『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の興行収入は、2026年4月9日の終映時点で国内402億1万9,000円、全世界では1,179億1,753万9,329円に到達した。日本国内の観客動員数は2,745万5,968人、海外157の国と地域を含めた全世界の累計観客動員数は9,852万310人。国内・海外の双方で歴史的な記録を残した。
加えて、2026年11月1日時点の興行通信社の歴代ランキングでは、国内興行収入が403.6億円に更新され、依然として歴代2位を維持している。前作『無限列車編』の407.5億円には届かなかったものの、邦画の全世界興行収入では歴代1位という別格の記録を打ち立てた。終映時点の公式発表と、その後の最新ランキングを区別しながら、興行成績の推移や海外での成功、無限列車編との違いを詳しく整理する。
【2026年最新】鬼滅の刃無限城編の興行収入は国内402億円、世界1179億円

まず押さえておきたいのは、国内興行収入と全世界興行収入では集計対象と発表時点が異なるという点だ。
アニプレックスの発表によると、第一章「猗窩座再来」は2025年7月18日に日本で公開され、2026年4月9日までの266日間で国内興行収入402億1万9,000円を記録した。同日、一部劇場を除いて終映を迎えている。
国内と海外の興行成績国内では400億円の大台を突破し、歴代興行収入2位にランクイン。海外では2025年8月から順次公開が始まり、日本以外の157の国と地域で大規模な上映が行われた。
2026年4月9日時点の詳細は次のとおりだ。
| 集計対象 | 観客動員数 | 興行収入 |
|---|---|---|
| 日本国内 | 2,745万5,968人 | 402億1万9,000円 |
| 海外157の国と地域 | 7,106万4,342人 | 777億1,752万329円 |
| 全世界累計 | 9,852万310人 | 1,179億1,753万9,329円 |
海外の興行収入は5億1,966万4,424ドル。円換算には各月の実績に対する月間平均仲値が使用されている。
ここで注目したいのは、海外の売上が全世界興行収入の約66%を占めていることだ。国内だけで400億円を超えたことも驚異的だが、それ以上に海外市場が作品全体の成績を押し上げた構造が見えてくる。
2026年11月時点では国内403.6億円に更新もう一つ、最新情報として押さえておきたい数字がある。
興行通信社の2026年11月1日現在の歴代興収ベスト100では、『無限城編 第一章 猗窩座再来』の国内興行収入は403.6億円と掲載されている。
これは4月9日時点のアニプレックス発表である402億1万9,000円と矛盾するものではない。アニプレックスは4月10日以降も一部劇場で上映を継続すると案内しており、4月9日時点の公式集計と、その後のランキング掲載値では集計時点が異なる。
したがって、数字を引用する際には次のように整理すると正確だ。
- 2026年4月9日時点の公式発表:402億1万9,000円。
- 2026年11月1日時点の興行通信社ランキング:403.6億円。
【興行収入の推移】公開3日で55億円、最速で400億円を突破した軌跡
『無限城編 第一章』の興行成績を語るうえで欠かせないのが、公開直後から続いた驚異的なスタートダッシュだ。
2025年7月18日の公開初日には興行収入16億4,605万4,200円、観客動員115万5,637人を記録。公開3日間では55億2,429万8,500円、動員384万3,613人に到達した。
これは当時の日本映画におけるオープニング成績、初日成績、単日成績の記録を更新する数字だった。
100億・200億・300億・400億円突破までの日数特筆すべきは、公開から大台を突破するまでのスピードである。
- 公開8日間:興行収入100億円を突破。
- 公開23日間:興行収入200億円を突破。
- 公開46日間:興行収入300億円を突破。
- 公開254日間:興行収入400億円を突破。
2026年3月30日のアニプレックス発表では、3月29日までの公開255日間で観客動員2,734万5,654人、興行収入400億2,394万3,700円を記録したことが明らかになった。
400億円突破は、前作『無限列車編』に続く日本映画史上2作目の快挙だった。
興行収入の推移から見える作品の強さ公開3日間で55億円を超えた後も、興行収入は順調に積み上がった。国内歴代興行収入2位に浮上した後も長期上映が続き、最終的に400億円の壁を突破している。
この推移で興味深いのは、初動だけで記録を作った作品ではないという点だ。公開直後の爆発的な集客に加え、その後も数カ月にわたって劇場へ観客を呼び込んだ。
初動の強さとロングランの持続力。この二つがそろったことが、国内402億円という結果につながった。
【歴代比較】無限城編と無限列車編はどちらが興行収入で上?
『鬼滅の刃』の劇場版を比較するとき、最も注目されるのが2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』との関係だ。
結論から言えば、国内興行収入では無限列車編が現在も1位、無限城編第一章が2位となっている。
無限列車編との国内興行収入比較興行通信社の2026年11月1日時点の歴代ランキングでは、両作品の成績は次のようになっている。
| 比較項目 | 無限列車編 | 無限城編 第一章 |
|---|---|---|
| 国内興行収入 | 407.5億円 | 403.6億円 |
| 国内歴代順位 | 1位 | 2位 |
| 公開日 | 2020年10月16日 | 2025年7月18日 |
| 公開3日間の興収 | 約46.2億円 | 約55.2億円 |
| 国内400億円突破 | 達成 | 達成 |
最終的な国内興行収入では、無限列車編の407.5億円が上回っている。11月1日時点のランキング掲載値で比較すると、その差は約3.9億円だ。
一方、公開3日間のオープニング成績では無限城編が上回った。無限列車編の約46.2億円に対し、無限城編は約55.2億円。約9億円の差をつけている。
なぜ無限列車編を超えられなかったのかここで重要なのは、初動の勢いと最終興行収入は必ずしも比例しないということだ。
無限列車編は2020年10月に公開され、公開10日間で107億円、24日間で204億円、59日間で302億円を記録した。さらに公開73日間で324億円に達し、国内歴代1位を獲得した。
無限城編は100億円、200億円、300億円の突破速度で無限列車編を上回る記録を打ち立てた。しかし、400億円に近づいてからの興行収入の伸びは初期ほど急激ではなく、最終的な国内順位では2位に落ち着いた。
つまり、無限城編は初動記録を更新した一方、最終的な国内累計では無限列車編の壁を越えられなかった作品だ。両作品の優劣を単純に興行収入だけで判断するのではなく、公開時期や上映期間、国内市場での推移を分けて見る必要がある。
【海外興行収入】157の国と地域で777億円、北米でも歴史的記録
無限城編第一章の最大の特徴は、国内だけでなく海外でも大きな興行成績を残したことだ。
2025年8月から海外公開が順次始まり、最終的には日本を除く157の国と地域で上映された。海外だけで観客動員7,106万4,342人、興行収入777億1,752万329円を記録している。
北米では日本アニメ映画初の2週連続1位特に注目を集めたのが北米市場だ。
本作は北米のボックスオフィスランキングで、日本アニメ映画として初めて2週連続1位を獲得した。さらに北米における外国映画の歴代興行収入でも1位となった。
北米での公開は2025年9月12日から始まり、公開後の早い段階で1億ドルを突破。2025年10月時点の報道では、北米興行収入が1億2,862万ドルに達したことも伝えられている。
この記録が示すのは、日本で人気のあるアニメ映画という枠を超え、北米の一般的な映画興行市場でも大きな存在感を示したということだ。
邦画の全世界興行収入で歴代1位2026年4月9日時点の全世界興行収入は1,179億1,753万9,329円。2025年公開映画の世界興行収入ランキングでは7位に入り、邦画の全世界興行収入では歴代1位となった。
ここで注意したいのは、「邦画の全世界興行収入歴代1位」と「世界中の全映画を対象にした歴代1位」は意味が違うということだ。
本作が獲得したのは、日本映画というカテゴリーにおける世界興行収入の最高記録である。世界中のあらゆる国の映画を含む総合ランキングで1位になったという意味ではない。
また、北米の「外国映画歴代1位」も、北米市場における外国映画のカテゴリーでの記録だ。ランキングの対象範囲を区別することで、実績の大きさを正しく理解できる。
【大ヒットの理由】国内400億円と世界1179億円を実現した背景
無限城編第一章がここまでの興行成績を残した背景には、作品単体の魅力だけでは説明しきれない、シリーズ全体の蓄積と映画市場の広がりがある。
1.テレビシリーズから続く強固なファン基盤『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴による漫画を原作とし、アニメーション制作をufotableが担当してきた作品だ。
漫画、テレビアニメ、劇場版が連続することで、登場人物や物語への理解が積み重なり、映画公開時には既存ファンが劇場へ足を運ぶ土台が形成されていた。
無限列車編で国内歴代1位の記録を打ち立てた実績も、次の劇場版への期待を高める要素になったと考えられる。
2.三部作の第一章という物語上の位置づけ無限城編は劇場版三部作として制作され、その第一章が「猗窩座再来」だ。
鬼の本拠地である無限城を舞台に、竈門炭治郎をはじめとする鬼殺隊と鬼との決戦が描かれる。シリーズの大きな局面を劇場作品として展開することで、テレビアニメとは異なる映画ならではの鑑賞体験が提供された。
第一章であることは、作品の完結ではなく物語の大きな展開の始まりを意味する。シリーズの続編への期待も、作品への関心を持続させる要因の一つだ。
3.海外157の国と地域への展開国内公開から約1カ月後の2025年8月以降、海外地域での公開が順次始まった。
全世界興行収入の約66%を海外が占めたことからも、今回のヒットが日本国内のファンだけに支えられたものではないことが分かる。
日本のアニメ作品が海外市場で継続的に支持を獲得し、北米の興行ランキングでも記録を残したことは、日本の映像コンテンツ産業にとっても重要な実績となった。
4.長期上映による累計動員の積み上げ2025年7月18日から2026年4月9日まで、国内では266日間にわたって上映された。
公開初週の集客だけでなく、長期にわたって映画館で鑑賞できる環境が維持されたことも、国内400億円突破を支えた要素だ。
興行収入の大きさは、公開初日の勢いだけでは測れない。上映期間、上映規模、観客の継続的な来場、海外市場への展開が重なった結果として、今回の数字が生まれた。
【プロの結論】無限城編の記録で本当に注目すべき3つのポイント
今回の興行成績を評価する際には、単純な売上ランキングだけでなく、数字が示す映画市場の変化にも目を向けたい。
第一に、国内400億円突破は日本映画史上でも極めて限られた記録である。無限列車編に続き、同じシリーズから国内400億円超の作品が2本生まれたことは、シリーズとしての興行力の大きさを示している。
第二に、海外興行収入777億円という規模が大きい。国内興行収入だけを見れば歴代2位だが、世界市場まで含めると邦画の歴代1位となる。国内ランキングと世界ランキングでは評価軸が異なることが分かる。
第三に、観客動員数と興行収入を混同しないことが重要だ。全世界の観客動員数9,852万310人は、チケットの販売・入場実績に基づく累計値であり、必ずしも重複のない個人の人数を意味しない。また、海外の興行収入を円換算する際には為替レートが関係するため、ドル建ての金額と円建ての金額を比較するときは換算基準にも注意したい。
なお、国内の最終公式発表402億円と、11月1日時点の興行通信社の403.6億円は、集計時点の違いによるものだ。2026年最新の国内ランキングを調べる場合は403.6億円、4月9日の終映時点の公式成績を確認する場合は402億1万9,000円を使い分けるのが適切である。
【鬼滅の刃の無限城編の興行収入】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鬼滅の刃無限城編第一章の国内興行収入はいくらですか?
A1:2026年4月9日の終映時点で402億1万9,000円です。国内観客動員数は2,745万5,968人でした。2026年11月1日時点の興行通信社の歴代ランキングでは403.6億円となっています。
Q2:無限城編の全世界興行収入はいくらですか?
A2:2026年4月9日時点で1,179億1,753万9,329円です。日本国内が402億1万9,000円、海外157の国と地域が777億1,752万329円を記録しました。全世界の累計観客動員数は9,852万310人です。
Q3:無限城編は無限列車編の興行収入を超えましたか?
A3:国内興行収入では超えていません。2026年11月1日時点の興行通信社ランキングでは、無限列車編が407.5億円で1位、無限城編第一章が403.6億円で2位です。ただし、全世界興行収入では無限城編が邦画歴代1位という記録を獲得しています。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、2026年4月9日の終映時点で国内興行収入402億1万9,000円、全世界興行収入1,179億1,753万9,329円を記録した。
国内では観客動員2,745万5,968人、海外157の国と地域では7,106万4,342人を動員。全世界では9,852万310人が劇場に足を運んだ。
国内歴代興行収入では『無限列車編』に次ぐ2位だが、邦画の全世界興行収入では歴代1位。北米での日本アニメ映画初の2週連続ランキング1位など、海外でも歴史的な成果を残している。
2026年11月1日時点では国内興行収入も403.6億円に更新されている。4月9日時点の公式発表と最新ランキングを区別することが、正確な興行成績を理解するポイントだ。
【プロの最終評価】無限城編第一章の本当の凄さは、国内歴代2位という順位だけではない。国内400億円を突破する動員力を維持しながら、海外157の国と地域で777億円を稼ぎ、邦画の世界興行収入記録を更新したことにある。『鬼滅の刃』が日本発の映像コンテンツとして世界市場でどこまで存在感を高められるのか。その到達点を示した作品として、第一章の記録は長く語り継がれることになりそうだ。
主な確認資料: アニプレックス公式発表、興行通信社の2026年11月1日付歴代ランキング、映画.com、ORICON NEWS、電撃オンラインの興行成績報道。