『キングダム』アニメ第4シリーズは、2022年4月9日からNHK総合で放送された全26話の作品です。第3シリーズの「合従軍編」で秦国が国家存亡の危機を乗り越えた後、物語の舞台は敵国との大規模な戦争から、秦国内の権力争いへと移ります。
中心となるのは、王弟・成蟜の戦いを描く「成蟜の変」、魏国との激戦「著雍攻略戦」、そして嬴政と呂不韋の対立が大きく動く「毐国反乱編」です。信の戦場での成長だけでなく、嬴政が秦国の実権を取り戻し、中華統一へ向けて政治的な基盤を築いていく過程も見どころです。
2026年11月現在、第4シリーズの後には第5シリーズ、第6シリーズまで放送されており、第6シリーズの続編制作も発表されています。ここでは、全26話の構成、原作漫画との対応、声優・主題歌、最終回の意味、現在の動画配信状況まで整理します。
【基本情報】キングダムアニメ4期は2022年4月放送の全26話

第4シリーズは、原泰久による漫画『キングダム』を原作とするテレビアニメです。制作はスタジオぴえろとスタジオ サインポスト。第3シリーズに続き、今泉賢一が監督を務め、高木登がシリーズ構成を担当しました。
放送開始日は2022年4月9日(土)24時。NHK総合で放送され、2022年10月1日まで全26話が展開されました。放送時間の「24時」は日付をまたぐ表記で、実際の時計では翌日午前0時に相当します。
第3シリーズが秦国と楚・趙・魏・韓・燕の五か国連合軍との国家規模の戦いを描いたのに対し、第4シリーズでは秦国内の政治的な対立が前面に出てきます。
集英社オンラインで公開された原作者・原泰久のコメントでも、前シリーズから一転して秦国内の権力争いが色濃く描かれることが紹介されました。加えて、王弟・成蟜の戦い、著雍攻略戦、嬴政と呂不韋の対決がシリーズの大きな見どころとして挙げられています。
【あらすじ・ネタバレ】成蟜の変・著雍攻略戦・毐国反乱編を解説
第4シリーズのストーリーは、大きく3つの局面に分けられます。それぞれ戦場での軍事的な勝利だけでなく、秦国の政治体制が変わっていく過程と密接につながっています。
1.成蟜の変(屯留編):王弟の変化と秦国内の権力争い合従軍との戦いを終えた秦国では、嬴政と呂不韋の勢力争いが続いていました。嬴政を支える勢力の一つとして存在感を増していたのが、王弟・成蟜の陣営です。
ところが、成蟜の第一夫人・瑠衣が故郷の屯留に帰省していた際、趙軍が侵攻します。妻を救出し、敵軍を制圧するため、成蟜は自ら軍を率いて屯留へ向かいます。
しかし、咸陽に届いたのは成蟜が反乱を起こしたという衝撃的な報告でした。
この事件の要点は、成蟜が単純な敵役として描かれていないことです。かつて嬴政と王位を争った人物が、秦国の未来に関わる立場へと変化している点に注目してください。
飛信隊と壁軍による救出作戦、屯留をめぐる攻防、成蟜と瑠衣の関係が物語に緊張感を与えます。成蟜という人物の過去を知っている視聴者ほど、彼の行動に複雑な感情を抱くエピソードです。
公式の第4話「屯留攻城戦」では、飛信隊と壁軍が合流し、成蟜の救出を目指して動き出す様子が描かれています。
2.著雍攻略戦:信・王賁・蒙恬の実力が試される成蟜の事件に続く大きな見どころが、魏国との著雍攻略戦です。
秦軍は騰、魏軍は呉鳳明を総大将として激突します。著雍は軍事的に重要な拠点であり、秦国にとって今後の戦略を左右する戦いでした。
この戦いでは、信が率いる飛信隊だけでなく、王賁の玉鳳隊や蒙恬の楽華隊といった次世代の将たちにも注目が集まります。
特に印象的なのが、玉鳳隊の前に立ちはだかる魏火龍七師の紫伯です。公式第9話「紫伯の名」では、卓越した槍術と戦術を持つ紫伯が王賁たちを追い詰めます。
王賁は危険を承知で作戦を遂行しようとし、将としての判断力と覚悟を試されます。単純な武力のぶつかり合いではなく、軍略、部隊の連携、個々の将の判断が勝敗を左右する展開です。
また、河了貂の軍師としての成長も見逃せません。信が武力で道を切り開く一方、河了貂は戦況を読み、飛信隊を動かす役割を担っています。
著雍攻略戦は、信だけでなく王賁や蒙恬を含む若い世代が、将軍としての未来を切り開いていく重要なエピソードです。
3.毐国反乱編:嬴政と呂不韋の対決が最終局面へ第4シリーズ後半の中心となるのが、毐国反乱編です。
著雍攻略戦が終わると、秦国内では大きく3つの政治勢力が存在感を示すようになります。
- 大王派:秦王・嬴政を中心とする勢力。
- 相国派:相国・呂不韋を中心とする勢力。
- 後宮派:嬴政の実母である太后を頂点とする勢力。
第13話「咸陽の動き」では、後宮派が山陽一帯の統治を申し出て、宦官の嫪毐を山陽長官に任命する動きが描かれます。
その後、太后と嫪毐の関係、毐国の政治的な立場、そして嬴政の王としての正統性をめぐる問題が表面化します。
大きな転換点となるのが、第16話「加冠の儀」です。嬴政が第31代秦王として正式に成人を迎える儀式が進む一方、太后と嫪毐の間に隠し子がいることが発覚。毐国では挙兵か降伏かという重大な選択を迫られます。
この出来事をきっかけに、秦国は再び内乱の危機に直面します。信や飛信隊の活躍に加え、昌平君や昌文君ら秦国の重臣たちの動きも重要です。
最終的には咸陽での戦いを通じて、嬴政と呂不韋の権勢争いに決着がつきます。第4シリーズの政治ドラマとしての核心は、この一連の展開にあります。
【原作は何巻から何巻まで?】アニメ4期と漫画の対応一覧
キングダムアニメ第4シリーズは、原作漫画の34巻から41巻序盤に相当するエピソードを中心に構成されています。
合従軍編の続きから読みたい場合は34巻付近、アニメ第4シリーズを見終えた後の物語を追いたい場合は41巻から読み始めるとスムーズです。
以下は、アニメの各エピソードと原作漫画の主な対応関係を整理したものです。原作の章とアニメの話数は完全な一対一対応ではなく、複数のエピソードをまたいで構成されています。
アニメ第4シリーズを最後まで見た人は、原作漫画の41巻から読み進めるのがおすすめです。
ただし、41巻にはアニメ第4シリーズの終盤と第5シリーズにつながる内容が含まれるため、完全に未視聴部分だけを読みたい場合は、巻の冒頭から内容を確認してください。
第5シリーズの中心となるのは黒羊丘の戦いです。第4シリーズで描かれた秦国内の政治的な決着が、次の対外戦争へどう結びつくのかを理解するうえでも、原作を続けて読む価値があります。
【声優・キャスト一覧】信は森田成一、嬴政は福山潤
第4シリーズでは、これまでのシリーズを支えてきた主要キャストが引き続き出演しています。政治的な対立を描く場面が増えるため、嬴政、呂不韋、昌平君、成蟜などの人物を演じる声優の表現にも注目したいところです。
このほか、桓騎役の伊藤健太郎、蒙武役の楠大典、騰役の加藤亮夫、王翦役の堀内賢雄、蒙驁役の伊藤和晃など、秦国の軍事を支える人物にも実力派の声優が参加しています。
キャスト情報はエイベックス・ピクチャーズの作品紹介および集英社オンラインの放送開始時の発表に基づいています。
第4シリーズの主題歌は?第2クールで楽曲が変更第4シリーズの主題歌は、第1クールと第2クールで異なります。
第1クール・オープニング
「黎-ray-」/SUIREN
信たちの戦場での躍動を盛り上げるオープニングテーマ。
第1クール・エンディング
「眩耀」/珀(ハク)
作品の余韻を残すエンディングテーマ。
第2クール・オープニング
「geki」/zonji
後半の政治的緊張と戦いを彩る楽曲。
第2クール・エンディング
「Believe」/みさき
第2クールのエンディングテーマ。
特に検索されることの多い「黎-ray-」と「眩耀」は、どちらも第1クールの楽曲です。第4シリーズ全体で同じ主題歌が使われたわけではありません。
音楽は澤野弘之とKOHTA YAMAMOTOが担当。戦場の緊迫感と人物の心理描写を支える音楽も、作品の魅力の一つです。
【最終回を解説】第26話「六将の行方」は何を意味する?
第4シリーズの最終回は、第26話「六将の行方」です。
ここで注意したいのは、秦国内の内乱に直接決着をつけるエピソードは第24話「内乱の終着点」であり、第26話はその後の秦国と中華の動きを描く役割を担っていることです。
第24話「内乱の終着点」で秦国内の争いに決着第24話では、咸陽での戦いが終わり、嬴政と呂不韋の権勢争いが決着します。
捕らえられた嫪毐は反乱に至る経緯を自供し、太后も自身の罪を語ります。嬴政は単に反乱を鎮圧するだけではなく、太后や嫪毐を含めた秦王室の問題にも向き合うことになります。
ここまで続いてきた秦国内の政治的な対立に、一つの区切りがつく重要な回です。
第26話「六将の行方」で次の時代へ最終話では、嬴政のもとで新たな秦国が動き始める一方、楚国でも考烈王と宰相・春申君が倒れるという大きな変化が起きます。
そして秦国では、信、王賁、蒙恬という同世代の将たちが、嬴政の掲げる六大将軍の復活に向けてさらなる成長を誓います。
第4シリーズは、内乱の解決だけで物語を閉じるのではありません。嬴政が国家の実権を取り戻した後、信たちがどのように中華統一の戦いへ進んでいくのかを示して終わります。
その意味で「六将の行方」は、第5シリーズ以降へつながる重要な橋渡しとなる最終回です。
【歴代シリーズ比較】2026年の第6シリーズまでどう続いた?
2026年現在、『キングダム』のテレビアニメは第6シリーズまで展開されています。第4シリーズだけを見ると秦国内の政治ドラマが中心ですが、シリーズ全体で見ると、中華統一という長期目標に向けた大きな転換点に当たります。
| シリーズ | 放送時期 | 話数 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 第1シリーズ | 2012〜2013年 | 38話 | 王都奪還・初期の戦い |
| 第2シリーズ | 2013〜2014年 | 39話 | 山陽攻略戦など |
| 第3シリーズ | 2020〜2021年 | 26話 | 合従軍編 |
| 第4シリーズ | 2022年 | 26話 | 成蟜の変・著雍攻略戦・毐国反乱編 |
| 第5シリーズ | 2024年 | 13話 | 黒羊丘の戦い |
| 第6シリーズ | 2025年 | 13話 | 鄴攻略戦・対趙連合軍 |
第1・第2シリーズはそれぞれ38話、39話と比較的長い構成です。一方、第3・第4シリーズは各26話、第5・第6シリーズは各13話となっています。
第4シリーズは全26話で、現在のシリーズ構成の中でも物語の転換点を担う比較的ボリュームの大きいシーズンです。
なお、第6シリーズは2025年10月4日にNHK総合で放送開始。全13話で2025年12月に最終話まで放送されました。
2026年最新:第6シリーズの続編制作が決定2026年のキングダムアニメを語るうえで押さえておきたいのが、第6シリーズの続編制作決定です。
公式サイトは2025年12月28日、第6シリーズの続編制作を発表しました。加えて、2026年1月7日には集英社の公式ニュースでも制作決定が紹介されています。
続編では、趙国の要塞・鄴をめぐる戦いがさらに激化する展開が予告されています。特に、山の民を率いる楊端和と大犬戎族の王・ロゾの戦いが重要な要素になると公式発表で説明されています。
ただし、発表されたのは第6シリーズの続編制作であり、具体的な放送開始日が確定したという意味ではありません。第7シリーズという正式なシリーズ名や放送時期と混同しないようにしたいところです。
第4シリーズの終盤で示された六大将軍復活という構想が、後の大規模な戦争にどうつながるのか。第6シリーズの続編を楽しむうえでも、第4シリーズは見逃せない作品です。
【配信情報】キングダムアニメ4期はどこで見られる?
第4シリーズを2026年に視聴したい場合は、動画配信サービスの見放題対象になっているかを確認するのが便利です。
2026年10月28日時点の配信情報調査では、第4シリーズは以下のサービスで見放題配信の対象として掲載されています。
Amazon Prime Video
見放題配信として掲載
U-NEXT
見放題配信として掲載
DMM TV
見放題配信として掲載
Netflix
見放題配信として掲載
Hulu
見放題配信として掲載
Lemino
見放題配信として掲載
FOD
見放題配信として掲載
配信状況は2026年10月の配信情報調査を参考にしています。作品の入れ替えや配信権の変更があるため、契約前に各サービスで「キングダム 第4シリーズ」と検索し、全26話が視聴対象になっているか確認してください。
なお、アニメ公式サイトの配信ページには第6シリーズの配信情報も掲載されていますが、これは第4シリーズの配信状況とは別です。シリーズ番号を間違えないように注意しましょう。
【よくある質問】キングダムアニメ4期に関するFAQ
Q1:キングダムアニメ4期は全部で何話ですか?
A1:全26話です。2022年4月9日にNHK総合で放送が始まり、2022年10月1日に最終話「六将の行方」が放送されました。
Q2:キングダムアニメ4期は原作漫画の何巻から何巻までですか?
A2:おおむね34巻から41巻序盤までです。成蟜の変、著雍攻略戦、毐国反乱編を中心に構成されています。アニメの続きから読む場合は41巻を目安にしてください。
Q3:キングダムアニメ4期の主題歌は何ですか?
A3:第1クールはSUIRENの「黎-ray-」がオープニング、珀の「眩耀」がエンディングです。第2クールではzonjiの「geki」と、みさきの「Believe」に変更されています。
Q4:第4シリーズの最終回は何話ですか?
A4:第26話「六将の行方」です。嬴政のもとで変わり始めた秦国と、信・王賁・蒙恬たち次世代の将の成長が描かれ、第5シリーズ以降へとつながります。
Q5:2026年現在、キングダムアニメは第何シリーズまでありますか?
A5:第6シリーズまで放送されています。さらに2025年12月28日に第6シリーズの続編制作が発表され、2026年1月7日には集英社からも公式に案内されました。続編の具体的な放送日は別途公式発表を確認してください。
キングダムアニメ第4シリーズは、全26話を通して秦国内の権力争いと嬴政の政治的な成長を描いた重要なシーズンです。
成蟜の変では王弟の変化が描かれ、著雍攻略戦では信・王賁・蒙恬たちの軍事的な成長が示されます。そして毐国反乱編では、嬴政と呂不韋の長年にわたる対立が決着し、秦国が新しい時代へ進むための基盤が築かれます。
第4シリーズの本質的な見どころは、単なる戦闘シーンの迫力ではありません。戦場で勝利することと、国を統治することの違いを描き、信の将軍としての成長と嬴政の王としての成長を同時に進めている点にあります。
視聴する順番は第1シリーズから第6シリーズまでの放送順がおすすめです。特に第3シリーズの合従軍編を見てから第4シリーズへ進むと、秦国内の勢力関係や成蟜の立場を理解しやすくなります。
2026年現在は第6シリーズまで物語が進み、その続編制作も決定しています。これから新しい展開を楽しむ人にとっても、第4シリーズは秦国の内乱から中華統一への道筋を理解するために欠かせない作品です。