東京都台東区池之端にある「池之端しのぶ亭」は、落語家・三遊亭好楽が若手落語家の育成と落語文化の継承を目的に開いた小規模な寄席です。五代目圓楽一門会の落語家を中心に、好楽一門会、月極ねづ寄席、三遊亭兼作の落語勉強会、三遊亭好青年の歴史落語会など、個性豊かな公演が開催されています。
2026年11月5日時点では、11月8日の立川笑王丸・三遊亭兼作二人会、11月10日の月極ねづ寄席、11月21日の三遊亭好青年Sweden歴史落語会、11月30日の好楽一門会などが予定されています。住所は東京都台東区池之端2-5-47。最寄り駅は東京メトロ千代田線の根津駅です。
【池之端しのぶ亭とは?】三遊亭好楽が開いた若手落語家のための寄席

池之端しのぶ亭は、テレビ番組『笑点』でもおなじみの落語家・三遊亭好楽が、東京都台東区池之端に開設した寄席です。2013年1月に開場し、好楽の自宅建物の1階を演芸スペースとして活用しています。
一般的な寄席や大規模ホールとは異なり、客席数を絞ったアットホームな空間が特徴です。演者と観客の距離が近く、落語家が高座で語る声や表情、手の動きまで感じられる環境が整っています。
開設の背景には落語界への恩返しがあった好楽がしのぶ亭を設けた大きな理由は、後輩や弟子たちが実際のお客さんの前で落語を披露し、経験を積める場所を作ることでした。
2013年の開設時に掲載されたインタビューでは、好楽は若手育成への考えを次のように語っています。
「100回の稽古より、1人の客の前で演じる方が勉強になる」
この考え方は、しのぶ亭の存在意義をよく表しています。落語は台本を覚えるだけで完成する芸ではありません。観客の反応を受け止め、間の取り方や言葉の運び方を調整する経験が欠かせないからです。
実際、好楽は自分が先輩や師匠から受け取ったものを、次の世代へ渡すことを大切にしてきました。しのぶ亭は単なる個人所有の演芸スペースではなく、落語家を育てる実践の場として設計された施設なのです。
五代目圓楽一門会と好楽一門会の関係池之端しのぶ亭の公演を理解するうえで知っておきたいのが、五代目圓楽一門会との関係です。
好楽は五代目三遊亭圓楽の門下で活動してきた落語家であり、しのぶ亭では同一門の落語家たちによる公演が数多く行われています。
なかでも好楽一門会は、師匠と弟子たちの芸を一度に楽しめる企画です。一方、月極ねづ寄席は複数の落語家が出演する勉強会形式の公演で、出演者それぞれの個性を比較しながら楽しめます。
【2026年最新】池之端しのぶ亭の公演スケジュール・出演者一覧
2026年11月5日時点で確認できる、11月から12月にかけての主な公演をまとめました。日程、開演時間、出演者、木戸銭は公演ごとに異なります。
| 開催日 | 公演名・出演者 | 開演時間 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 11月8日(日) | 立川笑王丸・三遊亭兼作 二人会② | 14:00 | 予約2,000円・当日2,500円 |
| 11月10日(火) | 月極ねづ寄席 楽生・鳳笑・萬丸・好青年・好好 |
14:00 | 当日1,500円 |
| 11月21日(土) | 第8回 三遊亭好青年 Sweden歴史落語会 | 14:00 | 前売2,000円・当日2,500円 |
| 11月28日(土) | 三遊亭兼作 落語勉強会 vol.8 | 14:00 | 当日2,000円 |
| 11月30日(月) | 第八回 しのぶ亭 好楽一門会 | 13:30 | 前売2,000円・当日2,500円 |
| 12月15日(火) | 月極ねづ寄席 楽生・鳳笑・萬丸・好青年・好好 |
14:00 | 当日1,500円 |
※開場時刻は11月8日が13:30、11月10日が13:30、11月21日が13:30、11月28日が13:30、11月30日が13:00、12月15日が13:30です。
11月8日:立川笑王丸・三遊亭兼作 二人会②2026年11月8日(日)は、立川笑王丸と三遊亭兼作による二人会です。開場13:30、開演14:00。予約料金は2,000円、当日料金は2,500円です。
出演者それぞれが2席ずつ披露する構成で、三遊亭兼作は「小間物屋政談」など、立川笑王丸は「二階ぞめき」などを予定しています。
予約・問い合わせは立川笑王丸の公演案内に記載されたメールアドレスで受け付けています。
11月10日:月極ねづ寄席月極ねづ寄席は、池之端しのぶ亭で定期的に開催されている公演です。2026年11月10日(火)は13:30開場、14:00開演、木戸銭は1,500円です。
出演予定者は次の5人です。
- 三遊亭楽生
- 三遊亭鳳笑
- 三遊亭萬丸
- 三遊亭好青年
- 三遊亭好好
5人がそれぞれ一席ずつ披露する形式で、複数の落語家の芸風を一度に楽しめるのが魅力です。
月ごとに出演者や開催日が変わるため、定期的に通いたい人は出演者の公演情報を確認しておくと便利です。
11月21日:第8回 三遊亭好青年 Sweden歴史落語会2026年11月21日(土)には、三遊亭好青年によるSweden歴史落語会が開催されます。開場13:30、開演14:00、終演は15:30予定です。
この公演の特徴は、スウェーデンの歴史を題材にした新作落語を楽しめることです。公式公演案内では、スウェーデンの歴史にまつわる新作1席のほか、古典落語など2席が予定されています。
料金は前売2,000円、当日2,500円。予約は三遊亭好青年の公演案内に記載されたメールアドレスのほか、専用のPeatix受付が案内されています。
日本の古典落語だけでなく、海外の文化や歴史を落語という伝統芸能で楽しみたい人にも興味深い公演です。
11月28日:三遊亭兼作 落語勉強会 vol.811月28日(土)は、三遊亭兼作による落語勉強会の第8回です。13:30開場、14:00開演で、料金は2,000円です。
この会は、出演者を一人に絞った勉強会形式の公演です。複数の出演者が次々と高座に上がる寄席とは違い、一人の落語家の話芸に集中できるのが特徴です。
予約は三遊亭兼作の公式LINEで受け付けています。兼作は2026年10月31日付の公式ブログでも11月の出演予定を告知しており、11月28日の勉強会を掲載しています。
11月30日:第八回 しのぶ亭 好楽一門会11月30日(月)は、好楽一門の落語家が出演する第八回しのぶ亭好楽一門会です。
開場13:00、開演13:30。前売2,000円、当日2,500円で、定員は40席と案内されています。
確認できる出演者と演目は次のとおりです。
- 三遊亭好二郎「反対俥」
- 三遊亭兼作「雛鍔」
- 三遊亭兼好「錦の袈裟」
- 三遊亭百生「親子酒」
- 三遊亭好楽「生兵法」
- 三遊亭ぽん太「水神」
仲入りを挟んで複数の演目が披露され、主任は好楽門下七番弟子の三遊亭ぽん太が務めます。
好楽自身の高座だけでなく、師匠と弟子たちの芸を続けて聴ける点が、この公演の大きな見どころです。
12月15日:月極ねづ寄席12月15日(火)にも月極ねづ寄席が予定されています。開場13:30、開演14:00、木戸銭1,500円です。
出演者は三遊亭楽生、三遊亭鳳笑、三遊亭萬丸、三遊亭好青年、三遊亭好好の5人です。
2026年の月極ねづ寄席は、7月14日、8月18日、9月8日、10月20日、11月10日、12月15日などの開催が確認できます。毎月必ず同じ日付に開催されるわけではないため、月ごとの公演情報を確認してください。
【料金・木戸銭と予約方法】公演ごとに異なる受付方式に注意
池之端しのぶ亭の料金は、会場一律ではなく、公演の主催者や企画内容によって設定されています。
2026年に確認できる木戸銭の目安- 月極ねづ寄席:1,500円
- 三遊亭兼作落語勉強会:2,000円
- 立川笑王丸・三遊亭兼作二人会:予約2,000円、当日2,500円
- 三遊亭好青年Sweden歴史落語会:前売2,000円、当日2,500円
- しのぶ亭好楽一門会:前売2,000円、当日2,500円
このように、比較的手頃な料金で本格的な落語を楽しめます。ただし、料金や予約条件は各公演の案内が優先されます。
予約方法は公演の出演者・主催者を確認する池之端しのぶ亭には、すべての公演を一括して予約する共通窓口があるわけではありません。公演ごとに受付方法が設定されています。
2026年11月の公演では、次のような方法が確認できます。
- 11月8日の二人会:立川笑王丸の予約用メールアドレスから申し込む。
- 11月21日の歴史落語会:三遊亭好青年の公式サイトに記載されたメールアドレス、または専用Peatix受付を利用する。
- 11月28日の勉強会:三遊亭兼作の公式LINEから申し込む。
- 11月30日の好楽一門会:公演専用の予約フォームを利用する。
月極ねづ寄席については、公開されている案内に当日料金が記載されていますが、予約方法の詳細は公演ごとの告知で確認する必要があります。
予約時には、希望する公演日、氏名、人数、連絡先など、受付側が指定する情報を伝えましょう。返信や予約完了通知が必要な場合は、必ず確認してから来場するのが安心です。
また、11月30日の好楽一門会は40席限定です。小規模会場では定員に達する可能性があるため、当日券を前提にせず、早めに予約状況を確認することをおすすめします。
【住所・アクセス】池之端しのぶ亭への行き方と周辺情報
所在地と最寄り駅住所:東京都台東区池之端2-5-47
最寄り駅は東京メトロ千代田線の根津駅です。駅から徒歩約3〜5分が目安で、出口や歩くルートによって所要時間が異なります。
- 施設名:池之端しのぶ亭
- 住所:東京都台東区池之端2-5-47
- 最寄り駅:東京メトロ千代田線・根津駅
- 徒歩時間:約3〜5分
- 周辺エリア:上野公園、不忍池、根津周辺
しのぶ亭は大きな駅ビルや商業施設の中にある寄席ではなく、住宅街に位置する小規模な会場です。
そのため、初めて訪れる場合は住所を地図アプリに入力し、建物の場所を確認してから出発すると安心です。
上野方面から散策を兼ねて向かうこともできますが、開演直前に到着するような予定は避けたほうがよいでしょう。受付や座席の確認を済ませるため、開場時間を目安に到着するのがおすすめです。
会場は演者との距離が近い小規模空間池之端しのぶ亭の大きな魅力は、落語家と観客の距離です。
開設当初の取材では35席ほどの規模として紹介され、観光スポット情報では40〜50人程度の収容規模と説明されています。2026年11月30日の好楽一門会も40席限定です。
一般的な大劇場とは違い、落語家の細かな表情や声の調子、扇子や手ぬぐいを使った所作を身近に感じられます。
【評判・口コミを検証】池之端しのぶ亭ならではの魅力と注意点
池之端しのぶ亭の評判を考える際には、一般的な演芸場の評価とは少し違う視点が必要です。大規模な設備や豪華な客席よりも、演者との距離感や小規模会場ならではの雰囲気が体験の中心になるからです。
実際の来場者が感じたアットホームな雰囲気2026年9月10日に公開された来場記録では、三遊亭百生と三遊亭好志朗の二人会を訪れた人が、約30人の観客で会場がいっぱいになった様子を紹介しています。
平日の夜にもかかわらず、仕事帰りの観客や好楽の関係者などが集まり、終演後には打ち上げにも参加したとのことです。
この記録からは、しのぶ亭が単に落語を聴くだけの場所ではなく、演者と観客、落語ファン同士の距離が近い会場として利用されている様子がうかがえます。
客席によって見え方が変わる可能性も一方、同じ来場記録では、低めの椅子席から高座を見る場合、3列目付近では演者の手元などが見えにくくなるという感想も紹介されています。
落語では、顔の表情だけでなく、扇子や手ぬぐいを使った細かな動作も重要です。座席位置によって見え方が変わる点は、小規模会場ならではの注意点といえます。
座布団席と椅子席の配置は公演ごとに異なる可能性があるため、座席について希望がある人は、予約時に主催者へ相談してみるとよいでしょう。
口コミの数字だけで判断しないYahoo!マップにも池之端しのぶ亭の施設情報が掲載されていますが、公開ページでは評価点と文章による口コミの掲載状況を区別して見る必要があります。
大規模な商業施設のように多数の利用者レビューが蓄積されている施設ではありません。評価点だけを見て、会場の良し悪しを判断するのは難しいでしょう。
実際の公演内容、出演者、客席の雰囲気などを確認したうえで、自分が楽しみたい落語会かどうかを判断することが大切です。
【初めて行く人向け】池之端しのぶ亭をもっと楽しむ方法
初席は新年の落語始めにぴったり池之端しのぶ亭では、年始の初席も注目される公演の一つです。
2026年の初席については、1月上旬に実際の来場記録が公開されており、好楽をはじめ、らっ好、好青年、好一郎、ぽん太、満堂、円楽らの出演が紹介されています。
初席では、通常の勉強会とは異なる正月らしい華やかな雰囲気を味わえることがあります。2026年の初席では出演者が事前にシークレットとされていた公演もあり、誰が高座に上がるのかを楽しみにする趣向も見られました。
ただし、2027年の初席については、開催日、出演者、料金などの正式な公演案内を確認してから予定を立てる必要があります。
好楽一門会と若手勉強会は楽しみ方が違う初めて訪れる人には、好楽一門会と若手中心の勉強会の違いを知っておくと、公演選びがしやすくなります。
好楽一門会が向いている人
- 三遊亭好楽の落語を生で聴きたい人
- 師匠と弟子たちの芸をまとめて楽しみたい人
- 古典落語の演目を複数聴き比べたい人
若手勉強会が向いている人
- これから活躍する落語家を応援したい人
- 一人の落語家の芸の変化を追いかけたい人
- 複数の演者の個性を比較したい人
特に三遊亭兼作の落語勉強会は、一人の演者に集中して楽しめる企画です。一方、月極ねづ寄席は複数の出演者が登場するため、初めて落語に触れる人にも比較的入りやすい形式です。
当日のマナーと準備小規模な会場では、観客一人ひとりの行動が周囲に与える影響も大きくなります。初めて訪れる場合は、次の点を意識しておくと安心です。
- 開演直前ではなく、開場時間を目安に到着する。
- スマートフォンは音が鳴らない設定にする。
- 公演中の撮影や録音は主催者の案内に従う。
- 座布団席や椅子席など、当日の座席案内を確認する。
- 飲食や荷物の取り扱いについては会場の指示に従う。
- 終演後に出演者と交流したい場合は、主催者や出演者の案内を確認する。
落語は、演者の言葉と観客の反応が一緒になって成立する芸能です。大きな劇場とは違う距離感を楽しみながら、周囲の観客にも配慮して鑑賞しましょう。
【池之端しのぶ亭に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:池之端しのぶ亭の住所と最寄り駅はどこですか?
A1:東京都台東区池之端2-5-47です。東京メトロ千代田線の根津駅が最寄り駅で、徒歩約3〜5分が目安です。
Q2:池之端しのぶ亭の公演料金はいくらですか?
A2:2026年11月の公演では、月極ねづ寄席が1,500円、三遊亭兼作の落語勉強会が2,000円、好楽一門会が前売2,000円・当日2,500円です。公演ごとに異なるため、個別の案内を確認してください。
Q3:池之端しのぶ亭の予約はどこからできますか?
A3:公演ごとに異なります。出演者の公式サイトに掲載されたメールアドレス、公式LINE、Peatix、専用予約フォームなどが利用されています。参加したい公演の告知を確認してください。
Q4:落語初心者でも楽しめますか?
A4:楽しめます。特に月極ねづ寄席は複数の落語家が出演するため、さまざまな話し方や芸風に触れられます。落語の知識がなくても、演者の語りや表情を通じて物語を楽しめます。
Q5:池之端しのぶ亭では三遊亭好楽の落語を聴けますか?
A5:好楽一門会など、三遊亭好楽が出演する公演があります。ただし、すべての公演に出演するわけではありません。好楽本人の出演を希望する場合は、出演者一覧を確認してから予約してください。
Q6:2026年の月極ねづ寄席はいつ開催されますか?
A6:2026年11月10日と12月15日の開催が確認できます。いずれも13:30開場、14:00開演で、木戸銭は1,500円です。
池之端しのぶ亭は、三遊亭好楽が2013年に開設した、若手落語家の育成と落語文化の継承を目的とする小規模な寄席です。
2026年11月には、月極ねづ寄席、三遊亭好青年のSweden歴史落語会、三遊亭兼作の落語勉強会、好楽一門会など、異なる楽しみ方ができる公演が予定されています。
料金は1,500円から2,500円程度の公演が中心で、根津駅から徒歩約3〜5分というアクセスの良さも魅力です。
会場選びで重視したいのは、豪華な設備よりも、落語家の芸を間近で楽しめることです。大規模な寄席とは違う臨場感を求める人や、これから応援したい若手落語家を見つけたい人には、訪れる価値のある場所です。
初めて訪れるなら、まずは複数の落語家が出演する月極ねづ寄席、好楽本人の高座も楽しみたいなら好楽一門会がおすすめです。公演日と予約方法を事前に確認し、自分に合った一席を選んでみてください。
主な参照資料
- 三遊亭好青年公式サイト「毎月の公演情報」
- 立川笑王丸公式サイト「出演情報」
- 三遊亭兼作公式ブログ「2026年11月出演情報」
- 話芸の殿堂の2026年11月公演案内
- 2026年9月公開の来場者による訪問記録
- 2013年の開設時の取材記事、三遊亭好楽インタビュー