第5シリーズの初回放送日は2024年1月13日。NHK総合で毎週土曜深夜に放送され、最終回は2024年3月30日に放送されました。制作はスタジオぴえろとスタジオ サインポストが担当しています。
ここで話数について、少し注意が必要です。NHKエンタープライズの作品紹介には全12話という記載がありますが、アニメ公式サイトのエピソード一覧、制作会社ぴえろの作品情報、dアニメストアの作品ページはいずれも第13話まで掲載しています。したがって、実際の放送・配信エピソード数は全13話とするのが正確です。
なお、初回の放送予定は2024年1月6日でしたが、実際の放送開始は1月13日です。最終日の3月30日には第12話と第13話が連続して放送されました。こうした放送スケジュールの違いも、話数を取り違えやすい理由の一つです。
第5シリーズの作品概要| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | キングダム 第5シリーズ |
| 放送開始 | 2024年1月13日 |
| 最終放送日 | 2024年3月30日 |
| 放送局 | NHK総合 |
| 放送時間 | 毎週土曜深夜 |
| 話数 | 全13話 |
| 主なエピソード | 黒羊丘の戦い |
| 原作 | 原泰久 |
| 監督 | 今泉賢一 |
| シリーズ構成 | 高木登 |
| キャラクターデザイン | 阿部恒 |
| アニメーション制作 | ぴえろ/スタジオ サインポスト |
全13話のタイトルは次のとおりです。
1. 第1話「化物達の出陣」
2. 第2話「戦場の匂い」
3. 第3話「黒羊の夜」
4. 第4話「副長の責任」
5. 第5話「執念の渡河」
6. 第6話「黒羊の大一番」
7. 第7話「離眼の悲劇」
8. 第8話「一瞬の出来事」
9. 第9話「〝凶〟」
10. 第10話「矜持の咆哮」
11. 第11話「尾平と飛信隊」
12. 第12話「勝敗の夜ふけ」
13. 第13話「蔡沢の矜持」
前半は黒羊丘の地形や敵味方の配置を理解するための展開が続き、中盤から終盤にかけては桓騎の策略、紀彗の決断、飛信隊の葛藤が物語を大きく動かします。最終話では戦場の決着だけでなく、次の政治的な局面へつながる動きも描かれます。
【黒羊丘編のあらすじ】信と桓騎が挑む趙攻略戦の見どころ

第5シリーズの舞台は、秦国が中華統一に向けて攻略を狙う趙国の重要拠点・黒羊丘です。黒羊丘は単純な平原ではなく、丘陵と森林が入り組んだ複雑な地形。視界や進軍経路が制限されるため、兵力の多さだけでは勝敗を決められません。
秦軍は、この攻略戦の総大将に桓騎を任命します。元野盗の頭領であり、常識にとらわれない戦術を得意とする桓騎は、正攻法だけで戦場を支配する将軍ではありません。敵の心理や状況を利用し、相手の予想を超える方法で勝利を狙います。
一方、飛信隊を率いる信は、桓騎の戦い方に強い違和感を覚えます。敵兵だけでなく、戦いに巻き込まれた人々の扱いにも厳しい信にとって、勝利のためなら非道な手段も選ぶ桓騎の姿勢は受け入れがたいものです。
対する趙軍の総大将は、李牧から厚い信頼を寄せられる慶舎。加えて、離眼城の城主である紀彗も戦局の重要人物として登場します。桓騎と慶舎の知略、紀彗が背負う故郷への責任、信が守ろうとする将としての信念が複雑に絡み合っていきます。
見どころ1:桓騎と信の価値観の衝突黒羊丘編で最も印象的なのは、秦軍内部にある価値観の違いです。
信は、仲間を守りながら正面から戦うことを重視します。対して桓騎は、勝利という目的を達成するために手段を限定しません。両者は同じ秦軍に属していても、戦争に対する考え方は大きく異なります。
この対立は、単なる上官と部下の反発ではありません。将軍として何を守り、何を犠牲にするのかという、作品全体に通じるテーマを浮き彫りにしています。
見どころ2:慶舎の戦術と桓騎の読み合い趙軍の慶舎は、正面から力をぶつけるだけの将軍ではありません。敵の動きを見極め、相手が仕掛けてくる瞬間を狙う戦術を得意としています。
そのため、桓騎との戦いは単純な兵力勝負にはなりません。相手が何を狙っているのか、どこで動くのかを読み合う心理戦が続きます。
原作42巻の集英社公式紹介でも、黒羊丘の攻防は「幾重にも絡む謀略と駆け引きの応酬戦」として紹介されています。アニメ第5シリーズの戦略面を理解するうえでも、重要な巻です。
見どころ3:紀彗と離眼の悲劇紀彗は、趙軍の将としてだけではなく、故郷の人々を守る立場から戦場に立っています。離眼という土地とそこに暮らす人々への思いが、彼の判断に大きな影響を与えます。
特に第7話「離眼の悲劇」は、黒羊丘編のテーマを理解するうえで重要なエピソードです。戦争を国家同士の勝敗だけで捉えるのではなく、そこに生きる人々の生活や故郷まで視野に入れることで、物語に別の重みが生まれます。
見どころ4:飛信隊の仲間たちの成長信だけでなく、羌瘣、河了貂、渕、尾平など、飛信隊を支える仲間たちにも見せ場があります。
特に渕の奮闘は、強力な将軍や武勇に優れた兵士だけが戦局を左右するわけではないことを示しています。組織を支える人間の責任感や、仲間同士の信頼が戦場でどのような意味を持つのかが丁寧に描かれています。
また、桓騎軍から飛信隊へ移る那貴の存在も見逃せません。異なる価値観を持つ集団の交流が、飛信隊の組織としての成長につながっています。
【キャスト・声優一覧】森田成一、伊藤健太郎、平川大輔らの出演
第5シリーズでは、従来からの主要キャストに加え、黒羊丘編で重要な役割を果たす趙軍の人物たちにも実力派声優が起用されています。
特に注目したいのは、信役の森田成一、桓騎役の伊藤健太郎、慶舎役の平川大輔です。信の直情的な熱さ、桓騎の底知れない不気味さ、慶舎の静かな威圧感という、それぞれ異なる人物像が声の演技によって表現されています。
主要キャラクターと声優の関係一覧| キャラクター | 声優 | 物語における役割 |
|---|---|---|
| 信 | 森田成一 | 飛信隊隊長。天下の大将軍を目指す主人公 |
| 嬴政 | 福山潤 | 中華統一を目指す秦国の王 |
| 河了貂 | 釘宮理恵 | 飛信隊を支える軍師 |
| 羌瘣 | 日笠陽子 | 飛信隊の副長。高い戦闘能力を持つ |
| 渕 | 赤城進 | 飛信隊の副長。仲間をまとめる存在 |
| 尾平 | 鳥海浩輔 | 飛信隊の古参兵 |
| 桓騎 | 伊藤健太郎 | 黒羊丘攻略戦を率いる秦軍総大将 |
| 黒桜 | 永峰遙 | 桓騎軍の幹部 |
| 雷土 | 乃村健次 | 桓騎軍の主要幹部 |
| 摩論 | 佐久間元輝 | 桓騎軍の参謀的存在 |
| 那貴 | 小西克幸 | 桓騎軍から飛信隊へ移る人物 |
| 慶舎 | 平川大輔 | 趙軍総大将。沈黙の狩人 |
| 紀彗 | 石井康嗣 | 離眼城の城主。趙軍の重要人物 |
| 李牧 | 森川智之 | 趙国の天才軍師 |
上記は制作会社ぴえろおよびdアニメストアのキャスト情報をもとに整理しています。
信役・森田成一の演技に注目信を演じる森田成一は、主人公の持つ直情的な性格と、戦場で経験を重ねる将としての変化を表現しています。
第5シリーズの信は、単純に敵を倒すことだけを考えているわけではありません。桓騎の行動を目の当たりにし、自分が目指す将軍像について改めて向き合うことになります。
そのため、戦闘中の叫びや勢いのあるセリフだけでなく、仲間を守ろうとする場面や、桓騎のやり方に反発する場面での演技にも注目したいところです。
桓騎役・伊藤健太郎が表現する異質な将軍像伊藤健太郎が演じる桓騎は、第5シリーズの物語を大きく左右する人物です。
桓騎の特徴は、感情をあまり表に出さず、相手の予測を裏切る行動を取るところにあります。一般的な武将のイメージとは異なる存在であり、信との対比によってその特異性が際立ちます。
桓騎の過去や軍の構成が描かれることも、第5シリーズの大きなポイントです。単なる冷酷な敵役ではなく、彼自身の論理を持つ将軍として見ることで、黒羊丘編の理解が深まります。
慶舎役・平川大輔が担う静かな緊張感平川大輔が演じる慶舎は、趙軍の総大将として桓騎と対峙します。
慶舎の魅力は、派手な言動よりも相手の動きを待ち、状況を見極める姿勢にあります。桓騎の大胆な戦術と、慶舎の慎重な読み合いがぶつかることで、戦場に独特の緊張感が生まれています。
【OP・ED主題歌】DeNeel「導火」とNovel Core「RULERS」
オープニングテーマ
導火
DeNeel
第5シリーズ OP
エンディングテーマ
RULERS
Novel Core
第5シリーズ ED
第5シリーズの音楽面を彩るのは、DeNeelの「導火」とNovel Coreの「RULERS」です。両楽曲はアニメ公式サイトのディスコグラフィーにも掲載されています。
OP「導火」DeNeelオープニングテーマ「導火」は、DeNeelが担当しています。
黒羊丘編では、戦いが始まる前の緊張感や、敵味方双方の思惑が交差する展開が続きます。「導火」というタイトルも、戦場で何かが動き始めるような物語の雰囲気と重なります。
激しい戦闘だけでなく、戦局が変化する直前の緊迫感を意識しながら映像と一緒に楽しみたい楽曲です。
ED「RULERS」Novel CoreエンディングテーマはNovel Coreの「RULERS」です。
第5シリーズでは、勝敗だけでは割り切れない人間の信念や、組織を率いる立場の責任が描かれます。物語を見終えた後に、それぞれの人物が抱えている思いを振り返るうえで、エンディングの存在も印象に残ります。
OPが戦場へ向かう高揚感を担う一方、EDは物語の余韻を味わうための楽曲として楽しめます。
【配信情報と歴代シリーズ比較】第6シリーズへのつながりも解説
2026年現在、第5シリーズはどこで見られる?第5シリーズを見直す場合、まず確認したいのが定額制動画配信サービスです。
dアニメストアでは「キングダム 第5シリーズ」の作品ページが公開されており、全13話のエピソード情報が掲載されています。
また、2026年の配信情報を扱ったアニメ専門メディアでは、次のサービスが配信先として紹介されています。
- dアニメストア
- U-NEXT
- Amazon Prime Video
- Hulu
- Netflix
- Lemino
- FOD
- TELASA
- DMM TV
ただし、配信作品や見放題・レンタルの区分はサービスごとに変更されます。契約前には各サービスの作品ページで、第5シリーズ全13話が視聴対象になっているか確認してください。TVerなどの無料見逃し配信が常時行われているわけではありません。
キングダムアニメの歴代シリーズを比較第5シリーズの位置づけを理解するには、これまでのシリーズを振り返ると分かりやすくなります。
| シリーズ | 放送時期 | 話数 | 主な物語 |
|---|---|---|---|
| 第1シリーズ | 2012~2013年 | 38話 | 王都奪還・馬陽など |
| 第2シリーズ | 2013~2014年 | 39話 | 山陽攻略戦など |
| 第3シリーズ | 2021年 | 26話 | 合従軍編 |
| 第4シリーズ | 2022年 | 26話 | 成蟜の変・著雍攻略戦・毐国反乱編 |
| 第5シリーズ | 2024年 | 13話 | 黒羊丘の戦い |
| 第6シリーズ | 2025年 | 13話 | 鄴攻略戦 |
第1・第2シリーズは比較的長い話数で物語を展開していましたが、第3シリーズ以降は26話、26話、13話とシリーズごとに構成が変化しています。第5シリーズは黒羊丘の戦いに焦点を絞った、全13話の比較的コンパクトな構成です。
第6シリーズは2025年10月4日に放送開始第5シリーズの次に続く第6シリーズは、2025年10月4日24時10分からNHK総合で放送されました。物語の中心となるのは、趙国の重要拠点・鄴をめぐる攻略戦です。
第5シリーズで黒羊丘を攻略した秦軍は、次なる戦略として鄴を狙います。秦国では王翦、桓騎、楊端和による連合軍が編成され、信の飛信隊、蒙恬の楽華隊、王賁の玉鳳隊も独立遊軍として参加します。
第6シリーズでは、信が王騎から託された矛を持って戦場へ向かうことも重要な見どころです。黒羊丘で経験した戦いが、信の将としての成長にどのようにつながるのかが描かれます。
加えて、2026年1月7日には集英社から第6シリーズの続編制作決定が発表されています。第5シリーズを見終えた読者にとっても、物語はまだ先へと続いています。
第5シリーズの評判と見どころをどう評価する?第5シリーズの特徴は、大軍同士の正面衝突だけでなく、戦術、心理、倫理観の対立を重視している点です。
第3シリーズの合従軍編のような複数国家を巻き込む大規模戦争とは異なり、第5シリーズは黒羊丘という限定された戦場を中心に展開します。そのため、戦局の規模よりも、一つひとつの判断が勝敗に与える影響に注目する作品になっています。
評価する際に注目したい要点は、次の3つです。
- 戦略性を楽しめるか: 地形や軍の配置、敵将の心理を読み合う展開が好きな人には見応えがある。
- 人物の価値観に注目できるか: 信と桓騎の対立を通じて、戦争における正義や勝利の意味を考えられる。
- 原作のドラマ性を味わいたいか: 紀彗や慶舎など、敵側の人物にも焦点が当たるため、単純な勧善懲悪ではない物語を楽しめる。
反対に、毎回大規模な合戦や派手な一騎打ちを期待する人には、戦術や人物描写が中心となる序盤が少しゆっくり感じられる可能性があります。
しかし、黒羊丘編は単に一つの土地を奪い合う戦いではありません。桓騎という異質な将軍を通じて、信が自分の信念と向き合う物語でもあります。シリーズ全体の中で見ても、人物の内面を理解するために欠かせないエピソードです。
【キングダムアニメ第5シリーズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キングダムアニメ第5シリーズは全何話ですか?
A1:全13話です。2024年1月13日に放送が始まり、3月30日に最終話の第13話「蔡沢の矜持」が放送されました。一部の作品紹介には全12話という記載がありますが、公式サイトと制作会社の情報では全13話です。
Q2:キングダム第5シリーズは原作漫画の何巻から何巻までですか?
A2:おおむねコミックス41巻から45巻にあたります。中心となるのは黒羊丘編です。最終話「蔡沢の矜持」は原作45巻に収録されているエピソードと対応しています。続きを原作で読む場合は45巻から確認するとよいでしょう。
Q3:キングダム第5シリーズの主人公・信の声優は誰ですか?
A3:信役は森田成一です。桓騎役は伊藤健太郎、慶舎役は平川大輔、嬴政役は福山潤、羌瘣役は日笠陽子が担当しています。
Q4:キングダム第5シリーズのOPとEDは誰が歌っていますか?
A4:オープニングテーマはDeNeelの「導火」、エンディングテーマはNovel Coreの「RULERS」です。どちらも公式ディスコグラフィーに掲載されています。
Q5:キングダム第6シリーズはいつ放送されましたか?
A5:2025年10月4日24時10分からNHK総合で放送が始まりました。鄴攻略戦を中心とした物語で、2026年1月には第6シリーズの続編制作も発表されています。
Q6:キングダム第5シリーズだけを見ても内容は理解できますか?
A6:黒羊丘編単独でも戦いの展開は楽しめますが、信と嬴政の関係、飛信隊の成長、桓騎の人物像を理解するには第1~第4シリーズを順番に見るのがおすすめです。特に第4シリーズまでの政治的な展開を押さえておくと、第5シリーズの背景が分かりやすくなります。
『キングダム』アニメ第5シリーズは、2024年1月13日から3月30日までNHK総合で放送された全13話の作品です。原作41巻から45巻を中心に、秦軍と趙軍が激突する黒羊丘の戦いを描いています。
信役の森田成一、桓騎役の伊藤健太郎、慶舎役の平川大輔をはじめとする声優陣の演技に加え、DeNeelの「導火」、Novel Coreの「RULERS」も作品を彩る重要な要素です。
第5シリーズを理解するうえで特に重要なのは、信と桓騎の価値観の違いです。単に敵を倒して領土を獲得するだけでなく、勝つために何を許容するのか、将軍として何を守るべきなのかという問題が物語の根底にあります。
【プロの結論】黒羊丘編はキングダム全体の人物理解を深める転換点第5シリーズを単独の戦争アニメとして見ると、黒羊丘の攻略が物語の中心に見えます。しかし、シリーズ全体の流れから見ると、さらに大きな意味があります。
それは、信が自分とは異なる戦い方をする将軍と向き合い、自分が目指す大将軍像を改めて考える機会になっていることです。
桓騎は勝利のために常識を覆す将軍であり、信は仲間との信頼や自らの信念を大切にする将です。この対比を理解しておくと、第6シリーズの鄴攻略戦で描かれる秦軍の連合体制や信の成長も、より深く楽しめます。
これから視聴する人は、第1シリーズから順番に見るのが理想です。すでに第4シリーズまで見た人なら、第5シリーズの黒羊丘編を経て第6シリーズへ進むことで、信の成長と秦国の中華統一戦略を一貫した物語として味わえます。
黒羊丘の戦いは、秦軍の勝利だけで終わるエピソードではありません。信が天下の大将軍へ近づくための、重要な成長の一歩なのです。