1990年代前半、テレビ朝日で放送されたバラエティ番組『桜っ子クラブ』。森脇健児と内海光司が司会を務め、SMAPやTOKIO、そして女性アイドルグループ「桜っ子クラブさくら組」が出演していた番組です。放送期間は1991年4月6日から1994年9月17日まで。現在では、菅野美穂、中谷美紀、持田真樹、加藤紀子、井上晴美など、後に俳優やタレントとして活躍する人物が所属していたことでも知られています。
2026年現在、かつてのメンバーは俳優、歌手、ミュージシャン、ラジオパーソナリティーなど、それぞれ異なる道を歩んでいます。番組はどのような内容だったのか、さくら組には誰がいたのか、SMAPやTOKIOとの関係、セーラームーンのミュージカルとの意外なつながりまで、歴代メンバーの現在とともに振り返ります。
【番組の正体】桜っ子クラブとはどんな番組?放送期間と出演者を解説

『桜っ子クラブ』は、テレビ朝日が制作した土曜日午後のバラエティ番組です。
放送開始は1991年4月6日、最終放送日は1994年9月17日。通常は土曜日の15時から15時55分まで、55分番組として放送されていました。
番組の大きな特徴は、女性アイドルグループを中心に据えながら、男性アイドルやお笑いタレントも一緒に出演する構成です。
司会は森脇健児と内海光司番組の司会を担当したのは、森脇健児と内海光司です。
森脇健児は当時、関西から全国区へ活動の幅を広げていた人気タレント。内海光司は光GENJIのメンバーとして知られ、アイドルとしての知名度を持っていました。
お笑いタレントと男性アイドルという異なる個性の組み合わせが、番組のにぎやかな雰囲気を生み出していました。
森脇健児は後年の文春オンラインのインタビューでも、前身番組『アイドル共和国』からSMAPと共演し、『桜っ子クラブ』への番組名変更後もその関係が続いたことを振り返っています。
SMAPとTOKIOも出演していた現在の視点から見ると、特に興味深いのがSMAPとTOKIOの出演です。
SMAPは当時、森且行を含む6人体制で活動していました。
出演メンバーとして知られるのは次の6人です。
- 中居正広
- 木村拓哉
- 稲垣吾郎
- 森且行
- 草彅剛
- 香取慎吾
TOKIOも番組に出演しており、城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也らが関わっていました。初期には小島啓もメンバーとして出演していました。
当時のSMAPやTOKIOは、現在のような国民的知名度を確立する以前の時期です。
そのため、後年のスターたちが同じ番組で共演していたことは、1990年代のテレビ番組を振り返る際の大きな見どころになっています。
西武園ゆうえんちでの公開収録番組の収録場所として知られているのが、西武園ゆうえんちです。
前身番組『アイドル共和国』に続く形で、遊園地のステージを活用した番組づくりが行われていました。
通常は収録形式でしたが、不定期に生放送も実施。夏にはプールでの公開収録も行われるなど、スタジオ中心のバラエティとは異なる開放的な雰囲気が特徴でした。
番組後期にはテレビ朝日のスタジオで収録・生放送を行う回もあり、放送形態にも変化が見られました。
【歴代メンバー一覧】桜っ子クラブさくら組には誰がいた?
番組の中心的存在だったのが、女性アイドルグループ「桜っ子クラブさくら組」です。
さくら組は番組内で活動するアイドルユニットとして結成され、オーディションなどを通じてメンバーが加わりました。
固定された少人数のグループではなく、加入や卒業によってメンバー構成が変化していったことが特徴です。
桜っ子クラブさくら組の歴代メンバー当時の名簿に記録されている主なメンバーは以下のとおりです。
あ行
- 相生恵美
- 秋元彩香
- 東恵子
- 安藤小径
- 井上晴美
- 岩名美紗子
- 大山アンザ
- 岡田知沙
か行
- 鹿嶋美由紀
- 加藤紀子
- 神山法子(かのこ)
- 菅野美穂
- 北川裕子
- キャサリン・グレイ
- 胡桃沢ひろ子
- 黒沢真琴
- 小林美香
さ行・た行
- 斉藤志乃
- 桜まりえ
- 嶋田茉莉
- 白羽玲子
- 鈴木奈々
- 竹越ミカ
な行
- 中條かな子
- 中谷美紀
- 中元綾子
- 中山博子
- 夏目奈美
は行
- 春原由紀
- 藤田久美子
- 星野麻衣子
- 星野吏沙
ま行・や行
- 三井美佳
- 持田真樹
- 森田淳奈
- 森野文子
- 柳香織
- 山内麻弥
メンバーは出演時期や活動名義によって表記が異なる場合があります。例えば、大山アンザは後にANZAとして活動し、春原由紀は春原佑紀に改名しています。
また、桜まりえは後に浅田真季、東恵子はAishaとして活動しました。
特に注目された5人のメンバーさくら組を語るうえで、後年の芸能活動でも広く知られるようになった人物がいます。
1. 菅野美穂
1977年8月22日生まれ、埼玉県出身。桜っ子クラブへの出演後、俳優として活動を広げ、映画『Dolls』やドラマ『大奥』などに出演しています。
現在は実力派俳優として知られ、2026年3月公開の映画『90メートル』にも出演しています。
2. 中谷美紀
1976年1月12日生まれの俳優です。
桜っ子クラブでは東恵子とともに、女性デュオ「KEY WEST CLUB」のメンバーとしても活動しました。
その後は俳優として映画やテレビドラマ、舞台などで活躍。国内外の作品に出演し、表現力の高い俳優として評価されています。
2026年にはウィーン・フィルのニューイヤーコンサート関連の活動や、エビアンの日本アンバサダー就任なども公式プロフィールに掲載されています。
3. 持田真樹
1975年1月11日生まれ、千葉県出身。
女優・歌手として活動し、1993年のドラマ『高校教師』などにも出演しました。
その後もテレビドラマや映画、舞台などでキャリアを重ねています。2026年現在もスターダストプロモーションの公式タレントプロフィールに掲載されています。
4. 加藤紀子
1973年1月30日生まれ、三重県出身。
1991年にさくら組のメンバーに選ばれ、翌1992年に歌手デビューしました。
その後は『マジカル頭脳パワー!!』などのバラエティ番組で人気を獲得。フランス留学を経験したことでも知られています。
現在は芸能活動と農業を両立。自身の畑で野菜を育てる生活も発信しており、TBSの『ふるさとの未来』にもレギュラー出演しています。
5. 井上晴美
1991年にさくら組の一員として活動を始めた人物です。
グラビアや俳優業で知名度を高め、その後もテレビドラマや映画などに出演してきました。
2026年7月には、約27年ぶりとなる雑誌グラビアへの出演が報じられました。熊本県を拠点とした暮らしを続けながら、芸能活動にも取り組んでいます。
【活動の相関関係】SMAP・TOKIO・セーラームーンとの意外なつながり
桜っ子クラブの魅力は、単に有名俳優を輩出したことだけではありません。
番組を起点に、複数の音楽ユニットや舞台作品へ活動が広がっていったことも重要な特徴です。
番組から生まれた音楽ユニット代表的なのが、次の2組です。
KEY WEST CLUB
中谷美紀と東恵子による女性デュオです。
1991年11月にシングル「お誂え向きのDestiny」をリリースしました。
中谷美紀が後に俳優として活躍することを考えると、歌手としての初期活動を知るうえでも興味深いユニットです。
MOMO
大山アンザと森野文子によるユニットです。
2人は音楽活動だけでなく、ミュージカルでも重要な役割を担いました。
セーラームーンのミュージカルに出演桜っ子クラブと『美少女戦士セーラームーン』の関係も見逃せません。
1990年代の初期ミュージカルでは、さくら組のメンバーがセーラー戦士役を担当していました。
主な配役は次のとおりです。
- 大山アンザ:月野うさぎ/セーラームーン
- 森野文子:水野亜美/セーラーマーキュリー
- 中山博子:火野レイ/セーラーマーズ
- かのこ:木野まこと/セーラージュピター
- 鈴木奈々:愛野美奈子/セーラーヴィーナス
特に大山アンザは、ミュージカル版で約5年間にわたり主演を務めました。
後にANZAとして活動し、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などの舞台にも出演。現在はロックバンドHEAD PHONES PRESIDENTのボーカルとしても活動しています。
このように、桜っ子クラブはテレビ番組から舞台芸術へとつながる人材を生み出していたのです。
代表曲と音楽活動さくら組名義では、複数のシングルが発売されました。
代表的な作品は以下のとおりです。
- 1992年11月25日:「なにがなんでも」
- 1993年7月1日:「DO-して」
- 1993年8月1日:「ラ・ソウルジャー」
- 1994年8月24日:「もう一度笑ってよ」
特に「DO-して」は、テレビアニメ『クレヨンしんちゃん』のエンディングテーマとして知られています。
2022年発売の日本コロムビアの『クレヨンしんちゃん30周年記念テーマソング集』にも収録されており、グループの活動を知らない世代にも楽曲が届く機会があります。
「ラ・ソウルジャー」はセーラームーンのミュージカルに関連する楽曲で、テレビと舞台の両方に活動の接点があったことを示しています。
主な人物・作品の関係一覧| 人物・グループ | 桜っ子クラブとの関係 | その後の主な活動 |
|---|---|---|
| 森脇健児 | 司会 | お笑い・テレビ・マラソン関連活動 |
| 内海光司 | 司会 | 光GENJI、舞台・芸能活動 |
| SMAP | レギュラー出演 | 音楽・テレビ・俳優活動 |
| TOKIO | レギュラー出演 | 音楽・テレビ・バラエティ |
| 菅野美穂 | さくら組メンバー | 映画・ドラマ |
| 中谷美紀 | さくら組、KEY WEST CLUB | 映画・ドラマ・舞台 |
| 加藤紀子 | さくら組メンバー | タレント・農業・音楽 |
| 持田真樹 | さくら組メンバー | 俳優・歌手 |
| 大山アンザ | さくら組、MOMO | ANZA、ミュージカル・ロック |
| 森野文子 | さくら組、MOMO | ミュージカル出演 |
| 鈴木奈々 | さくら組メンバー | セーラーヴィーナス役など |
【2026年最新】桜っ子クラブのメンバーは現在何をしている?
番組終了から30年以上が経過した2026年現在、元メンバーの活動は大きく広がっています。
俳優として第一線で活躍する人もいれば、音楽やラジオ、地域に根ざした活動に取り組む人もいます。
菅野美穂:映画・ドラマで活躍する俳優菅野美穂は、桜っ子クラブ出演後、俳優として着実にキャリアを積み重ねました。
映画『Dolls』『化粧師』、ドラマ『大奥』『働きマン』など、幅広い役柄を経験しています。
2026年には映画『90メートル』への出演もあり、現在も映像作品を中心に活動しています。
中谷美紀:俳優から文化・芸術分野まで活動を拡大中谷美紀は、俳優として国内外の映画やドラマ、舞台に出演してきました。
2026年の公式プロフィールには、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート関連の活動や、ウィーン文化に関わる仕事、書籍などが掲載されています。
アイドルグループ時代とは異なる分野でも存在感を発揮しています。
加藤紀子:芸能活動と農業を両立加藤紀子は、現在もテレビや各種メディアで活動しています。
特徴的なのが、農業への取り組みです。
FRIDAYの2023年のインタビューでは、自身の畑で空心菜やナス、モロヘイヤなどを育てる様子が紹介されました。
2026年も所属事務所の公式プロフィールにテレビ出演情報が掲載されており、芸能活動を継続しています。
持田真樹:俳優としての経歴を継続持田真樹は、1990年代にドラマ『高校教師』などに出演し、俳優として知名度を高めました。
その後もドラマや映画、舞台などで活動しています。
現在もスターダストプロモーションの公式プロフィールに所属タレントとして掲載されています。
ANZA:ミュージカルから世界のロックシーンへ大山アンザは、ANZA名義で活動しています。
ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』での主演を経て、『レ・ミゼラブル』などの舞台にも出演しました。
現在はHEAD PHONES PRESIDENTのボーカルとしても活動し、ソロプロジェクトにも取り組んでいます。
公式サイトには2026年のライブ予定や35周年記念アルバムの情報も掲載されています。
春原佑紀:bayfmのラジオDJとして活躍春原由紀は、グループ卒業後に春原佑紀へ改名しました。
歌手活動を経て、ラジオパーソナリティーとしても活躍しています。
2026年にはbayfmの『it!!』などでDJを務めており、ラジオを通じてリスナーに親しまれています。
中條かな子:緒方かな子として広島を中心に活動中條かな子は、後に緒方かな子へと活動名を変更しました。
1990年代にはグラビアアイドルや俳優として活躍。その後も広島を中心にタレント活動を続けています。
2026年には広島県内のイベントへの出演も報じられています。
鈴木奈々:同姓同名のタレントとの混同に注意桜っ子クラブの歴代メンバーには、鈴木奈々という人物もいます。
ここで注意したいのが、現在バラエティ番組などで活躍する1988年生まれのタレント・鈴木奈々との混同です。
桜っ子クラブの鈴木奈々は、1990年代のさくら組メンバーで、セーラームーンのミュージカルではセーラーヴィーナスを演じた人物です。
現在のモデル・タレントとして知られる鈴木奈々は1988年生まれで、所属事務所の公式プロフィールにも別の経歴が掲載されています。
同じ名前だからといって、同一人物として扱わないことが大切です。
【最終回と人気順】桜っ子クラブが終了した理由と現在の評価
桜っ子クラブの最終回は1994年9月17日番組の最終放送日は、1994年9月17日です。
1991年4月から約3年5か月にわたって放送され、森脇健児、内海光司、SMAP、TOKIO、さくら組のメンバーたちが出演してきました。
番組終了に伴い、番組の中心だったさくら組も活動の一区切りを迎えます。
ただし、現在確認できる資料だけでは、番組終了に至った具体的な制作上の理由や、視聴率を含む詳細な編成事情までは一つに特定できません。
そのため、単純に人気低迷だけを理由として終了したと断定することはできません。
桜っ子クラブの人気順は?検索では「桜っ子クラブ 人気順」という言葉も見られます。
ただし、2026年現在、全メンバーを対象にした統一的な公式人気ランキングが確認できるわけではありません。
人気を考える際には、少なくとも次の3つの観点を分ける必要があります。
1. 当時の人気: 番組出演時の知名度、歌手活動、ファンからの支持。
2. 現在の知名度: 映画・ドラマ・テレビなどでの活躍による認知度。
3. グループへの貢献: 音楽ユニットやミュージカルなどでの活動実績。
現在の知名度という観点では、菅野美穂、中谷美紀、加藤紀子などが特に知られています。
一方、ミュージカルの歴史に注目すれば、大山アンザや森野文子も重要な存在です。
したがって、単純な順位だけでメンバーの価値を判断するより、活動分野ごとの実績を見るほうが、グループの歴史を正確に理解できます。
桜っ子クラブが現在も語られる理由桜っ子クラブが長く記憶されている理由は、後に有名になったメンバーが多かったことだけではありません。
当時のテレビ番組が、アイドルの育成、音楽活動、舞台出演、バラエティーでの経験を一体化させていた点にも特徴があります。
番組を通じて知名度を得たメンバーが、別の分野に進出する機会を持っていたのです。
また、SMAPやTOKIOが出演していたという事実も、当時のテレビ番組を振り返るうえで大きな魅力になっています。
桜っ子クラブは、1990年代前半のアイドル文化とテレビバラエティの関係を知るための興味深い事例です。
【よくある質問】桜っ子クラブに関するFAQ
Q1:桜っ子クラブはいつからいつまで放送されていましたか?
A1:1991年4月6日から1994年9月17日まで、テレビ朝日で放送されました。通常は毎週土曜日15時から15時55分までの番組でした。
Q2:桜っ子クラブさくら組には誰がいましたか?
A2:菅野美穂、中谷美紀、持田真樹、加藤紀子、井上晴美、大山アンザ、森野文子、鈴木奈々、中條かな子、胡桃沢ひろ子など、多くの女性タレントが参加していました。
Q3:桜っ子クラブにはSMAPやTOKIOも出演していましたか?
A3:はい。SMAPは森且行を含む6人体制の時期に出演しており、TOKIOのメンバーも番組に関わっていました。司会は森脇健児と内海光司でした。
Q4:桜っ子クラブの最終回はいつですか?
A4:1994年9月17日です。この放送をもって約3年5か月の番組の歴史に幕を下ろしました。
Q5:桜っ子クラブとセーラームーンにはどのような関係がありますか?
A5:さくら組のメンバーが、初期のミュージカル版『美少女戦士セーラームーン』に出演していました。大山アンザがセーラームーン役、森野文子がセーラーマーキュリー役などを担当しました。
Q6:桜っ子クラブのメンバーは2026年現在も芸能活動をしていますか?
A6:はい。菅野美穂、中谷美紀、加藤紀子、持田真樹、ANZA、井上晴美など、それぞれの分野で活動を続けているメンバーがいます。一方、芸能活動の状況が公表されていない元メンバーもいます。
Q7:桜っ子クラブの人気メンバーは誰ですか?
A7:現在の知名度という点では、菅野美穂、中谷美紀、加藤紀子などが代表的です。ミュージカル分野では大山アンザや森野文子も重要な存在です。公式の統一ランキングではないため、人気の基準によって評価は異なります。
『桜っ子クラブ』は、1991年4月6日から1994年9月17日までテレビ朝日で放送されたバラエティ番組です。
森脇健児と内海光司が司会を務め、SMAPやTOKIOが出演。番組の中心には、菅野美穂、中谷美紀、持田真樹、加藤紀子、大山アンザらが所属した桜っ子クラブさくら組がいました。
加えて、KEY WEST CLUBやMOMOといったユニットの誕生、『クレヨンしんちゃん』のエンディングテーマ「DO-して」、ミュージカル版『美少女戦士セーラームーン』への出演など、活動の広がりも印象的です。
2026年現在、元メンバーたちは俳優、歌手、ミュージシャン、タレント、ラジオDJなど、それぞれの道を歩んでいます。
桜っ子クラブの本当の価値は、単に有名俳優を輩出したことではなく、一つのテレビ番組から音楽・舞台・映像へと活躍の場を広げる人材が生まれたことにあります。
1990年代のアイドル文化を振り返る際、桜っ子クラブは今も興味深い存在であり続けています。