本田圭佑は、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会の3大会連続でゴールを記録した、日本サッカー史に残る選手だ。FIFAワールドカップ本大会では通算10試合に出場し、4得点3アシストをマーク。日本代表のワールドカップ歴代最多得点記録を保持している。
特筆すべきなのは、3大会すべてで得点とアシストの両方を記録したことだ。これは世界の歴史でも6人目となる快挙だった。さらに2026年にはシンガポールのFCジュロンで約2年ぶりに公式戦へ復帰。40歳を迎えても現役選手として新たな挑戦を続けている。
【結論】本田圭佑のワールドカップ成績は3大会10試合4得点

本田圭佑のFIFAワールドカップ本大会における通算成績は、10試合出場、4得点、3アシスト。2010年から2018年まで、3大会すべてで日本代表の攻撃を支えた。
この4得点は、日本代表のワールドカップ本大会における歴代最多記録だ。FIFAが2026年大会に向けて公開した日本代表の歴史・チーム紹介でも、本田は日本の歴代最多得点者として紹介されている。
大会別に見ると、2010年南アフリカ大会で2得点、2014年ブラジル大会で1得点、2018年ロシア大会で1得点。特定の大会だけで数字を稼いだのではなく、8年間にわたって世界最高峰の舞台で結果を残したことが特徴だ。
また、3大会連続でゴールを決めた日本人選手は本田が初めて。得点だけでなく、各大会で少なくとも1アシストも記録しており、ゴールとアシストの両方を3大会連続で達成した選手として、世界でも歴史的な記録を残した。
【2010年南アフリカ大会】カメルーン戦とデンマーク戦で2ゴール
本田圭佑のワールドカップでの名声を決定づけたのが、2010年の南アフリカ大会だった。
当時の日本代表は岡田武史監督のもとで大会に臨んだ。大会前にはチームの攻撃力や戦術をめぐって厳しい評価もあったが、本田は前線で存在感を発揮。初戦から日本の勝利に貢献した。
カメルーン戦:初戦で決めた貴重な決勝ゴール2010年6月14日、日本はグループリーグ初戦でカメルーンと対戦した。
この試合で本田は前線に入り、前半39分に待望の先制点を記録。松井大輔からのパスを受け、ゴール前で冷静にボールを収めてネットを揺らした。
試合はそのまま1対0で日本が勝利。南アフリカ大会における日本代表の重要な初戦を白星で飾った。
ワールドカップという大舞台で、初戦の勝敗を左右するゴールを決めたことは、本田の評価を大きく高める出来事となった。
デンマーク戦:無回転フリーキックで世界を驚かせる続くグループリーグ第3戦のデンマーク戦は、本田のキャリアを象徴する試合の一つだ。
2010年6月24日、日本は決勝トーナメント進出を懸けてデンマークと対戦。前半17分、本田が放った無回転フリーキックが相手ゴールに突き刺さり、日本が先制した。
遠藤保仁も直接フリーキックを決め、日本は2点リードで試合を進める。後半にはデンマークにPKを決められたものの、終了間際には本田のパスから岡崎慎司が追加点を記録し、3対1で勝利した。
本田はこの試合で1ゴール1アシストを記録。日本はグループリーグを2勝1敗の2位で突破し、決勝トーナメント進出を決めた。
日本サッカー協会の大会回顧記事でも、このデンマーク戦は本田の無回転FKと岡崎へのパスが重要な場面として取り上げられている。
【2014年ブラジル大会】コートジボワール戦で先制ゴール
2014年ブラジル大会は、本田がイタリアの名門ACミランに所属していた時期に迎えた大会だ。背番号10を背負い、世界的な注目を集める選手として日本代表に合流した。
コートジボワール戦:左足で決めた鮮烈な先制弾2014年6月14日のグループリーグ初戦、日本はコートジボワールと対戦した。
前半16分、本田は長友佑都からのパスを受け、相手守備陣をかわしながら左足でシュート。強烈な一撃をゴール左に突き刺し、日本に先制点をもたらした。
このゴールは本田にとって、2大会連続となるワールドカップでの得点だった。
しかし、試合は後半に入って展開が変わる。コートジボワールはウィルフリード・ボニーとジェルヴィーニョのゴールで逆転し、日本は1対2で敗れた。
本田個人の活躍とチームの結果が一致しなかった試合であり、ワールドカップでは個人の得点力だけで勝ち切ることが難しいという現実も示した。
ギリシャ戦・コロンビア戦でも攻撃の中心に第2戦のギリシャ戦は0対0の引き分け。第3戦のコロンビア戦は1対4で敗れ、日本はグループリーグ敗退となった。
ただし、コロンビア戦では本田が岡崎慎司のゴールをアシストしている。前線でボールを運び、相手守備陣を引きつけながら正確なパスを供給した。
ブラジル大会の本田は3試合に出場し、1得点1アシスト。チームは決勝トーナメントに進めなかったものの、2大会連続で得点とアシストを記録した。
日本代表の公式戦績や本田本人の大会レビューでも、コートジボワール戦の得点とコロンビア戦のアシストが確認できる。
【2018年ロシア大会】セネガル戦の同点ゴールで3大会連続得点を達成
2018年ロシア大会は、本田圭佑にとって3度目のワールドカップだった。
当時の日本代表は西野朗監督が率い、香川真司、長友佑都、長谷部誠、乾貴士、大迫勇也らがチームを構成していた。本田は大会前から経験豊富なベテランとして期待されていたが、試合では途中出場を中心とする起用となった。
コロンビア戦:大迫勇也の決勝点をアシストグループリーグ初戦のコロンビア戦で、本田は途中出場から攻撃に参加。コーナーキックから大迫勇也の決勝ゴールをアシストした。
日本は2対1で勝利。南米の強豪をワールドカップで初めて破った試合で、本田は短い出場時間のなかで重要な仕事を果たした。
このアシストによって、本田は3大会連続でワールドカップのアシストを記録。得点だけでなく、チャンスメークでも継続的に結果を残していたことが証明された。
セネガル戦:途中出場から決めた劇的な同点弾2018年6月24日のセネガル戦は、本田のワールドカップキャリアを象徴する一戦となった。
日本はセネガルに先制を許し、追いついた後も再びリードを奪われる苦しい展開。2対2の引き分けに持ち込むためには、攻撃陣の決定力が必要だった。
そこで途中出場した本田が結果を残す。後半に投入された本田は、乾貴士が折り返したボールに反応し、左足でシュート。後半33分、貴重な同点ゴールを決めた。
試合は2対2で終了。本田はこのゴールによって、2010年のカメルーン戦、デンマーク戦、2014年のコートジボワール戦に続く、ワールドカップ3大会連続ゴールを達成した。
FIFAの公式特集でも、本田が3大会連続で得点したこと、そして3大会すべてでアフリカ勢を相手にゴールを記録したことが紹介されている。
その後のポーランド戦にも出場し、日本はグループリーグを突破。決勝トーナメント1回戦ではベルギーに2対3で敗れたが、本田は最後のワールドカップでも強い印象を残した。
【3大会の成績を比較】本田圭佑の10試合4得点を一覧で整理
ここまでの3大会を数字で整理すると、本田圭佑のワールドカップでの貢献がより明確になる。
FIFAの大会記録や各試合の公式記録を基に
| 大会 | 出場試合数 | 得点 | アシスト | 主な実績 |
|---|---|---|---|---|
| 2010年南アフリカ | 4試合 | 2得点 | 1 | カメルーン戦、デンマーク戦で得点 |
| 2014年ブラジル | 3試合 | 1得点 | 1 | コートジボワール戦で得点、コロンビア戦でアシスト |
| 2018年ロシア | 3試合 | 1得点 | 1 | セネガル戦で同点ゴール、コロンビア戦でアシスト |
| 通算 | 10試合 | 4得点 | 3 | 3大会連続ゴール&アシスト |
この数字で注目したいのは、単純な得点数だけではない。出場したすべての大会でゴールとアシストを記録している点だ。
また、2010年大会では先発選手として4試合に出場した一方、2018年大会では途中出場を中心に3試合で結果を残した。役割や出場時間が変化しても、攻撃における決定的な仕事を続けたことが分かる。
【3大会連続ゴール&アシスト】本田圭佑の記録が特別な理由
本田のワールドカップ成績を評価するうえで、特に重要なのが「3大会連続ゴール&アシスト」という記録だ。
FIFAによると、ワールドカップ3大会連続で得点とアシストの両方を記録した選手は、本田を含めて世界で6人。日本人選手としては初めての達成だった。
得点だけでなく、アシストでも3大会連続3大会連続ゴールは、日本代表の歴史において大きな記録だ。しかし、本田の価値はそれだけではない。
2010年のデンマーク戦では岡崎慎司のゴールをアシスト。2014年のコロンビア戦でも岡崎の得点を演出し、2018年のコロンビア戦では大迫勇也の決勝点につながるコーナーキックを供給した。
つまり、3大会連続で得点を決めただけでなく、3大会連続で味方の得点にも直接関与したことになる。
FIFAは、本田がアジア人選手として初めてワールドカップ3大会連続アシストを達成したことも紹介している。
得点相手がすべてアフリカ勢という特徴もう一つ興味深いのが、4得点のうち3大会連続ゴールを構成する相手が、いずれもアフリカの代表チームだったことだ。
- 2010年:カメルーン戦
- 2014年:コートジボワール戦
- 2018年:セネガル戦
異なる3大会で、同じ地域の代表チームを相手に得点している。これは偶然の一致とも考えられるが、本田の記録を特徴づける興味深い事実だ。
日本代表の歴代最多得点記録は現在も保持2026年のFIFA公式チーム紹介でも、本田は日本代表のワールドカップ歴代最多得点者として掲載されている。
4得点という数字は、代表チームの通算得点やワールドカップ予選の得点とは異なり、ワールドカップ本大会だけを対象にした記録だ。
ここを混同すると選手の実績を正確に比較できない。例えば、日本代表としての国際Aマッチ通算得点と、ワールドカップ本大会での得点は別々に集計される。本田の4得点は、後者における日本代表の歴代最多記録である。
【2026年現在】本田圭佑はFCジュロンで約2年ぶりの公式戦復帰
2018年ロシア大会以降、ワールドカップの舞台から離れた本田圭佑だが、2026年には現役選手として新しい挑戦を始めた。
舞台となったのは、シンガポール・プレミアリーグに所属するFCジュロンだ。かつてアルビレックス新潟シンガポールとして活動していたクラブで、2026/27シーズンからFCジュロンとして新たなスタートを切っている。
2026年4月:FCジュロンへの加入を発表2026年4月10日、クラブ側は本田圭佑の加入を正式発表した。
本田にとっては約2年ぶりにクラブチームの公式戦へ戻るための契約であり、プロとしてプレーする国は11カ国目となる新たな挑戦だった。
アジアサッカー連盟もこの移籍を報道し、39歳でシンガポールのクラブに加入して選手生活を再開することを紹介している。
2026年9月18日:ホーガン戦で公式戦復帰加入後、すぐに試合へ出場したわけではない。9月13日のリーグ開幕戦ではチームスタッフとしてベンチに入り、選手としての出場は見送られた。
そして9月18日、FCジュロン対ホーガン・ユナイテッド戦でついに公式戦デビューを果たす。
本田は3対0でリードしていた後半82分に途中出場。約2年ぶりにクラブチームの公式戦のピッチに立った。
この復帰は、日刊スポーツやシンガポールの主要紙ストレーツ・タイムズでも報じられた。
2026年10月:途中出場を重ね、アシストにも関与復帰後も本田は途中出場を重ねている。
10月18日のライオン・シティ・セーラーズ戦では後半79分から出場。10月25日のタンピネス・ローバース戦では後半82分からピッチに入り、コーナーキックからタイラー・ホーのゴールにつながるアシストを記録した。
さらに10月30日のタンジョン・パガー戦にも後半79分から出場。シンガポール・プレミアリーグの公式試合記録で、直近の出場が確認できる。
11月5日時点では、先発出場を目指しながら試合経験を積み重ねている段階だ。日本代表時代のように大舞台で長時間プレーする姿とは異なるが、40歳で再びプロの競技環境に身を置いたこと自体が大きなニュースとなった。
ワールドカップで4得点を記録した選手が、シンガポールのクラブで新しいキャリアを築いている。この現在の活動も、本田圭佑という選手の挑戦を語るうえで欠かせない要素だ。
【プロの結論】本田圭佑のW杯実績は得点数以上に価値がある
本田圭佑のワールドカップ成績を評価するとき、4得点という数字だけを見るのは十分ではない。
2010年には日本代表の決勝トーナメント進出を支える2得点を記録し、2014年にはチームが苦しい状況に置かれるなかで個人として得点とアシストを残した。そして2018年には途中出場という役割を受け入れ、セネガル戦で同点ゴールを決めている。
この変化には、選手としての経験と戦術的な役割の変化が表れている。
特に2018年の本田は、以前のようにチームの攻撃を全面的に担う立場ではなかった。それでも限られた出場時間で結果を残した。先発か控えかという立場に関係なく、試合の流れを変えられる選手だったことが分かる。
また、3大会連続でゴールとアシストを記録した事実は、単発の活躍ではなく、長期間にわたって世界の舞台で結果を残す能力を示している。
2026年のFCジュロンでの挑戦にも、こうした本田のキャリアを通じた特徴が見える。40歳で再び公式戦に戻り、途中出場からアシストにも関与する。年齢や過去の実績だけに頼らず、新しい環境でプレーを続ける姿勢は、現役選手としての評価につながる。
【本田圭佑のワールドカップ成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本田圭佑のワールドカップ通算得点は何点?
A1:本大会通算4得点です。2010年南アフリカ大会で2得点、2014年ブラジル大会で1得点、2018年ロシア大会で1得点を記録しています。日本代表のワールドカップ歴代最多得点記録です。
Q2:本田圭佑はワールドカップに何試合出場した?
A2:3大会合計で10試合に出場しました。内訳は2010年南アフリカ大会が4試合、2014年ブラジル大会が3試合、2018年ロシア大会が3試合です。
Q3:本田圭佑がワールドカップで初めてゴールを決めたのはいつ?
A3:2010年6月14日の南アフリカ大会、カメルーンとのグループリーグ初戦です。本田の先制点が決勝点となり、日本は1対0で勝利しました。
Q4:本田圭佑は3大会連続でゴールとアシストを記録した?
A4:はい。2010年、2014年、2018年のすべてでゴールとアシストを記録しています。FIFAによると、この両方を3大会連続で達成した選手は世界で6人目です。
Q5:本田圭佑は2026年現在も現役なの?
A5:はい。2026年4月にシンガポールのFCジュロンへの加入が発表され、9月18日のホーガン・ユナイテッド戦で公式戦に復帰しました。10月30日のタンジョン・パガー戦にも途中出場しています。
Q6:本田圭佑のセネガル戦のゴールは何がすごかった?
A6:2018年ロシア大会のセネガル戦で、途中出場から同点ゴールを決めたことです。この得点で日本人初のワールドカップ3大会連続ゴールを達成し、日本の2対2の引き分けに貢献しました。
本田圭佑のワールドカップ成績は、3大会10試合出場、4得点3アシスト。2010年南アフリカ大会のカメルーン戦とデンマーク戦、2014年ブラジル大会のコートジボワール戦、2018年ロシア大会のセネガル戦で得点を記録した。
日本代表のワールドカップ歴代最多得点者であり、3大会連続でゴールとアシストを記録した世界6人目の選手という実績は、今後も日本サッカーを振り返るうえで重要な指標となる。
そして2026年、本田はFCジュロンで約2年ぶりの公式戦復帰を実現した。ワールドカップで築いた実績を過去の栄光にとどめず、新しい環境で競技を続ける姿勢も注目される。
4得点という数字だけでなく、3大会にわたって日本代表の攻撃を支え、役割が変わっても結果を残し続けたこと。それこそが、本田圭佑のワールドカップキャリアを特別なものにしている。
主な事実確認資料: FIFA公式の日本代表W杯記録・本田圭佑特集、日本サッカー協会の大会記録、FCジュロンおよびシンガポール・プレミアリーグの公式発表・試合記録。