2026年現在、70代を迎えても第一線で活躍を続ける日本の大御所俳優には、水谷豊、松平健、小日向文世、石橋凌、山路和弘、坂東彌十郎らがいます。テレビドラマや映画、舞台、歌舞伎、声優など、それぞれ異なる分野で長いキャリアを築き、年齢を重ねたからこそ表現できる存在感を発揮しています。
70代の俳優といっても、代表作や活動スタイルはさまざまです。2026年11月5日時点の年齢を基準に、70代男性俳優のプロフィール、代表作、近年の出演情報を整理するとともに、70代の女優や世代を代表する名優の顔ぶれも紹介します。
【2026年最新版】70代の大御所俳優には誰がいる?代表的な顔ぶれを紹介

70代の大御所俳優には、長寿ドラマを支えてきた主演俳優から、作品に深みを与える名脇役、舞台を中心に活動する実力派まで幅広い人物がいます。
2026年11月5日時点で70歳から79歳に該当する俳優のうち、特に知名度と実績のある人物を紹介します。
水谷豊(74歳)水谷豊は、1952年7月14日生まれ。北海道出身の俳優・歌手です。
子役として活動を始め、1968年のテレビドラマ『バンパイヤ』で初主演。その後、『傷だらけの天使』『熱中時代』『刑事貴族』など、時代を代表する作品に出演してきました。
代表作として広く知られているのが、テレビ朝日の刑事ドラマ『相棒』シリーズです。
水谷が演じる杉下右京は、鋭い観察眼と独特の話し方を持つ刑事。長年にわたって作品の中心人物を務め、日本の刑事ドラマを代表するキャラクターとなりました。
2026年は『相棒 season25』が10月21日にスタート。寺脇康文演じる亀山薫とのコンビが続くほか、及川光博演じる神戸尊とのリレー出演も話題になっています。
テレビ朝日の公式番組情報でも、season25はシリーズの節目となるメモリアルシーズンとして紹介されています。
74歳を迎えても、長期シリーズの中心を担う存在です。
松平健(72歳)松平健は1953年11月28日生まれ、愛知県豊橋市出身です。
俳優としての代表作は、1978年に始まった時代劇『暴れん坊将軍』シリーズ。
演じた徳川吉宗は、松平健の代名詞ともいえる役柄です。約25年間、全832回にわたって主演を務め、時代劇ファンを中心に幅広い支持を獲得しました。
もう一つの大きな実績が、2004年に大ヒットした『マツケンサンバII』です。
時代劇俳優としてのイメージに加え、華やかな衣装とパフォーマンスによって、若い世代にも認知される存在になりました。
2026年も活動は活発です。
- 8月:株式会社アミューズのスペシャルアンバサダーに就任
- 9月9日:『マツケンサンバII』のVRChat向けデジタルコンテンツ発売
- 11月15日:豊川稲荷の御開帳特別企画「マツケン御成行列」に出演予定
- 2027年1月:『松平健×コロッケ45周年特別公演』に出演予定
これらの情報は松平健の公式サイトや所属関連会社の発表で案内されています。
俳優、歌手、舞台人という複数の顔を持つことが、長く愛される理由の一つです。
小日向文世(72歳)小日向文世は1954年1月23日生まれ、北海道出身です。
1977年にオンシアター自由劇場へ入団し、舞台俳優としてキャリアをスタートさせました。1996年の劇団解散後は映像作品にも活動の幅を広げています。
代表作には、次のような作品があります。
- 『HERO』
- 『古畑任三郎』
- 『JIN-仁-』
- 『緊急取調室』
- 『アウトレイジ』シリーズ
- 『VIVANT』
小日向の魅力は、親しみやすい雰囲気と、役柄によって変わる表情の幅です。
温厚な人物から、腹の内を読ませない権力者、物語の展開を左右する人物まで、作品ごとに異なる存在感を見せています。
2026年は映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』『お終活3 幸春!人生メモリーズ』などに出演。
加えて、TBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンや、日本テレビ系『俺たちの箱根駅伝』にも出演しています。
長年の舞台経験を土台に、映像作品でも幅広い役柄を演じ続けています。
石橋凌(70歳)石橋凌は1956年7月20日生まれ、福岡県久留米市出身です。
俳優としてだけでなく、ロックバンドA.R.B.のボーカリストとしても知られています。
A.R.B.は1977年に結成され、翌1978年にシングル『野良犬』でデビューしました。
1990年には俳優活動に専念するためバンド活動を休止。その後、映画やテレビドラマで存在感を示してきました。
代表作として挙げられるのが、次の映画です。
- 『ア・ホーマンス』
- 『Aサインデイズ』
- 『キッズ・リターン』
- 『AIKI』
特に『ア・ホーマンス』では松田優作監督作品の主演を務め、俳優として高い評価を受けました。
また、『Aサインデイズ』では主演男優賞、『キッズ・リターン』では助演男優賞などを受賞しています。
2026年は音楽活動にも力を入れており、「歌う!石橋凌〜君の住む街へ〜Around Tour」を展開。
公式サイトでは2028年のデビュー50周年に向けたメッセージも公開されています。
俳優としての存在感だけでなく、音楽家としてのキャリアも継続している人物です。
山路和弘(72歳)山路和弘は1954年6月4日生まれ、三重県出身です。
舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、テレビドラマ、映画、アニメ、洋画の吹き替えなど、多方面で活躍しています。
代表的な出演作品には以下があります。
- NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
- NHK大河ドラマ『麒麟がくる』
- ドラマ『ナオミとカナコ』
- アニメ『ドラゴンボール超』
- 映画『ONE PIECE FILM GOLD』
- 舞台『メリー・ポピンズ』
- 舞台『罪と罰』
吹き替えでは、ジェイソン・ステイサムの声を担当することでも知られています。
山路の強みは、声そのものの存在感と、舞台で培った表現力です。
2026年5月1日には、朴璐美とともに新会社「株式会社SViL」を設立。新たな活動基盤を築きました。
また、2026年には舞台『リア王』や音楽朗読劇VOICARIONなどへの出演情報も発表されています。
俳優・声優・ナレーターという複数の分野を横断する実力派です。
坂東彌十郎(70歳)坂東彌十郎は1956年5月10日生まれ、東京都出身の歌舞伎俳優です。
1973年5月、歌舞伎座『奴道成寺』の観念坊役で坂東彌十郎を名のり、初舞台を踏みました。
その後、三代目市川猿之助の門下で研鑽を積み、二十一世紀歌舞伎組のメンバーとしても活動しました。
一般のテレビ視聴者に広く知られるきっかけとなった作品の一つが、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』です。
北条義時の父・北条時政を演じ、豪快さと人間的な複雑さを併せ持つ人物像を表現しました。
2026年も歌舞伎の舞台を中心に活動しています。
11月1日から25日まで歌舞伎座で上演される『吉例顔見世大歌舞伎』では、『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』に出演。
加えて、映画『キングダム 魂の決戦』やドラマ『銀河の一票』などの出演情報も所属事務所のプロフィールに掲載されています。
伝統芸能の世界で培った経験を映像作品にも生かしている俳優です。
【年齢一覧表】70代男性俳優の生年月日・代表作・2026年の活動
ここでは、70代男性俳優の年齢と代表作を比較します。
年齢はすべて2026年11月5日時点で計算しています。誕生日を迎えていない場合は、前年齢のまま記載しています。
| 俳優名 | 生年月日 | 年齢 | 主な代表作 | 2026年の活動 |
|---|---|---|---|---|
| 水谷豊 | 1952年7月14日 | 74歳 | 『相棒』『熱中時代』 | 『相棒 season25』 |
| 松平健 | 1953年11月28日 | 72歳 | 『暴れん坊将軍』 | イベント・音楽・舞台 |
| 小日向文世 | 1954年1月23日 | 72歳 | 『HERO』『VIVANT』 | 『VIVANT』第2シーズン、『俺たちの箱根駅伝』 |
| 石橋凌 | 1956年7月20日 | 70歳 | 『ア・ホーマンス』『キッズ・リターン』 | 音楽活動・Around Tour |
| 山路和弘 | 1954年6月4日 | 72歳 | 『麒麟がくる』『罪と罰』 | 舞台・声優・朗読劇 |
| 坂東彌十郎 | 1956年5月10日 | 70歳 | 『鎌倉殿の13人』 | 歌舞伎・映画・ドラマ |
| 舘ひろし | 1950年3月31日 | 76歳 | 『あぶない刑事』『西部警察』 | 映画・BS10の番組出演 |
このほか、70代の俳優には、寺尾聰(1947年生まれ・79歳)、武田鉄矢(1949年生まれ・77歳)などもいます。
舘ひろしは『あぶない刑事』シリーズで知られ、2026年には映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が公開されました。BS10では映画を紹介する番組『舘ひろし シネマラウンジ』にも出演しています。
年齢だけでなく、俳優としてのキャリアや現在の活動分野を合わせて見ると、同じ70代でも異なる魅力があることが分かります。
【70代女優一覧】今も存在感を放つ女性の名優たち
70代の大御所俳優というテーマでは、男性俳優だけでなく、長年にわたり映画やドラマを支えてきた女性俳優にも注目したいところです。
2026年11月5日時点で70代に該当する代表的な女優を紹介します。
桃井かおり(74歳)1952年4月8日生まれ。
1970年代から映画やテレビドラマで活躍し、独特の存在感と自然体の演技で評価されてきました。
代表作には『幸福の黄色いハンカチ』『もう頬づえはつかない』『神様のくれた赤ん坊』などがあります。
1979年には『もう頬づえはつかない』『神様のくれた赤ん坊』などでブルーリボン賞主演女優賞を受賞しました。
松坂慶子(74歳)1952年7月20日生まれ。
映画、テレビドラマ、舞台などで長く活躍する日本を代表する女優の一人です。
代表作は『蒲田行進曲』『死の棘』『上海バンスキング』など。
特に映画『蒲田行進曲』などで見せた演技は、現在も日本映画を語るうえで欠かせない実績です。
田中裕子(71歳)1955年4月29日生まれ。
1979年のNHK連続テレビ小説『マー姉ちゃん』で注目され、1983年の『おしん』で全国的な人気を獲得しました。
映画『天城越え』などでも高い評価を受け、幅広い役柄を演じてきた実力派です。
70代女優に共通する魅力70代の女性俳優には、若い頃から積み重ねてきた経験を、年齢を重ねた役柄の表現に生かしている人が多くいます。
母親、経営者、人生経験豊富な人物、社会的な立場を持つ女性など、若い世代とは異なる役柄を説得力を持って演じられることも大きな強みです。
男性俳優と同じく、年齢を重ねたことが必ずしも活動の縮小につながるわけではありません。
【代表作とキャリアを比較】70代の名優と演技派俳優は何が違う?
70代の大御所俳優を理解するには、単に出演作品の数や知名度だけで判断しないことも大切です。
俳優としての歩みを比較すると、それぞれの強みが異なります。
長寿シリーズを背負う主演型水谷豊と松平健は、長期間にわたって代表作の中心を担ってきた俳優です。
水谷豊は『相棒』の杉下右京、松平健は『暴れん坊将軍』の徳川吉宗という、作品と強く結び付いた役柄を持っています。
こうした俳優の特徴は、長年の視聴者との信頼関係です。
新しいシーズンが始まっても、主人公の魅力を保ちながら物語を更新できることが、シリーズの継続につながっています。
脇役から作品を支える演技派小日向文世、石橋凌、山路和弘は、異なるジャンルで独自の存在感を発揮しています。
小日向は柔和な雰囲気から緊張感のある役柄まで対応でき、石橋は音楽活動で培った個性と映画俳優としての重厚感を持ち合わせています。
山路は声の演技にも強みがあり、舞台、映像、吹き替えという複数の分野で活動しています。
主演か脇役かという区分だけでは、その実力を測れません。
伝統芸能を現代の映像作品につなぐ俳優坂東彌十郎は、歌舞伎を活動の中心とする俳優です。
歌舞伎には、型、所作、声の出し方、身体表現など、長年の修練によって培われる技術があります。
その経験がテレビドラマや映画における役柄の説得力にもつながっています。
特に『鎌倉殿の13人』での北条時政役は、歌舞伎の世界で培った存在感を映像作品で発揮した例として印象的です。
【2026年の活動から分析】70代俳優が第一線で活躍し続ける理由
70代の俳優が今も多くの作品に出演している背景には、俳優業そのものの変化があります。
年齢に合った役柄の需要がある映画やドラマには、若い主人公だけでなく、組織のトップ、親世代、政治家、経営者、師匠など、年齢を重ねた人物が登場します。
物語に説得力を持たせるためには、人生経験を感じさせる演技が欠かせません。
そのため、長いキャリアを持つ俳優には、若手とは異なる役柄の需要があります。
活動の場がテレビ以外にも広がっている俳優の活動は、テレビドラマや映画だけではありません。
例えば、松平健は舞台と音楽活動、石橋凌はライブツアー、山路和弘は吹き替えや朗読劇、坂東彌十郎は歌舞伎を中心に活動しています。
作品の発表媒体が増えたことで、俳優が自分の強みを生かせる場所も多様化しています。
長年の経験が作品の安定感につながる長いキャリアを持つ俳優は、役柄の背景や人物の心理を理解し、限られた出演時間でも印象を残す技術を身につけています。
特に連続ドラマやシリーズ作品では、主人公を支えるベテラン俳優の存在が作品全体の安定感を生み出します。
若い世代との共演によって、演技の世代間交流が生まれることも見逃せません。
2026年最新の俳優ランキングを見る際の注意点70代の人気俳優ランキングを調べる人も少なくありません。
ただし、2026年の俳優ランキングには、統一された公的な順位があるわけではありません。
テレビ局のアンケート、映画ファンの投票、インターネット調査、年代別の人気調査など、調査主体や対象によって結果は変わります。
ランキングを見る際は、次の点を確認すると判断しやすくなります。
- 調査を実施した企業や媒体はどこか
- 調査対象の年齢や人数は明記されているか
- 投票期間はいつか
- 知名度、演技力、好感度のどれを評価しているか
- 70代限定なのか、全世代を対象にしているのか
例えば、水谷豊や松平健は代表作の知名度が高く、小日向文世や山路和弘は演技の幅や作品への貢献度で評価されることがあります。
ランキングの順位だけでは、それぞれの俳優の実績を十分に比較できません。
【プロの結論】70代の大御所俳優を評価するなら代表作と現在の活動に注目
70代の大御所俳優を知るうえで、最も重要なのは年齢だけで判断しないことです。
水谷豊には『相棒』、松平健には『暴れん坊将軍』、小日向文世には『HERO』や『VIVANT』、石橋凌には『ア・ホーマンス』や『キッズ・リターン』、山路和弘には舞台や吹き替えの実績、坂東彌十郎には歌舞伎という、それぞれのキャリアを象徴する分野があります。
こうした代表作は、単に過去の出演歴ではありません。
その俳優がどのような役柄を得意とし、どのように演技の幅を広げてきたのかを知る手掛かりになります。
また、70代の俳優には、現在も主演として作品を牽引する人、名脇役として物語を支える人、伝統芸能や音楽など別の表現分野で活躍する人がいます。
一つの尺度で優劣をつけるよりも、各俳優のキャリアと現在の活動を分けて見ることが、名優の魅力を理解する近道です。
【よくある質問】70代の大御所俳優に関するFAQ
Q1:70代の有名な男性俳優には誰がいますか?
A1:水谷豊、松平健、小日向文世、石橋凌、山路和弘、坂東彌十郎、舘ひろしなどがいます。それぞれ映画、テレビドラマ、舞台、歌舞伎など異なる分野で実績を積んできました。
Q2:2026年現在、水谷豊は何歳ですか?
A2:水谷豊は1952年7月14日生まれで、2026年11月5日時点では74歳です。2026年10月21日から始まった『相棒 season25』でも杉下右京役を務めています。
Q3:松平健は2026年現在、何歳ですか?
A3:松平健は1953年11月28日生まれで、2026年11月5日時点では72歳です。同年11月28日に73歳を迎えます。『暴れん坊将軍』や『マツケンサンバII』で知られ、現在も舞台やイベントなどで活動しています。
Q4:小日向文世の代表作は何ですか?
A4:『HERO』『古畑任三郎』『JIN-仁-』『緊急取調室』『VIVANT』などが代表作です。柔和な人物から複雑な内面を持つ人物まで幅広く演じています。
Q5:70代の女優には誰がいますか?
A5:桃井かおり、松坂慶子、田中裕子などが代表的です。映画やテレビドラマで長いキャリアを築き、現在も日本の映像文化を支える存在です。
Q6:70代の俳優は現在もドラマや映画に出演していますか?
A6:はい。2026年も水谷豊は『相棒 season25』、小日向文世は『VIVANT』第2シーズンや『俺たちの箱根駅伝』などに出演しています。ほかにも舞台、歌舞伎、音楽活動など、幅広い分野で活躍しています。
2026年現在、70代の大御所俳優には、水谷豊、松平健、小日向文世、石橋凌、山路和弘、坂東彌十郎など、個性豊かな名優がそろっています。
彼らに共通しているのは、長い年月をかけて確立した演技力と、それぞれの分野で培ってきた確かな実績です。
『相棒』や『暴れん坊将軍』のような長寿シリーズを支える俳優もいれば、映画、舞台、声優、歌舞伎などで新しい挑戦を続ける俳優もいます。
70代という年齢は、俳優人生の終着点ではありません。むしろ、これまでの経験が役柄に深みを与え、若い世代にはない魅力を生み出す時期でもあります。
今後の出演作や舞台活動にも注目しながら、それぞれの俳優が歩んできたキャリアと、これから見せてくれる新たな表現を楽しみたいところです。
主な事実確認資料: 各俳優の公式プロフィール・所属事務所発表、テレビ朝日『相棒 season25』公式情報、TBS『VIVANT』公式情報、松竹エンタテインメント、松平健公式サイト、石橋凌公式サイト、日本タレント名鑑など。