第38回大会の優勝は、早稲田大学にとって大きな節目となった。
早稲田大学が出雲駅伝で最後に優勝したのは2010年。今回はそれ以来、16年ぶり3度目の優勝となった。
2026年に更新された大会記録従来の大会記録は、2023年の第35回大会で駒澤大学が記録した2時間7分51秒だった。
2026年は早稲田大学が2時間5分56秒を記録。従来記録を1分55秒更新した。
加えて、上位7チームが従来の大会記録を上回った。出雲駅伝全体の競技水準が大きく引き上げられた大会だった。
直近の歴代優勝校- 2022年:駒澤大学
- 2023年:駒澤大学(2時間7分51秒)
- 2024年:國學院大學
- 2025年:國學院大學
- 2026年:早稲田大学(2時間5分56秒)
國學院大學は2024年、2025年と連覇していたが、2026年は早稲田大学に優勝を譲った。
今回の結果によって、早稲田大学が新たな出雲駅伝の大会記録保持校となった。
大学三大駅伝2026の最新状況2026年度の大学三大駅伝は、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の順に開催される。
11月5日時点で、出雲駅伝と全日本大学駅伝の2大会が終了している。
第1戦:出雲駅伝優勝

早稲田大学 2時間05分56秒(大会新記録)
第2戦:全日本大学駅伝
優勝
早稲田大学 5時間03分31秒(大会新記録)
第3戦:箱根駅伝
次の勝負
2027年1月2日・3日
第103回東京箱根間往復大学駅伝競走
11月1日に行われた第58回全日本大学駅伝でも、早稲田大学が5時間3分31秒の大会新記録で優勝した。
2位は國學院大學の5時間7分5秒、3位は創価大学の5時間9分28秒だった。
出雲駅伝に続く2大会連続優勝によって、早稲田大学は大学三大駅伝3冠に王手をかけた形となる。
國學院大學も2大会連続で2位。出雲駅伝の悔しさを全日本大学駅伝で晴らすことはできなかったが、安定した総合力を示している。
残る箱根駅伝は2027年1月2日・3日。出雲駅伝の45.1kmとは異なり、箱根駅伝は217.1kmの長距離戦となる。短距離区間でのスピードだけでなく、山上り・山下りを含めた総合力が問われる。
【プロの結論】出雲駅伝の区間エントリーは最終配置と実績をセットで読む
今回の第38回大会から見えてきたのは、区間エントリーの評価では、選手の知名度や暫定オーダーだけを見ても十分ではないということだ。
重要なのは、次の3つの視点である。
1. 補員登録を欠場と混同しない
野中恒亨のように、暫定段階で補員に登録されていても、最終エントリーで主要区間を任されるケースがある。暫定版だけを見て戦力を判断すると、チームの本当の狙いを読み違える。
2. 区間順位と総合順位の両方を見る
岡田開成は2区4位、黒田然は5区7位だった。どちらも区間単体の順位だけで評価するのではなく、チームがその区間を終えた時点で何位だったかを合わせて確認する必要がある。
3. アンカーだけでなく中盤の配置を重視する
早稲田大学は工藤慎作の6区区間賞が目立つが、実際には本田、新妻、山口も区間賞を獲得している。
アンカーの強さだけで優勝したのではない。2区から5区までに作った優位を、工藤が最後まで守ったことが勝利につながった。
反対に國學院大學は、野中と飯國の好走で追い上げたものの、序盤の順位低下を完全に取り返すことはできなかった。
この違いこそ、2026年大会を分析するうえで最も要点だ。
出雲駅伝のエントリーを評価するなら、暫定オーダー、最終変更、区間順位、通過順位、総合タイムの順に確認する。これがレースの実態を正しく把握するための判断基準となる。
【出雲駅伝区間エントリー2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:出雲駅伝2026の区間エントリーはいつ発表された?
大会公式の暫定オーダー表は2026年10月9日9時30分発行。最終確定オーダー表は10月12日7時25分発行だった。大会当日の変更を反映した確定版を確認することが大切だ。
Q2:出雲駅伝の当日変更は何人まで可能?
各チーム最大2人まで。正選手と補員の入れ替えが認められるが、正選手同士の区間変更はできない。2026年は國學院大學、駒澤大学、アイビーリーグ選抜で変更があった。
Q3:出雲駅伝2026の優勝校と優勝タイムは?
早稲田大学が2時間5分56秒の大会新記録で優勝した。2位は國學院大學、3位はアイビーリーグ選抜。早稲田大学にとって16年ぶり3度目の優勝となった。
第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走は、早稲田大学が2時間5分56秒の大会新記録で制した。
大会前の10月9日に発表された暫定オーダーから、10月12日の最終エントリーまでを振り返ると、特に國學院大學の野中恒亨の4区起用が大きな変更だった。
一方、早稲田大学は工藤慎作を最終6区に据え、本田桜二郎、新妻遼己、山口竣平らが区間賞を獲得。下級生と上級生がそれぞれ役割を果たす布陣で勝利した。
中央大学の岡田開成、青山学院大学の黒田然も、それぞれ2区、5区で存在感を示した。
さらに11月1日の全日本大学駅伝でも早稲田大学が優勝し、2026年度の大学三大駅伝は残すところ箱根駅伝のみとなった。
2027年1月2日・3日の箱根駅伝で早稲田大学が3冠を達成するのか。それとも國學院大學や中央大学、青山学院大学などが巻き返すのか。
出雲駅伝で見えた各大学の強みと課題は、次の箱根路を占う重要な材料になる。2026年度の大学駅伝シーズンは、まだ最後の大一番を残している。