『charm charm』は、2025年6月4日に講談社から発売された上白石萌歌の写真集です。25歳を迎えた記念として制作され、写真家の松岡一哲氏が撮影を担当しました。
本作の大きな特徴は、撮影地の選定から衣装、編集構成、タイトルに至るまで、上白石本人が積極的に制作へ参加していることです。
単に写真家が被写体を撮影するという関係ではなく、本人の好きなものや旅への関心を反映させた共同制作に近い一冊になっています。
撮影地はスリランカ!ジェフリー・バワの建築を訪ねる旅『charm charm』の撮影地は、インド洋に浮かぶ島国スリランカです。
上白石がこの場所を選んだ理由の一つが、建築家ジェフリー・バワへの関心でした。バワはスリランカを代表する建築家で、自然と建築を調和させた空間づくりで知られています。
講談社の商品紹介でも、上白石がバワの建築物を複数訪れ、自然と共生する空間の中で自身の感性を開放していく様子が紹介されています。
写真集には、建築物だけでなく、豊かな自然や現地の人々との交流も収録されています。観光地を背景にした記念撮影というより、旅の途中で出会った風景や人との関係を写真に残した構成です。
撮影秘話:1週間の夏休みが写真集になった発売時の取材記事によると、写真家の松岡一哲氏から写真集の提案があったのは2024年春。もともとカメラ好きで、松岡氏の写真のファンでもあった上白石は、この提案を受けて25歳の記念作品として制作を進めました。
撮影旅行が実現したのは2024年9月。映画やドラマの仕事で多忙な時期に確保できた、約1週間の夏休みを使ってスリランカへ向かいました。
東宝芸能の発売記念イベントレポートでも、撮影は1週間ほどだったと本人が説明しています。加えて、旅の時系列に沿って写真を並べているため、ページをめくることで一緒に旅をしているような感覚を味わえる構成になっています。
お気に入りの写真として本人が挙げたのは、スリランカの列車で出会った少女とのツーショットでした。言葉が通じなくても、空気や温度感を通じてコミュニケーションできたことが印象に残ったと紹介されています。
このエピソードからも、本作がポーズや衣装を中心とした写真集ではなく、旅の中で生まれた人との出会いを大切にしていることが伝わります。
タイトル『charm charm』に込められた意味タイトルを考案したのも上白石本人です。
本人によれば、英語の「charm」には、お守り、愛嬌、魅力、色香といった意味があり、自分にとって心のおまじないのような言葉だったといいます。
写真集を手にする人の心を温め、自分にとっても読者にとってもお守りのような存在にしたい。その思いを込めて、同じ単語を2回並べた『charm charm』というタイトルになりました。
2025年6月の発売記念会見では、写真に撮られる過程で自分が自然に呼吸でき、心が開かれていく感覚があったことも語っています。
写真家の松岡一哲さんをはじめ、たくさんの方々が愛を持ち寄って出来た素晴らしい作品です。
これは発売記念会見での本人の発言です。作品を完成させたスタッフへの感謝と、制作に参加した本人の実感が表れています。
『charm charm』の基本仕様と価格講談社の確定書誌情報による仕様は以下のとおりです。
- 発売日:2025年6月4日
- 定価:3,960円(税込)
- 判型:A4
- ページ数:168ページ
- 撮影:松岡一哲
- ISBN:978-4-06-537490-0
発売決定時の東宝芸能の発表では、5月下旬発売予定、予価4,180円と案内されていました。その後、講談社の正式な書誌情報では6月4日発売、3,960円に確定しています。
発売日や価格を調べる際に、初期の告知情報と最終的な商品情報が混在している場合は、出版社の確定書誌を優先するのが確実です。
【写真家と制作背景を検証】東京祐と松岡一哲は何が違う?

上白石萌歌の2冊を比較するうえで、写真家の違いも重要です。『まばたき』では東京祐氏、『charm charm』では松岡一哲氏が撮影を担当しています。
『まばたき』の東京祐東京祐氏は、『まばたき』の撮影を担当した写真家です。
本作では台湾の街並みやグルメ、ファッションカットなどを通して、10代最後の上白石の姿を撮影しています。出版社が紹介する作品の方向性は、透明感のある自然な表情と、20歳を迎える時期の新鮮な魅力です。
台湾旅行を本人が希望したこともあり、被写体の希望と旅の風景が一体となった作品になっています。
『charm charm』の松岡一哲松岡一哲氏は1978年生まれの写真家で、日本大学藝術学部写真学科を卒業。2008年にはテルメギャラリーを立ち上げています。
タカ・イシイギャラリーの公式プロフィールでは、日常の身辺を撮影しながら、対象を等しいまなざしで捉える写真家として紹介されています。
上白石が以前から松岡氏の写真のファンだったことが、今回の制作につながりました。撮影を依頼した側とされた側というだけではなく、写真表現に対する関心が一致していた点が興味深いところです。
2冊の関係者と作品のつながり主要な関係者を整理すると、以下のようになります。
| 関係者・組織 | 関連作品 | 役割 |
|---|---|---|
| 上白石萌歌 | 2冊共通 | 被写体・作品の中心人物 |
| 東京祐 | まばたき | 写真撮影 |
| 松岡一哲 | charm charm | 写真撮影・企画提案 |
| 宝島社 | まばたき | 出版 |
| 講談社 | charm charm | 出版 |
| ジェフリー・バワ | charm charm | スリランカの旅先選定につながった建築家 |
この関係から見えてくるのは、2冊の制作アプローチの違いです。『まばたき』は10代最後の旅を写真家とともに記録した作品、『charm charm』は本人の美意識や興味をより強く反映させた記念作品です。
【評判・価格・選び方】上白石萌歌の写真集はどちらがおすすめ?
2冊はどちらも旅行を軸にしていますが、読者が楽しめる要点は異なります。購入するなら、撮影された年齢だけでなく、写真集として何を楽しみたいかで選ぶとよいでしょう。
『まばたき』がおすすめの人- 10代最後の上白石萌歌を見たい人
- 台湾の街並みや食文化が好きな人
- 自然な表情や初期のファッションカットを楽しみたい人
- 直筆日記やロングインタビューも読みたい人
- 1st写真集をコレクションに加えたい人
『まばたき』の魅力は、20歳を迎える前の貴重な時期を記録していることです。後年の作品と見比べることで、表情や雰囲気の変化も楽しめます。
『charm charm』がおすすめの人- 25歳の上白石萌歌を記念として残したい人
- スリランカの自然や建築に興味がある人
- ジェフリー・バワの建築が好きな人
- 松岡一哲氏の写真表現を楽しみたい人
- 旅の時系列に沿った写真集が好きな人
『charm charm』は、本人が衣装選びや編集構成にも参加したことが大きな特徴です。写真を眺めるだけでなく、旅の時間や空間を感じたい読者に向いています。
発売記念イベントで紹介された読者の反応2025年6月の発売記念会見では、上白石本人がSNSなどに寄せられたファンの感想を紹介しています。
「ずっと開いていたくなる本になりました」 「旅をしている気分になりました」
本人は、写真集を通じて匂いや音まで感じられるような作品を目指していたと説明しています。こうした感想は、写真の美しさだけでなく、旅の臨場感やページをめくる体験が受け止められていたことを示しています。
ただし、これらは発売記念会見で紹介された感想であり、購入者全体を対象とした統計的な評価ではありません。作品の評判を判断する際には、個人の感想と客観的な販売データを混同しないことも大切です。
2026年に新作写真集は発売されている?2026年11月現在、東宝芸能の公式プロフィールに掲載されている写真集の刊行履歴では、2025年の『charm charm』が最新作です。2026年刊行の新しい個人写真集は掲載されていません。
したがって、現時点で購入候補として比較すべき中心作品は、引き続き『まばたき』と『charm charm』の2冊です。
なお、雑誌の表紙やグラビア、写真家による企画展への参加などは、単独名義の写真集とは別の刊行・掲載実績です。これらをすべて写真集として数えると、冊数の認識にずれが生じます。
【よくある質問】上白石萌歌の写真集に関するFAQ
Q1:上白石萌歌の写真集は全部で何冊ありますか?
A1:単独名義の写真集は『まばたき』と『charm charm』の2冊です。姉の上白石萌音とともに参加した2012年の『aBUTTON VOL.9 青春』まで関連ビジュアルブックとして含める場合は、別枠で考えると正確です。
Q2:上白石萌歌の1st写真集『まばたき』の発売日はいつですか?
A2:2020年2月28日です。宝島社から発売され、価格は2,750円(税込)、144ページ。台湾で撮影され、写真家の東京祐氏が担当しました。
Q3:『charm charm』の発売日と価格はいくらですか?
A3:2025年6月4日発売、3,960円(税込)です。講談社から刊行され、写真家の松岡一哲氏が撮影を担当しています。A4判、168ページの写真集です。
Q4:『charm charm』の撮影地はどこですか?
A4:スリランカです。上白石萌歌自身が選んだ場所で、ジェフリー・バワの建築や自然、現地の人々との交流などが収録されています。
Q5:2026年に上白石萌歌の新しい写真集は発売されましたか?
A5:2026年11月現在、所属事務所の公式プロフィールに掲載された写真集の刊行履歴では、2025年の『charm charm』が最新です。2026年の新作写真集は掲載されていません。
上白石萌歌の単独名義の写真集は、2020年の『まばたき』と2025年の『charm charm』の2冊です。
『まばたき』は、台湾を舞台にした10代最後の旅の記録。東京祐氏の撮影によって、20歳を迎える直前の自然な表情や、本人の好きな食べ物、旅の思い出が収められています。
一方の『charm charm』は、25歳の節目にスリランカで撮影された記念作品。松岡一哲氏との出会いをきっかけに、上白石自身が撮影地や衣装、構成、タイトルにまで関わりました。
この2冊を比較する際の要点は、単純な価格やページ数ではありません。『まばたき』は10代最後の自分を残した作品、『charm charm』は自分の感性や旅への思いを形にした作品という違いにあります。
初期の透明感や台湾旅行の雰囲気を楽しみたいなら『まばたき』、旅の臨場感や建築、25歳の成熟した表現に触れたいなら『charm charm』がおすすめです。
2026年以降、新しい写真集が発表されることがあれば、これら2作品との比較も楽しみになります。俳優として、そしてadieuとして表現の幅を広げる上白石萌歌にとって、写真集はその時々の感性を記録する大切な作品群となっています。