン」または「イサーク・キエセ・テリン」と表記されることがある。
英語表記はIsaac Kiese Thelin。スウェーデン出身のセンターフォワードで、1992年6月24日生まれだ。
2026年11月時点では34歳。欧州の複数リーグで経験を積み、日本のJリーグでもプレーした国際経験豊富な選手である。
身長190cmという身体的な強み190cmという身長は、センターフォワードとして大きな武器になる。
特に、次のような場面で身体的な特徴を生かせる。
- クロスボールに対するゴール前での競り合い
- 相手ディフェンダーを背負ったボールキープ
- 前線で味方の攻撃参加を待つポストプレー
- セットプレーでの高さを生かした攻撃
もちろん、身長だけで得点能力が決まるわけではない。テリンの場合、マルメFFで16得点を挙げた実績があり、ゴール前で結果を残してきた点も評価材料になる。
【経歴・年表】マルメFFから欧州主要クラブ、浦和レッズまでの歩み
テリンのキャリアは、スウェーデン国内のクラブから始まり、フランス、ベルギー、ドイツ、トルコ、UAE、日本、そしてオーストリアへと広がっている。
SVリートの公式プロフィールとマルメFFのクラブ発表をもとに、主な転換点を整理した。
クラブ遍歴と主な実績| 時期 | 所属クラブ | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2011~2014年 | IFKノルシェーピン | プロキャリアを形成 |
| 2014年 | マルメFF | スウェーデン王者、CL出場権獲得に貢献 |
| 2015~2016年 | ボルドー | フランスリーグに挑戦 |
| 2017~2021年 | アンデルレヒト | ベルギーでプレー。複数クラブへ期限付き移籍 |
| 2017~2018年 | ワースラント=ベフェレン | ベルギーで16得点を記録 |
| 2018~2019年 | レバークーゼン | ドイツ・ブンデスリーガに挑戦 |
| 2020年 | マルメFF | 期限付き移籍で復帰、14得点 |
| 2021年 | カスムパシャ | トルコリーグでプレー |
| 2021~2022年 | バニーヤース | UAEでプレー |
| 2022~2025年 | マルメFF | リーグ優勝、2023年得点王 |
| 2025~2026年 | 浦和レッズ | 日本でのプレーを経験 |
| 2026年9月~ | SVリート | 2028年までの契約で加入 |
出典:SVリート、マルメFF、浦和レッズの公式発表。期限付き移籍期間を含む主な所属歴。
マルメFFで築いた成功テリンのキャリアを語るうえで、マルメFFは特に重要なクラブだ。
最初の加入は2014年夏。IFKノルシェーピンから移籍し、当時のマルメFFでマルクス・ローゼンベリとともに前線を担った。
マルメFFの公式発表によると、テリンはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ進出につながる予選6試合すべてに先発。チームのリーグ優勝にも貢献した。
その後、フランスのボルドーへ移籍し、欧州でのキャリアを本格化させた。
2020年にはアンデルレヒトからの期限付き移籍でマルメFFに復帰。リーグ14得点を挙げ、クラブの優勝に貢献している。
2022年には完全移籍で再び加入。ここからが、得点力という点で最も充実した時期となった。
2023年に16得点でスウェーデンリーグ得点王2023年、テリンはスウェーデン1部リーグのアルスヴェンスカンで28試合16得点を記録し、得点王に輝いた。
加えて、年間表彰ではリーグの年間最優秀フォワードにも選出されている。
マルメFFの公式発表でも、2023年のリーグ得点王として16得点という数字が紹介されている。
この実績は、テリンが単に大型で空中戦に強いだけの選手ではないことを示している。
複数シーズンにわたってチームの得点源を担い、リーグ優勝にも貢献したことが、彼のキャリアにおける大きな評価ポイントだ。
【移籍の経緯】浦和レッズ退団からSVリート加入まで何があった?
今回の移籍で特に注目したいのが、浦和レッズを離れた理由と、その後のクラブ選択だ。
2025年8月24日:浦和レッズへ完全移籍2025年7月31日、マルメFFはテリンとの契約について、双方合意のうえで終了することを発表した。
そして同年8月24日、浦和レッズが完全移籍での加入を正式発表。背番号99を背負い、日本で新たな挑戦をスタートさせた。
マルメFFで長く活躍してきた選手が日本のクラブに加入したことは、Jリーグファンにとっても興味深い動きだった。
浦和レッズでの公式戦成績浦和レッズの2026年6月3日付の公式発表には、日本での出場記録が掲載されている。
| 大会・シーズン | 出場 | 得点 |
|---|---|---|
| 2025年J1リーグ | 10 | 2 |
| 2025年リーグカップ | 1 | 1 |
| 2026年J1百年構想リーグ | 9 | 2 |
| 合計 | 20 | 5 |
2025年と2026年を合わせた大会別の公式記録では、20試合5得点となる。
スウェーデンで得点王を獲得した実績を考えると、日本での数字は期待された水準を大きく上回ったとは言いにくい。
ただし、出場機会やチームの攻撃戦術との相性も考慮する必要がある。
2026年6月3日:契約満了を発表浦和レッズは2026年6月3日、テリンが契約満了に伴い、今シーズン限りで退団すると発表した。
同年6月6日のファジアーノ岡山戦後には、本人がファン・サポーターに向けて挨拶を行った。
その際、浦和でプレーできたことへの誇りと、クラブやサポーターへの感謝を伝えている。
なぜ日本からオーストリアへ移籍したのかスウェーデンのサッカー専門メディア「Fotbollskanalen」は、2026年秋にテリン本人へのインタビューを掲載している。
その内容からは、移籍の背景がかなり具体的に見えてくる。
2026年シーズンに入った浦和では、攻撃スタイルがより前方へのスピードを重視する形に変化。テリンは途中出場が中心となり、4月の監督交代後にはさらに出場機会が減ったという。
契約のオプション年も行使されず、6月に退団。最後の試合からSVリート加入まで、クラブでのプレーから離れる期間が約3か月あったと本人は振り返っている。
その後、テリンにはスウェーデン国内、欧州、トルコなど複数の選択肢があった。
しかし、本人は別のスウェーデン国内クラブではなく、新しい国とリーグでプレーすることを選択した。
SVリートについては、若い選手が多いチームで経験を共有できること、クラブとの話し合いでプロジェクトに魅力を感じたことを移籍理由として挙げている。
つまり、単に出場機会を求めた移籍ではなく、新しいリーグで自分の経験をチームに還元するという役割も重視した選択だった。
【スウェーデン代表】33試合の実績と2018年ワールドカップ出場
テリンはクラブだけでなく、スウェーデン代表でもプレーしてきた。
SVリートの公式発表によれば、代表通算出場数は33試合。2018年のロシア・ワールドカップにもスウェーデン代表の一員として参加している。
2018年ロシア・ワールドカップでの役割2018年のスウェーデン代表は、グループリーグを突破し、決勝トーナメントでも勝ち進んだ。
テリンはその大会で4試合に出場した。
Optaの大会記録では、出場時間は合計35分。4試合すべてで途中出場という記録になっている。
ここで押さえておきたいのは、ワールドカップ出場という実績と、レギュラーとして長時間プレーしたという評価は別だということだ。
テリンは代表メンバーとして世界大会を経験した選手であり、代表の中心選手だったと過度に評価するのは正確ではない。
それでも、ワールドカップの舞台を経験し、欧州の国際大会でも30試合以上プレーしてきたことは、クラブでの経験値を裏付ける要素になっている。
代表経験がSVリートにもたらす価値SVリートがテリンを獲得した際に強調したのは、代表歴だけではなかった。
同クラブの発表では、スウェーデンリーグ4度、ベルギーリーグ1度の優勝経験も紹介されている。
また、テリン本人は加入時に、若い選手たちの成長を助けたいという意向を示した。
こうした発言からは、得点力だけでなく、チーム内での経験の共有も期待されていることが読み取れる。
【プレースタイル分析】イサーク・キーセ・テリンはどんなストライカー?
テリンのポジションはセンターフォワード。190cmの長身とフィジカルを備え、前線の中央でプレーするタイプの選手だ。
プレースタイルを理解するには、身体能力だけでなく、得点王を獲得した2023年の実績や、複数のリーグでプレーした経験を合わせて見る必要がある。
1. 前線でボールを収めるポストプレーテリンの特徴の一つは、前線で相手ディフェンダーと競り合える身体的な強さだ。
味方のパスを受け、相手を背負いながらボールをキープできれば、中盤の選手が攻撃に参加する時間を作れる。
この役割は、ロングボールを使うチームや、サイド攻撃を重視するチームにとって重要になる。
2. クロスボールに対する高さ190cmという体格は、ゴール前での空中戦において大きな利点となる。
サイドからのクロスに対して中央でターゲットになれるほか、セットプレーでも相手守備陣に対応を強いる存在だ。
3. ゴール前で結果を残す得点能力テリンの実力を示す数字として、2023年の16得点は外せない。
28試合で16ゴールという成績は、単に身体的な強さだけでなく、得点機会を結果に結びつける能力があることを示している。
2026年のSVリートでも、加入後のリーグ5試合で4得点を記録している点は注目に値する。
4. 若手選手を支える経験値SVリート加入後の役割として、もう一つ注目されるのがチーム内でのリーダーシップだ。
クラブの公式発表では、本人が若い選手の成長を支えたいという考えを語っている。
これは、単なるベテラン選手の獲得ではなく、チーム全体の成長を見据えた補強だったことを示す。
プロの結論:テリンを評価する際に見るべき3つのポイントテリンを評価する際は、次の3点を分けて考えると実像が見えやすい。
1. 得点力: 2023年のリーグ16得点、2026年のSVリート加入後4得点という数字。
2. 戦術適性: 前線でボールを収め、クロスや縦方向の攻撃を生かせるか。
3. チームへの貢献: 自身の得点だけでなく、若い選手を支え、攻撃の起点になれるか。
浦和での出場機会が減ったことを、そのまま選手としての能力低下と結びつけるのは適切ではない。本人の説明からも、攻撃戦術の変化が起用に影響したことがうかがえる。
一方で、SVリートでの成績もまだ短期間の数字だ。今後は継続的な出場時間とシーズンを通した得点数が、本当の評価材料になる。
【よくある誤解を整理】移籍・代表歴・得点記録の真相
検索時に混同されやすいポイントも整理しておきたい。
| よくある疑問・誤解 | 確認できる事実 |
|---|---|
| 現在も浦和レッズ所属? | 2026年6月に契約満了で退団 |
| SVリートへの加入は2025年? | 2026年9月10日に正式発表 |
| 2028年までの契約は噂? | SVリート公式発表で確認できる |
| 2018年W杯で4試合フル出場? | 4試合に出場したが、合計35分 |
| 16得点は複数シーズンの合計? | 2023年のリーグ戦で16得点 |
| 浦和で得点できなかった? | 公式大会別記録では合計5得点 |
特に重要なのは、ワールドカップの4試合出場と、16得点のシーズン記録だ。
前者は出場時間まで見ると途中出場中心であり、後者は2023年のスウェーデンリーグでの個人成績である。
数字だけを切り取るのではなく、どの大会で、どの期間に記録されたものなのかを確認することで、選手の実績を正しく理解できる。
【よくある質問】イサーク・キーセ・テリンの現在に関するFAQ
Q1:イサーク・キーセ・テリンは現在どこのクラブに所属していますか?
A1:2026年11月現在、オーストリア1部のSVリートに所属しています。2026年9月10日に加入が発表され、契約は2028年までです。
Q2:浦和レッズを退団した理由は何ですか?
A2:2026年6月に契約満了で退団しました。本人のインタビューでは、浦和の攻撃スタイルの変更や監督交代によって出場機会が減ったことが説明されています。
Q3:イサーク・キーセ・テリンの身長と体重は?
A3:浦和レッズの公式プロフィールでは身長190cm、体重85kgです。
Q4:スウェーデン代表では何試合に出場しましたか?
A4:SVリートの公式発表によると33試合です。2018年ロシア・ワールドカップにも出場しています。
Q5:2018年ワールドカップでは何試合に出場しましたか?
A5:4試合です。ただし、Optaの記録では合計出場時間は35分で、4試合とも途中出場でした。
Q6:マルメFFで得点王になったのはいつですか?
A6:2023年です。スウェーデン1部リーグで28試合16得点を記録し、得点王に輝きました。
Q7:2026年のSVリートでの成績は?
A7:2026年10月31日時点のリーグ戦集計では、5試合4得点、0アシストです。シーズン途中の成績であり、今後変動します。
Q8:今後の移籍先は決まっていますか?
A8:2026年11月5日時点で所属先はSVリートです。契約期間は2028年までと発表されています。次の移籍先について公式発表はありません。
イサーク・キーセ・テリンは、マルメFFでの得点王獲得、スウェーデン代表での33試合出場、2018年ワールドカップ参加など、確かな実績を持つストライカーだ。
2025年8月に浦和レッズへ完全移籍し、日本で20試合5得点を記録。2026年6月に契約満了で退団した後、同年9月にオーストリアのSVリートへ加入した。
2026年10月31日時点では、SVリートでリーグ5試合4得点。新天地でも得点力を発揮し始めている。
今回の移籍で見逃せないのは、SVリートが彼を得点源としてだけでなく、若手選手を支える経験豊富な選手として迎えたことだ。
今後の注目点は、2028年までの契約期間にどれだけ継続的な出場機会を得て、得点を積み重ねられるか。
マルメFFでの成功、日本での経験、そして欧州への復帰。34歳を迎えたストライカーがSVリートでどのようなキャリアの新章を描くのか、2026-27シーズン後半の活躍に注目したい。
主な情報源:SVリート公式発表(2026年9月10日)、浦和レッズ公式発表(2025年8月24日・2026年6月3日・6月6日)、マルメFF公式発表、Allsvenskan公式記録、Fotbollskanalenの本人インタビュー、OptaおよびStatzの試合記録。