『水戸黄門』の助さん・格さんは、一定の周期で機械的に交代していたわけではありません。歴代の放送記録を見ると、交代のタイミングはシリーズの節目と密接に関係しています。
交代の大きな転換点は5つ1.1971年・第3部:助さんが杉良太郎から里見浩太朗へ
シリーズ初期の大きな変更です。横内正は格さんとして残り、里見浩太朗との新しいコンビが誕生しました。
2.1978年・第9部:格さんが横内正から大和田伸也へ
助さんは里見浩太朗のまま、格さんだけが交代しました。ここから大和田伸也との共演が始まります。
3.1983年・第14部:格さんが伊吹吾郎へ
西村晃が二代目黄門に就任した第14部で、伊吹吾郎が三代目格さんになりました。里見浩太朗とのコンビはそのまま継続します。
4.2001年・第29部:助さん・格さんが同時交代
岸本祐二と山田純大が新たに就任。黄門役も石坂浩二に変わり、主要キャストが大きく刷新されました。
5.2003年・第32部、2010年・第42部:後期のコンビ交代
第32部では原田龍二と合田雅吏、第42部では東幹久と的場浩司に交代しました。
このように、放送部の切り替えとキャストの変更を照らし合わせると、歴代の流れが理解しやすくなります。
TBS版とBS-TBS版は何が違う?TBS版
1969〜2011年
- 全43部
- 助さん6人
- 格さん6人
- 長期レギュラーシリーズ
BS-TBS版
2017年〜
- 2017年に復活
- 2019年に第2シリーズ
- 2025年に新作SP
- 2026年にも新作SP
両者の違いは、単に放送局や出演者が変わっただけではありません。
| 比較項目 | TBS版 | BS-TBS版 |
|---|---|---|
| 黄門役 | 東野英治郎ら5人 | 武田鉄矢 |
| 助さん | 6人 | 財木琢磨 |
| 格さん | 6人 | 荒井敦史 |
| 作品の形式 | 43部の長期シリーズ | 新シリーズ・スペシャル |
| 制作 | C.A.L | C.A.L |
TBS版は1969年に始まり、2011年12月19日の2時間スペシャルで42年間の歴史に一区切りをつけました。
一方、BS-TBS版は2017年に武田鉄矢を六代目黄門として迎え、キャストを一新して復活しました。
2019年には第2シリーズが放送され、2017年からの財木・荒井コンビはそのまま続投しています。
なお、TBS版では第38部まで「ナショナル劇場」、第39部から「パナソニック ドラマシアター」という放送枠名になりました。これは番組のリニューアルやBS-TBS版への移行とは別の話です。
2025年のスペシャルから2026年の新作へBS-TBS版の近年の展開も見逃せません。
2019年の第2シリーズ終了後、2025年12月28日には約7年ぶりとなる新作2時間スペシャルが放送されました。
2025年作品の舞台は輪島・金沢。武田鉄矢、財木琢磨、荒井敦史のほか、篠田麻里子、津田寛治、袴田吉彦らが出演しました。
さらに2026年12月には『水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~』の放送が決定。今回も財木琢磨と荒井敦史が続投します。
TBS版の歴代俳優を調べる際には、2011年でシリーズ全体が完全に終わったと考えないことが大切です。地上波の長期シリーズは終了しましたが、BS-TBSで作品と役柄は引き継がれています。
【助さん格さん俳優の現在】2026年も続く歴代出演者の活動

歴代俳優は『水戸黄門』出演後も、テレビドラマ、映画、舞台など、それぞれの分野で活動を続けています。
2026年の公開情報から、代表的な俳優の動きを整理します。
里見浩太朗:時代劇を代表する俳優として活動
里見浩太朗
助さんを長年演じ、後に五代目黄門を担当。2026年も公式サイトでテレビ出演や舞台などの情報を発信しています。
助さんと黄門様の両方を演じた経歴は、歴代出演者の中でも特に特徴的です。
横内正:舞台でも存在感を発揮
横内正
初代格さん。2026年には舞台『MACBETH2026』に出演し、上演台本・演出も担当しました。
初代格さんとして知られる一方、舞台俳優としても活動を続けています。
大和田伸也:テレビ・映画・舞台で活躍
大和田伸也
二代目格さん。所属事務所のプロフィールでは、2026年のテレビ出演や映画、舞台関連の活動情報が掲載されています。
格さん役以外にも、NHK連続テレビ小説『藍より青く』などの出演歴が知られています。
合田雅吏:時代劇と舞台で活動
合田雅吏
五代目格さん。2026年にはNHK-BS時代劇『大岡越前9』への出演情報があり、舞台でも活動しています。
2027年には舞台『聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE 再演』への出演も発表されています。
財木琢磨・荒井敦史:BS-TBS版の現役コンビ
財木琢磨・荒井敦史
BS-TBS版の助さん・格さん。2025年の新作スペシャルに続き、2026年12月の新作でも同じ役を担当します。
財木琢磨は2026年もテレビドラマや舞台への出演情報を公開。荒井敦史も映画などで俳優活動を続けています。
こうして見ると、歴代の助さん・格さんは、出演当時の人気だけでなく、その後のキャリアも多彩です。かつての役柄をきっかけに俳優を知り、別の作品で再び見つける楽しみもあります。
【助さん格さんの歴代俳優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:助さんを演じた歴代俳優は誰ですか?
A1:TBS版では杉良太郎、里見浩太朗、あおい輝彦、岸本祐二、原田龍二、東幹久の6人です。BS-TBS版では財木琢磨が担当しています。
Q2:格さんを演じた歴代俳優は誰ですか?
A2:TBS版では横内正、大和田伸也、伊吹吾郎、山田純大、合田雅吏、的場浩司の6人です。BS-TBS版では荒井敦史が担当しています。
Q3:助さんと格さんの最終コンビは誰ですか?
A3:TBS版の第42部・第43部では東幹久が助さん、的場浩司が格さんを演じました。2011年12月19日の最終回スペシャルにも出演しています。
Q4:里見浩太朗は助さんと黄門様の両方を演じたのですか?
A4:はい。第3部から第17部までは助さんを担当し、2002年の第31部からは五代目水戸光圀を演じました。
Q5:2026年現在の助さん・格さんは誰ですか?
A5:2026年12月放送予定のBS-TBS新作では、財木琢磨が助さん、荒井敦史が格さんを演じます。TBS版最後のコンビである東幹久・的場浩司とは別の組み合わせです。
Q6:BS-TBS版は2017年だけで終了したのですか?
A6:いいえ。2019年に第2シリーズが放送され、2025年には2時間スペシャルが制作されました。2026年12月にも新作スペシャルが予定されています。
『水戸黄門』の助さん・格さんは、1969年の放送開始から2011年のTBS版終了まで、各6人、合計12人の俳優が演じてきました。さらにBS-TBS版では財木琢磨と荒井敦史が加わり、歴代出演者は合計14人になります。
特に覚えておきたい組み合わせは次の4組です。
- 杉良太郎・横内正: シリーズをスタートさせた初代コンビ。
- 里見浩太朗・伊吹吾郎: 昭和から平成にかけて長く親しまれた組み合わせ。
- 原田龍二・合田雅吏: 平成後期を代表するコンビ。
- 東幹久・的場浩司: TBS版最後のレギュラーコンビ。
そして、現在のBS-TBS版では財木琢磨・荒井敦史が助さん・格さんを引き継いでいます。
2026年12月の新作『水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~』でも、この2人の続投が決定しています。
歴代の配役を調べるときは、俳優の名前だけでなく、第何部から第何部まで出演したか、誰と共演したかをセットで覚えるのがおすすめです。時代ごとのキャストの違いが分かれば、再放送を見る際にも、当時の『水戸黄門』の魅力をより深く味わえます。
主な資料:TBS「水戸黄門大学・水戸黄門伝~ドラマの歴史~」、TBS「水戸黄門 最終回スペシャル」、BS-TBS「水戸黄門」シリーズ公式番組情報、株式会社C.A.Lのキャスト発表および番組情報。