2026年の京都工学院ラグビー部は、全国高校選抜大会ベスト8、京都府高校総体優勝、京都府高校7人制大会優勝と、京都府内外で存在感を示している。特に京都成章とのライバル対決では、2026年の公式戦で複数の勝利を収め、花園予選でも決勝進出を果たした。伝統校・伏見工業の歴史を受け継ぐチームとして、全国の強豪にどこまで迫れるかが注目される。
2026年11月5日時点では、第106回全国高校ラグビー大会京都府予選の準決勝を52対0で突破し、11月8日に京都成章との決勝を控えている。現役部員の紹介、主要大会のスコア、ライバル校との対戦、山口良治氏が築いた歴史まで、最新の公式戦記録を中心に整理する。
【2026年最新】京都工学院ラグビー部の公式戦成績と全国大会の実力

2026年の京都工学院は、春から秋にかけて安定した結果を残している。
特筆すべきは、全国高校選抜大会でのベスト8進出だ。全国の強豪が集まる大会で2勝を挙げ、準々決勝まで勝ち上がったことは、チームの全国レベルでの競争力を示す実績である。
全国高校選抜大会はベスト82026年3月25日から31日まで開催された第27回全国高校選抜ラグビー大会で、京都工学院は次の結果を残した。
- 1回戦:京都工学院 93-0 熊谷
- 2回戦:京都工学院 45-7 尾道
- 準々決勝:京都工学院 0-36 桐蔭学園
熊谷戦では93得点、尾道戦でも45得点を記録し、2試合連続で大きな点差をつけて勝利した。
準々決勝では全国屈指の強豪・桐蔭学園と対戦。結果は0対36で敗れたものの、全国ベスト8に進出したことは2026年シーズンの重要な成果となった。
注目したいのは、全国大会で勝ち進むための基礎を示した一方、準々決勝では得点を奪えなかった点だ。京都府内での優位性と全国トップクラスとの実力差を分けて考えることが、現在のチームを評価するうえで欠かせない。
近畿大会では準優勝2026年2月14日から23日に開催された第77回近畿高校ラグビー大会でも、京都工学院は決勝に進出した。
- 2回戦:関西学院 12-25 京都工学院
- 準決勝:報徳学園 10-15 京都工学院
- 決勝:京都工学院 15-24 大阪桐蔭
関西学院、報徳学園という強豪を連破した点は評価できる。決勝では大阪桐蔭に9点差で敗れたが、近畿大会準優勝という結果を残した。
2026年の花園予選は京都成章との決勝へ秋の第106回全国高校ラグビー大会京都府予選では、京都工学院が準決勝で同志社を52対0で下した。
一方、反対側のブロックでは京都成章が洛北を42対7で破り、決勝進出を決めている。
決勝の日程は次のとおり。
第106回全国高校ラグビー大会 京都府予選決勝
京都工学院
準決勝 52-0 同志社京都成章
準決勝 42-7 洛北
日時: 2026年11月8日(日)14時10分
会場: 宝ヶ池球技場
大会: 第106回全国高等学校ラグビーフットボール大会京都府予選
京都工学院ラグビー部の公式戦績と京都府高校ラグビー関係資料によると、11月5日時点で決勝は未開催である。したがって、京都府代表の座を獲得したと判断するのはまだ早い。
【試合結果を徹底比較】京都成章・洛北・同志社との対戦成績
京都工学院の2026年シーズンを理解するうえで欠かせないのが、京都府内のライバル校との対戦である。
特に京都成章は、花園出場を争う最大級のライバル。洛北や同志社も、京都府内の勢力図を考えるうえで重要な相手だ。
2026年の主要対戦結果一覧以下は、京都工学院の公式戦績と全国高等学校体育連盟ラグビー専門部などの大会記録を整理したものだ。
出典:京都工学院高校ラグビー部公式戦績、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部の大会結果。
京都成章との対戦は2026年に京都工学院が優勢京都成章は、全国大会でも実績を持つ京都の強豪校だ。
2026年の公式戦では、京都工学院が以下の結果を残している。
- 1月25日:20-14で勝利
- 4月12日:7人制決勝で36-7の勝利
- 5月31日:京都府高校総体で36-12の勝利
特に注目されるのが、5月31日の京都府高校総体である。
この試合では前半を12対7で折り返し、後半に24点を追加して36対12で勝利した。
ただし、京都成章との対戦成績を単純に点差だけで評価するのは適切ではない。大会形式や登録選手、試合時期によってチーム状況は異なるからだ。
実際、2025年11月の花園予選決勝では京都工学院が12対22で敗れている。2024年の花園予選決勝では10対8で勝利しており、両校は長年にわたって京都の代表枠を争ってきた。
洛北との試合結果は?洛北も京都工学院にとって重要なライバルだ。
2026年の京都府高校総体では、京都工学院が52対14で勝利した。
また、2026年1月18日の近畿大会京都府予選Bブロック決勝では45対11で洛北を破っている。
洛北は秋の花園予選でも準決勝まで進出した実力校であり、京都府内の上位争いにおいて無視できない存在である。
同志社高校との対戦結果同志社との2026年の対戦では、京都工学院が3試合で勝利している。
- 7人制準決勝:28-5
- 京都府高校総体:79-7
- 花園予選準決勝:52-0
特に花園予選準決勝での52対0という結果は、決勝進出に向けた大きな一歩となった。
ただし、これらのスコアは各大会での結果であり、同志社のチーム力を年間を通じて一つの数字で評価するものではない。
【2026年度の部員紹介】京都工学院ラグビー部のメンバーと出身校
京都工学院ラグビー部の公式サイトでは、2026年度の部員紹介が公開されている。
3年生、2年生、1年生の学年別に名前と出身中学校、ラグビースクールなどが掲載されており、チームの構成を知るための基本資料となる。
3年生の主な部員公式の2026年度部員紹介に掲載されている3年生には、次の選手がいる。
- 小西稜晴:太田市立尾島中学校/東毛ワイルドナイツラグビースクール
- 八田礼:洛南中学校
- 高倉瑛大:伏見中学校/Kiwi'sラグビークラブ
- 黒柳慧大:豊田市立松平中学校/豊田ラグビースクール
- 正田蒼羅:藤森中学校/Kiwi'sラグビークラブ
- 間瀬信長:洛南中学校/京都北ラグビースクール
- 羽場瑛都:伏見中学校/洛西ラグビースクール
2年生には、服部直生、堀之内蒼太朗、井上舜太、百武伶太、富永創士郎などが掲載されている。
1年生では、佐藤獅恩、藤原慶春、矢野心士郎、上村祐一郎などが紹介されている。
部員の出身地や活動歴を見ると、京都市内の中学校や地域のラグビースクールだけでなく、愛知、群馬、大阪、兵庫など府外のラグビー環境から進学してきた選手もいる。
メンバー情報を見るときの注意点部員紹介と公式戦の登録メンバーは同じものではない。
公式サイトの部員紹介では、主に学年、氏名、出身中学校や所属していたラグビースクールを確認できる。一方、各選手のポジション、背番号、先発出場数などは、部員紹介だけでは判断できない。
そのため、特定の選手が2026年のレギュラーであるか、主将であるかを知りたい場合は、試合ごとのメンバー表や公式発表を確認する必要がある。
京都工学院の部員紹介は、単なる名前の一覧ではない。地域のラグビースクールから育った選手と、府外の競技環境で経験を積んだ選手が集まるチームの背景を知る手掛かりでもある。
【7人制ラグビーの成績】京都予選優勝から全国大会へ
京都工学院は15人制だけでなく、7人制ラグビーでも2026年に結果を残した。
7人制は15人制と異なり、少人数で広いスペースを使う競技形式だ。選手個人の走力や判断力、ボールを動かすスピードが試合展開に大きく影響する。
京都府予選では京都成章を破って優勝2026年4月11日から12日に開催された第13回全国高校7人制ラグビー大会京都予選で、京都工学院は全試合に勝利した。
試合結果は次のとおり。
- 1回戦:京都先端科学大学附属 0-68 京都工学院
- 2回戦:花園 0-68 京都工学院
- 準決勝:京都工学院 28-5 同志社
- 決勝:京都成章 7-36 京都工学院
決勝では前半を22対0で折り返し、最終的に36対7で勝利した。
京都成章との対戦で、15人制だけでなく7人制でも勝利した点は、2026年のチームを評価するうえで見逃せない。
全国高校7人制大会ではプレートトーナメント準決勝へ京都予選を制した京都工学院は、7月22日から24日まで長野県の菅平高原スポーツランド・サニアパークで開催された全国高校7人制大会に出場した。
全国大会での結果は次のとおり。
予選プール
- 松山聖陵:26-0で勝利
- 早稲田実業:7-29で敗戦
プレートトーナメント
- 1回戦:中部大学春日丘 5-29 京都工学院
- 2回戦:長崎北陽台 7-24 京都工学院
- 準決勝:京都工学院 17-26 大分東明
全国大会では予選プールを突破する上位トーナメント進出には至らなかったものの、プレートトーナメントで2勝し、準決勝まで進んだ。
京都予選の優勝だけでなく、全国大会でも複数の勝利を収めたことは、7人制における競争力を示す材料になる。
一方で、大分東明との準決勝では17対26で敗戦。全国の強豪との競争は、まだ続いている。
【伏見工業から続く歴史】山口良治と花園優勝4回の伝統
京都工学院ラグビー部を語るとき、前身の伏見工業高校ラグビー部の歴史は欠かせない。
現在の京都工学院は、2016年4月に洛陽工業高校と伏見工業高校の統合再編によって開校した学校である。ラグビー部には、伏見工業時代から続く伝統が受け継がれている。
伏見工業ラグビー部の創部と山口良治の指導伏見工業ラグビー部の公式沿革によると、創部は1959年。
その後、山口良治氏が1974年に赴任し、翌1975年に監督に就任したことが報道記録に残されている。
山口氏は日本体育大学出身で、日本代表のフランカーとしても活躍した人物だ。
監督就任後、伏見工業を全国トップクラスの高校ラグビーチームへと成長させた。
その指導の軌跡は、テレビドラマ『スクールウォーズ』のモデルとしても広く知られている。
伏見工業時代の全国大会優勝実績伏見工業の花園での全国優勝は4回。
| 大会年度 | 全国大会の実績 |
|---|---|
| 1980年度・第60回 | 優勝 |
| 1992年度・第72回 | 優勝 |
| 2000年度・第80回 | 優勝 |
| 2005年度・第85回 | 優勝 |
加えて、1997年度と2007年度には全国大会準優勝を記録している。
全国高校選抜大会でも2007年に優勝しており、伏見工業は高校ラグビー界において非常に大きな実績を持つ伝統校だった。
京都工学院への校名変更と新たな歴史2016年4月、洛陽工業高校と伏見工業高校の統合再編によって京都工学院高校が開校した。
その後、ラグビー部は伝統を引き継ぎながら新しいチームとして活動を続けている。
2015年には全国大会ベスト16を記録したが、京都工学院への校名変更後は花園出場まで時間を要した。
転機となったのが2024年だ。
第104回全国高校ラグビー大会京都府予選決勝で、京都工学院は京都成章を10対8で破り、9年ぶりの優勝を果たした。
この勝利によって、京都工学院として初めて花園出場を実現した。
2026年5月、山口良治氏が逝去2026年の京都工学院ラグビー部の歴史を考えるうえでは、山口良治氏の訃報も重要な出来事である。
岐阜新聞などの報道によると、山口氏は2026年5月29日午前8時13分、京都市内の病院で脳梗塞のため83歳で亡くなった。
伏見工業を全国制覇へ導いた指導者として、元日本代表選手や多くのラグビー関係者に影響を与えた人物だった。
2026年は、京都工学院が府内の主要大会で結果を残した年であると同時に、その伝統を築いた指導者の歩みを改めて振り返る年にもなった。
【プロの結論】京都工学院ラグビー部の強みと花園決勝の注目点
2026年の公式戦結果を整理すると、京都工学院の強みは、京都府内での安定した勝利と、全国大会での上位進出を両立している点にある。
ただし、全国高校選抜大会の準々決勝では桐蔭学園に0対36で敗れた。府内での勝利数だけを根拠に全国トップクラスと同等だと評価することはできない。
2026年のチームを評価する3つの基準1. 京都府内のライバルに対する安定感
京都成章、洛北、同志社との2026年の対戦結果は好調だ。
特に京都成章に対しては、1月、4月、5月の公式戦で勝利している。京都府内での競争力を示す数字として評価できる。
2. 全国大会での勝負強さ
全国高校選抜大会ではベスト8に進出。近畿大会でも準優勝した。
一方、桐蔭学園や大阪桐蔭との試合では敗れており、全国の上位校に対してどこまで差を縮められるかが次の課題となる。
3. 学年をまたいだ選手層の継続性
公式部員紹介には3学年の選手が掲載され、京都府内外の多様な中学校やラグビースクールから部員が集まっている。
高校ラグビーは3年生の卒業によってチーム構成が大きく変わる競技だ。2026年の結果だけでなく、下級生がどのように経験を積み、次年度のチームを支えるかも重要になる。
11月8日の京都成章戦で注目したいポイント花園予選決勝では、京都成章との対戦が最大の焦点になる。
京都工学院は春の総体で36対12、7人制決勝では36対7と勝利している。しかし、15人制の花園予選決勝は別の試合であり、過去のスコアがそのまま再現されるわけではない。
注目したいのは次の3点だ。
- 試合序盤の主導権: 強豪同士の対戦では、立ち上がりの攻防が試合の流れを左右する。
- 後半の試合運び: 春の総体では後半に得点を重ねて京都成章を突き放した。決勝でも試合全体を通した安定感が問われる。
- 全国大会を見据えた完成度: 花園への出場権だけでなく、全国の強豪と戦うためのチーム力をどこまで示せるかが重要になる。
2026年の京都工学院は、単に京都府内で勝ち続けているチームではない。伏見工業時代から積み上げられた伝統を背景に、全国選抜8強という実績を残したチームである。
今回の花園予選決勝は、その実力を京都成章との直接対決で示す重要な機会となる。
【京都工学院ラグビー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:京都工学院ラグビー部の2026年の全国高校選抜大会の成績は?
A1:2026年3月の第27回全国高校選抜ラグビー大会でベスト8に進出しました。1回戦で熊谷に93対0、2回戦で尾道に45対7で勝利し、準々決勝では桐蔭学園に0対36で敗れています。
Q2:2026年の京都工学院と京都成章の試合結果は?
A2:2026年1月25日の近畿大会シード決定戦で20対14、4月12日の7人制大会決勝で36対7、5月31日の京都府高校総体で36対12と、京都工学院が勝利しています。
Q3:2026年の花園予選で京都工学院は優勝した?
A3:2026年11月5日時点では未確定です。11月1日の準決勝で同志社を52対0で破り、11月8日14時10分から京都成章との決勝に臨む予定です。
Q4:京都工学院ラグビー部の2026年度メンバーは確認できる?
A4:京都工学院高校ラグビー部の公式サイトで、3年生、2年生、1年生の部員紹介を確認できます。氏名や出身中学校、所属ラグビースクールなどが掲載されています。
Q5:京都工学院と伏見工業にはどのような関係がある?
A5:京都工学院は、2016年4月に洛陽工業高校と伏見工業高校の統合再編によって開校しました。ラグビー部は伏見工業時代の伝統を受け継いでおり、山口良治氏の指導で全国制覇を成し遂げた歴史があります。
Q6:伏見工業ラグビー部は花園で何回優勝した?
A6:伏見工業時代には全国高校ラグビー大会で4回優勝しています。1980年度、1992年度、2000年度、2005年度が優勝年度です。
Q7:京都工学院は2026年の7人制大会でも優勝した?
A7:京都府予選では優勝しました。全国大会ではプレートトーナメント準決勝まで進み、大分東明に17対26で敗れています。
2026年の京都工学院ラグビー部は、全国高校選抜大会ベスト8、近畿大会準優勝、京都府高校総体優勝、7人制京都予選優勝と、充実したシーズンを送っている。
京都成章との対戦でも複数の勝利を収め、洛北や同志社に対しても好成績を残した。
加えて、2026年度の部員紹介からは、京都府内外のさまざまなラグビー環境で育った選手たちがチームを構成していることが分かる。
その背景には、1959年の創部から続く伏見工業の歴史と、山口良治氏が築いた全国優勝4回の伝統がある。
そして2026年11月8日には、京都成章との花園予選決勝が待っている。
京都工学院が目指すのは、京都府内での勝利だけではない。伏見工業から続く伝統を受け継ぎ、全国の強豪と互角に戦えるチームへ成長することだ。
2026年の花園予選決勝は、その現在地と未来を占う重要な一戦となる。
主な参照資料:京都工学院高校ラグビー部公式サイト(2026年シーズン結果・部員紹介・沿革)、京都府高体連ラグビー専門部、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部、京都市教育委員会、岐阜新聞。