樋口さんのプロ転向後に注目したいのは、競技者としての実績だけでなく、フィギュアスケートに関わる仕事の幅が広がっていることです。
ミラノ・コルティナ五輪では解説者として登場2026年2月には、NHKのミラノ・コルティナ五輪関連番組「デイリーハイライト」に解説者として出演しました。
北京五輪を経験した元トップ選手として、鍵山優真選手らの演技についてコメントし、同世代の坂本花織選手にもエールを送りました。
デイリースポーツは、放送を見た視聴者から、話し方が落ち着いている、声が聞きやすいといった反応が寄せられたことを紹介しています。
選手として技術を磨いてきた樋口さんが、今度は競技を見る側、伝える側にも活動を広げた出来事です。
坂本花織との関係が新しい仕事につながった坂本花織さんとは、ジュニア時代から競い合ってきた間柄です。
2022年北京五輪では同じ日本代表として団体銀メダルを獲得しました。
長年ライバルだった2人が、競技生活の区切りを経て、今度は振り付けという形で関わるようになったことは興味深い変化です。
坂本さんが樋口さんに振り付けを依頼したことも報道されており、これまでの信頼関係が新しい仕事につながったことが分かります。
プロスケーターとしての評価はどう変わった?競技時代の樋口さんは、トリプルアクセルを含む高難度ジャンプやスピード感のある滑りで知られていました。
一方、プロスケーターとしては、次のような点が新しい評価軸になります。
- 観客に伝わる演技の表現力
- アイスショー全体の作品性を理解した演技
- 他の選手の個性を引き出す振り付け
- 後進に技術や経験を伝える指導力
- フィギュアスケートの魅力を言葉で説明する力
GOETHEのインタビューでは、本人も試合とショーの違いを詳しく説明しています。
特に印象的なのは、ショーでは自分の得点より観客に作品を届けることを優先するという考え方です。
競技会で結果を出すことと、観客に感動を届けることは、似ているようで異なる仕事です。
樋口さんは現在、その両方を経験した選手だからこそできる表現を模索しています。
樋口新葉の公式サイトで確認できる最新情報2026年11月現在、出演情報やスケジュールを確認する際には、本人の公式ウェブサイトが重要な情報源です。
2026年7月10日付の公式ニュースでは、TBS「A-Studio+」の坂本花織さん出演回にインタビュー出演することが告知されました。
また、公式スケジュールには次のアイスショーが掲載されています。
| 公演 | 開催予定日 |
|---|---|
| プリンスアイスワールド 沖縄公演 | 2027年1月16日~17日 |
| プリンスアイスワールド 東京公演 | 2027年2月20日~23日 |
このほか、2026年には愛媛、和歌山、佐賀、横浜などのプリンスアイスワールド公演もスケジュールに掲載されています。
今後の出演予定や変更情報を追う場合は、公式サイトのNEWSとSCHEDULE&RESULTの両方を確認するのがおすすめです。
【プロの結論】樋口新葉の引退は終わりではなく、競技経験を次世代へつなぐ転換点

樋口新葉さんの2026年の歩みから見えてくるのは、トップアスリートの引退後には、競技成績とは別の価値を生み出す道があるということです。
22年間の競技生活で身につけた技術や経験は、引退によって失われるものではありません。
アイスショーでは表現力に変わり、振り付けでは創造力に変わり、大学院では研究対象となり、子どもたちへの指導では次世代を育てる知識になります。
特に注目したいのは、スポーツ心理学の研究です。
樋口さんが取り組むコーチと選手の関係性というテーマは、フィギュアスケートに限らず、さまざまな競技に共通する課題です。
選手の能力を最大限に引き出すには、技術指導だけでなく、本人の心理状態や個性を理解することも必要になります。
自身が北京五輪や世界選手権という大舞台を経験し、プレッシャーや故障、復帰、引退を経験してきたことは、研究や指導に生かせる大きな財産です。
また、フィギュアスケート界にとっても、競技引退後の選択肢を広げるという意味があります。
樋口さん自身、引退後のキャリアを選手が思い描ける仕組みの必要性について語っています。
トップ選手が競技を終えた後も、プロスケーター、振付師、指導者、研究者などの立場で競技界に関わることは、スポーツ全体の発展にもつながります。
樋口新葉に関するよくある質問(FAQ)
Q1:樋口新葉は現在もフィギュアスケートを続けていますか?
A1:競技会に出場する現役選手としては、2026年3月9日に引退を発表しています。ただし、プロスケーターとしてアイスショーへの出演を続けており、振り付けや指導にも取り組んでいます。
Q2:樋口新葉の引退理由は何ですか?
A2:2025-2026シーズンを最後のシーズンと決め、ミラノ・コルティナ五輪を目指して競技生活を続けてきました。最後の全日本選手権では身体的な負担もありながら納得できる演技を終え、22年間の競技生活に区切りをつけました。
Q3:樋口新葉は大学院で何を学んでいますか?
A3:スポーツ心理学です。特にコーチと選手の関係性が競技パフォーマンスにどのような影響を与えるかを研究しています。自身の競技経験を振り返り、指導や後進の育成にも学びを生かしています。
Q4:樋口新葉の北京オリンピックでの成績は?
A4:2022年北京五輪では団体戦で銀メダルを獲得しました。女子シングルは大会当時の発表では5位でしたが、ISUの改訂後の最終順位では4位となっています。
Q5:樋口新葉は坂本花織の振り付けを担当したのですか?
A5:はい。2026年5月のファンタジー・オン・アイス幕張公演で、坂本花織さんが樋口新葉さん振り付けの「Feeling Good」を初披露しました。樋口さんにとって振付師デビュー作となりました。
樋口新葉さんは、2026年3月9日に22年間の競技生活を終えました。
しかし、フィギュアスケートとの関係が終わったわけではありません。
現在はプロスケーターとしてアイスショーに出演し、坂本花織さんのプログラムを振り付けるなど、表現者として新たな可能性を広げています。
さらに大学院ではスポーツ心理学を学び、コーチと選手の関係性について研究しています。子どもたちへの指導や社会経験にも取り組み、競技者時代とは異なる日常を築いています。
今後の動向を追う際に押さえておきたい要点は3つです。
- アイスショー: プリンスアイスワールドなどでの出演活動
- 振り付け・指導: 坂本花織さんのプログラムをはじめとする新しい創作活動
- 大学院での研究: スポーツ心理学を通じた指導法や選手育成への取り組み
北京五輪の銀メダリスト、世界選手権の銀メダリストという実績は、樋口さんのキャリアの一部にすぎません。
22年間の競技経験を、演技、創作、研究、指導へとつなげていくこと。2026年の樋口新葉さんを理解するうえで、最も注目すべき変化はそこにあります。
今後はプロスケーターとしてどのような作品を生み出すのか、そして大学院での学びをどのようにフィギュアスケート界へ還元していくのかが、新たな見どころになりそうです。
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