今回の検索で最も注意したいのが、会場の取り違えです。
「静岡美術館のジブリ展」という検索語から静岡市美術館を想像する人もいますが、2025年から2026年にかけて開催された「金曜ロードショーとジブリ展」の会場は、静岡県立美術館でした。
両施設は名前が似ているものの、所在地も運営主体も異なります。
静岡県立美術館
- 所在地:静岡市駿河区谷田53-2
- 運営主体:静岡県
- 開館:1986年
- 特徴:日本平の山麓に位置する美術館。国内外の風景画や静岡ゆかりの作品などを収集・展示。
- 併設施設:ロダン館
静岡県立美術館は1994年にロダン館を開設し、《地獄の門》をはじめとする彫刻作品も展示しています。今回のジブリ展は、この美術館の企画展として開催されました。
静岡市美術館
- 所在地:静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
- 運営主体:静岡市
- 特徴:JR静岡駅前にある都市型美術館
- 開館時間:10:00~19:00
静岡市美術館は、駅から徒歩約3分というアクセスの良さが特徴です。美術やデザイン、写真、工芸など幅広いジャンルの企画展を開催しています。
2館の違いを簡単に整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | 静岡県立美術館 | 静岡市美術館 |
|---|---|---|
| 所在地 | 駿河区谷田 | 葵区紺屋町 |
| 建物 | 独立した美術館施設 | 葵タワー3階 |
| 特徴 | 緑に囲まれた美術館 | 駅前の都市型美術館 |
| ジブリ展 | 2025~2026年に開催 | 今回の会場ではない |
| アクセス | 草薙駅からバス約6分 | 静岡駅から徒歩約3分 |
この違いを把握しておけば、過去の開催情報を調べるときにも、別の美術館へ向かってしまう心配がありません。
【なぜジブリと金曜ロードショー?】展覧会の背景と見どころ

「金曜ロードショーとジブリ展」は、単純にスタジオジブリの人気キャラクターや映画作品を並べた展覧会ではありません。
大きなテーマは、テレビ放送とともに広がってきたジブリ作品の歴史です。
日本テレビ「金曜ロードショー」が果たした役割スタジオジブリの作品には、高畑勲監督や宮﨑駿監督らが手掛けた数々の名作があります。
代表的な作品には、次のようなものがあります。
- 『風の谷のナウシカ』
- 『天空の城ラピュタ』
- 『となりのトトロ』
- 『火垂るの墓』
- 『魔女の宅急便』
- 『もののけ姫』
- 『千と千尋の神隠し』
こうした作品が幅広い世代に親しまれるようになった背景には、映画館での上映だけでなく、テレビ放送の存在もありました。
日本テレビの映画番組「金曜ロードショー」は1985年に始まり、スタジオジブリ作品を200回以上放送してきたとスタジオジブリの公式情報は説明しています。
映画を家族で観たり、放送をきっかけに作品を好きになったりする経験が、世代を超えたジブリ人気を支えてきました。
静岡会場で注目された3つの展示静岡県立美術館が公開した2025年8月20日付のプレスリリースでは、主な見どころとして次の3つが紹介されていました。
1.絵コンテで振り返るジブリ作品
スタジオジブリのほぼ全作品について、一部の絵コンテを展示する企画です。
完成した映像だけでは見えにくい、映画制作の過程や場面づくりを知ることができます。
作品を何度も観てきたファンにとっては、 familiar な名場面を制作側の視点から振り返る機会にもなります。
2.ジブリ映画ポスタースタジオ
ジブリ映画のポスターの中に入り込んだような写真撮影スポットです。
作品の主人公になったような構図で写真を撮れるため、展示鑑賞だけでなく、参加型の体験を楽しみたい人にも魅力があります。
3.『風の谷のナウシカ』王蟲の世界
特に注目されたのが、『風の谷のナウシカ』に登場する腐海を表現した展示空間です。
造形作家の竹谷隆之さんらが制作した造形物をもとに、作品世界を立体的に再現する企画でした。
映画の中で描かれた独特の生態系や迫力ある世界観を、実際の空間で体感できることが特徴です。
【関係者・主催者を整理】スタジオジブリと日本テレビ、Daiichi-TVの関係
今回の展覧会を理解するには、制作会社、放送局、開催施設の役割を分けて考える必要があります。
ジブリ作品を制作するスタジオジブリと、作品をテレビで放送してきた日本テレビ、そして静岡会場を運営する主催者は、それぞれ異なる役割を担っています。
| 関係する主体 | 役割 | 静岡展との関係 |
|---|---|---|
| スタジオジブリ | アニメーション制作 | 特別協力 |
| 高畑勲 | 映画監督 | ジブリ作品の歴史を代表する人物 |
| 宮﨑駿 | 映画監督 | ジブリ作品の歴史を代表する人物 |
| 日本テレビ | 放送事業者 | 共催。「金曜ロードショー」の歴史と関係 |
| Daiichi-TV | 静岡のテレビ局 | 静岡県立美術館とともに主催 |
| 静岡県立美術館 | 展覧会会場・主催者 | 静岡会場を運営 |
静岡会場の主催者は、静岡県立美術館とDaiichi-TVです。
日本テレビは共催、スタジオジブリは特別協力という立場でした。
Daiichi-TVは静岡県を放送エリアとする日本テレビ系列のテレビ局です。
今回の展覧会では、全国的なジブリ人気と、地域のテレビ局・美術館が持つ発信力が組み合わさっています。
Daiichi-TVの公式ブログでも、2025年10月11日の開幕を伝え、360度にわたってジブリの歴史や世界観に浸れる展示として紹介していました。
ここで押さえておきたいのは、展覧会の主役がジブリ作品だけではないことです。
日本テレビの映画番組が長年にわたり作品を届けてきた歴史も、展示の重要な構成要素になっています。
そのため、作品の原画や造形物だけを期待する人と、テレビ放送を含めた時代の記録を楽しみたい人とでは、展示に対する評価が異なる可能性があります。
【チケット料金はいくらだった?】平日券・日時指定券の違い
静岡会場の観覧料金は、平日券と日時指定券の2種類が設定されていました。
興味深いのは、両方とも基本料金は同じだったという点です。
違いは料金ではなく、入場できる日と時間の条件にありました。
静岡会場のチケット料金一覧| 区分 | 平日券 | 日時指定券 |
|---|---|---|
| 一般・大学生 | 1,900円 | 1,900円 |
| 中学・高校生 | 1,500円 | 1,500円 |
| 70歳以上 | 1,000円 | 1,000円 |
| 小学生以下 | 無料 | 無料 |
平日券は、平日に来場する人向けのチケットでした。
2025年12月19日までの平日開館日であれば、指定された入場時刻を選ばずに利用できる仕組みです。
ただし、最終入場時刻は16時30分でした。
平日の時間に余裕がある人にとっては、比較的予定を立てやすいチケットだったといえます。
日時指定券の利用条件土日祝日と2025年12月23日以降は、日時指定予約制が採用されました。
購入時に指定した入場時間に合わせて来場する方式です。
日時指定券であっても、混雑状況によっては入場を待つ場合があると案内されていました。
障害者手帳などを持つ人の料金静岡県立美術館の公式案内では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などの対象となる証明書を持つ人と、その付添者1名は無料とされていました。
また、支払いが発生しない人については、日時指定制の日も予約不要という扱いでした。
2026年現在、静岡会場のチケットは買える?静岡会場のチケットは、会期中に全日程完売となりました。
静岡県立美術館は2026年1月3日付の追記で、最終日の1月4日までチケットが完売し、会場での販売もないと告知しています。
ローソンチケットの静岡展販売ページも、現在は販売終了です。
つまり、2026年11月現在、静岡会場のチケットを新たに購入することはできません。過去の販売ページが検索結果に残っていても、購入可能な公演として扱わないよう注意が必要です。
【2026年最新】ジブリ展は現在どこで開催されている?静岡再開催の可能性
静岡会場は終了しましたが、「金曜ロードショーとジブリ展」自体は2026年も巡回しています。
スタジオジブリの公式イベント情報によると、2026年11月5日現在の開催地は佐賀県です。
2026年の巡回開催スケジュール| 会場 | 開催期間 | 状況 |
|---|---|---|
| 大分県立美術館 | 2026年1月17日~3月31日 | 終了 |
| 愛媛県美術館 | 2026年4月17日~7月5日 | 終了 |
| 山口県立美術館 | 2026年7月18日~10月12日 | 終了 |
| 佐賀県立美術館・博物館 | 2026年11月3日~2027年2月14日 | 開催中 |
佐賀会場の次には、2027年3月9日から6月16日まで八戸市美術館での開催が予定されています。
この巡回情報から分かるのは、静岡展だけで終わった企画ではなく、複数の地域を回る展覧会として継続しているということです。
現在開催中の佐賀会場の情報2026年11月3日に開幕した佐賀会場の基本情報は次のとおりです。
- 会場:佐賀県立美術館・博物館
- 所在地:佐賀県佐賀市城内1丁目15-23
- 開催期間:2026年11月3日~2027年2月14日
- 通常開館時間:9時30分~18時
- 最終入場:17時
- 休館日:月曜日(祝日の開館日など例外あり)
佐賀会場でも一部日時指定制が採用されています。
2026年11月4日から12月18日までの平日は日時指定不要ですが、事前購入は必要です。土日祝日と12月22日以降の平日は日時指定制となっています。
また、会場での当日券販売はありません。静岡会場とはチケット条件が異なるため、別会場の情報をそのまま流用しないことが大切です。
静岡で再開催される予定はある?気になるのが、静岡県立美術館への再巡回です。
2026年11月5日時点で、スタジオジブリ公式の巡回情報に掲載されているのは、佐賀会場と2027年の八戸会場などです。
静岡県立美術館での再開催日程は、公式巡回情報に掲載されていません。
したがって、現状では静岡で再び開催されると断定できる情報はありません。
再開催を待っている人は、次の公式発表を確認するのが確実です。
- 静岡県立美術館の展覧会・ニュース情報
- スタジオジブリ公式イベント情報
- Daiichi-TVのイベント告知
なお、全国巡回が続いていることと、静岡への再開催が決まっていることは別問題です。別の地域で開催されているからといって、静岡での再開催まで確約されたわけではありません。
【アクセス・評判を検証】静岡県立美術館への行き方と実際の口コミ
静岡県立美術館へのアクセス静岡県立美術館は、JR静岡駅のすぐ近くにある施設ではありません。
公共交通機関を利用する場合は、JR草薙駅からバスを使う方法が便利です。
| 出発地点 | 交通手段 | 所要時間 |
|---|---|---|
| JR草薙駅 | 静鉄バス | 約6分 |
| JR草薙駅 | 徒歩 | 約25分 |
| 静鉄・県立美術館前駅 | 徒歩 | 約15分 |
| 静鉄・県立美術館前駅 | バス | 約3分 |
| JR静岡駅 | 静鉄バス | 約30分 |
バスはいずれも「県立美術館」停留所で下車します。
料金は公式アクセス案内で、草薙駅から大人200円、静岡駅から大人430円と案内されていました。
車で行く場合の駐車場事情静岡県立美術館には、周辺に約400台を収容できる無料駐車場があります。
ただし、ジブリ展の開催期間中は駐車場の混雑が問題になりました。
実際に美術館は2025年10月2日、駐車場の混雑によって長時間駐車できない状況が発生していると発表しています。
この駐車場は美術館専用ではなく、図書館や県立大学芝生園地の利用者も使用するため、展覧会だけでなく周辺施設の利用状況にも影響されます。
満車時の駐車待ちはできないとして、静岡駅、東静岡駅、草薙駅周辺の有料駐車場を利用し、公共交通機関で来館するよう呼びかけていました。
ジブリ展静岡会場の口コミ・評判実際に訪れた人の評価を知る手掛かりとして、アソビューに掲載された静岡会場の口コミがあります。
投稿内容を見ると、展示そのものへの満足度が高い人がいる一方、展示構成や混雑に不満を感じた人もいました。
主な評価を整理します。
展示の迫力・造形への評価
2025年10月21日などの投稿
絵コンテや懐かしい展示に加え、腐海や王蟲の造形が見応え十分だったという感想が見られました。写真撮影スポットを楽しんだという投稿もあります。
年代順の展示構成
2025年11月8日・11月12日の投稿
作品と当時の社会背景を年代順にたどれる点を評価する声がありました。平日に訪れ、約1時間半で鑑賞したという感想も確認できます。
展示内容と料金のバランス
2025年10月18日の投稿
作品そのものより時代背景を扱う展示が多く、期待した内容と違ったという低評価もありました。展示内容に対して料金が高いと感じた人もいます。
休日の混雑・駐車場
2025年10月11日・10月12日などの投稿
初日や三連休には駐車場の満車、入場待ち、展示スペースの混雑を指摘する声がありました。
口コミを読み解くと、この展覧会はジブリのキャラクターを間近で見ることだけが目的の展示ではなかったことが分かります。
満足しやすい人
- ジブリ映画の制作背景や歴史に興味がある
- 昔のテレビ放送や映画の記憶を振り返りたい
- 絵コンテや造形物をじっくり鑑賞したい
- 映画の世界観を再現した写真スポットを楽しみたい
期待と違う可能性がある人
- キャラクターの立体展示だけを期待している
- 原画や制作資料を大量に鑑賞することを最優先にしている
- 混雑した場所での写真撮影が苦手
- 短時間で展示を見終えたい
特に重要なのは、展覧会のタイトルにある「金曜ロードショー」という言葉です。
ジブリ映画の展示であると同時に、テレビ放送と作品が歩んできた歴史を振り返る企画でもありました。
この趣旨を理解しているかどうかで、満足度に差が出たと考えられます。
【静岡美術館のジブリ展に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:静岡のジブリ展はどこの美術館で開催されましたか?
A1:静岡県立美術館です。静岡市葵区の静岡市美術館ではありません。会場は静岡市駿河区谷田53-2でした。
Q2:ジブリ展の静岡会場は2026年も開催していますか?
A2:いいえ。2025年10月11日から2026年1月4日までの開催で、現在は終了しています。
Q3:静岡会場のチケット料金はいくらでしたか?
A3:一般・大学生1,900円、中学・高校生1,500円、70歳以上1,000円、小学生以下無料でした。平日券と日時指定券で基本料金は同じでした。
Q4:2026年11月現在、ジブリ展はどこで開催されていますか?
A4:佐賀県立美術館・博物館です。2026年11月3日から2027年2月14日まで開催されています。
Q5:静岡県立美術館でジブリ展が再開催される予定はありますか?
A5:2026年11月5日時点で、静岡会場の再開催日程は公式巡回情報に掲載されていません。今後の開催については静岡県立美術館とスタジオジブリの公式発表を確認してください。
Q6:静岡県立美術館には車で行けますか?
A6:車で行くことはできます。周辺には約400台分の無料駐車場があります。ただし、過去のジブリ展開催時には混雑が発生していたため、公共交通機関の利用もおすすめです。
「静岡美術館ジブリ」という検索で探されている展覧会の正式名称は「金曜ロードショーとジブリ展」です。
静岡会場は静岡市美術館ではなく、静岡県立美術館。2025年10月11日から2026年1月4日まで開催され、一般・大学生1,900円、中高生1,500円、70歳以上1,000円、小学生以下無料という料金設定でした。
展示内容は、スタジオジブリの絵コンテや映画ポスターの撮影スポット、『風の谷のナウシカ』の王蟲の世界など。加えて、日本テレビ「金曜ロードショー」がジブリ作品を広く届けてきた歴史をたどる構成でした。
2026年11月現在、静岡会場は終了していますが、展覧会は佐賀県立美術館・博物館で開催中です。次の巡回先として2027年の八戸市美術館も発表されています。
【プロの結論】再開催を待つなら公式の巡回発表が判断材料今回の展覧会で注目すべきなのは、ジブリ作品の人気だけでなく、テレビ放送というメディアが作品文化を世代に伝えてきた歴史です。
映画を劇場で観た世代と、金曜ロードショーで初めて作品に触れた世代では、同じジブリ作品でも思い出の形が異なります。その違いを一つの展示空間で振り返れることが、本展の独自性でした。
静岡で再び鑑賞したい人は、未発表の開催日程をうたう非公式情報に惑わされず、静岡県立美術館、スタジオジブリ、Daiichi-TVの正式発表を確認することが大切です。
静岡会場のチケットを探すよりも、現在開催中の巡回先と今後の開催地を確認すること。それが、2026年11月時点でジブリ展を楽しむための最も確実な方法です。