「東大王中絶」と検索される背景には、2019年7月に『週刊文春』が報じた、元交際相手の女性と水上颯氏をめぐる妊娠・中絶トラブルがあります。当時、TBS系クイズ番組『東大王』で大将を務め、東京大学医学部に在籍していた水上氏。報道では、女性側が妊娠と中絶に至るまでの経緯を証言した一方、水上氏本人と所属事務所のワタナベエンターテインメントは、交際期間や別れ方、妊娠をめぐる認識について異なる説明をしました。
その後、水上氏は2020年3月に『東大王』を卒業し、医師の道へ進んでいます。2026年11月現在、東京大学医学部附属病院の精神神経科に関する公式情報では助教として名前が掲載されています。この記事では、2019年の週刊文春報道、女性側の証言、水上氏側の反論、所属事務所の回答を時系列で整理し、報道後の活動と現在の状況まで解説します。
【報道の発端】東大王・水上颯の中絶報道は2019年7月10日に始まった

2019年7月10日、『週刊文春』は文春オンラインで「“東大王”水上颯は妊娠していた私に『楽しくない。帰ってくれないか』女子大生恋人が中絶トラブルを告白」という趣旨の記事を公開しました。
記事で証言したのは、都内の大学に通う20代女性のA子さんです。女性は、水上氏と長期間交際していたと説明し、2019年5月に妊娠したと考える子どもについて中絶手術を受けたと証言しました。
女性側の説明によると、避妊をめぐる問題があった後、生理が来ないことを水上氏に伝えたところ、相手の態度が変化したといいます。その後のやり取りでも十分な支援を得られず、最終的に一人で中絶を決断するに至ったというのが、報道で紹介された女性側の主張です。
女性の証言には、交際中のやり取りやLINEの画面なども関連資料として登場しました。ただし、LINEの一部が紹介されたことと、妊娠や中絶をめぐるすべての経緯が客観的に立証されたことは同じではありません。
なぜ大きなニュースになったのか当時の水上氏は、単に東京大学医学部に在籍する学生というだけではありませんでした。TBS系『東大王』の東大王チームの大将として出演し、高い知識量とクイズの実力で広く知られていました。
2012年には開成高校のチームで第32回全国高等学校クイズ選手権に出場して優勝。2014年には東京大学理科三類に進学し、医学部で学びながらテレビ番組にも出演していました。
そのため、知的で冷静な印象を持たれていた人気出演者をめぐる報道として、芸能ニュースやテレビ情報を扱う媒体でも大きく取り上げられました。
ライブドアニュースも2019年7月10日に報道内容を紹介しています。検索される「東大王中絶」という言葉は、この一連の報道に由来するものです。
【双方の主張を比較】女性側の証言と水上颯・所属事務所の回答は何が違った?
女性側が語った交際期間と妊娠後の経緯女性側の説明で特に重要なのは、交際期間と別れに至るまでの認識です。
A子さんは、水上氏と3年以上交際していたと主張しました。また、妊娠の可能性を伝えた後の対応に傷つき、最終的に2019年5月に中絶手術を受けたと説明しています。
女性側の証言では、2019年6月15日の電話が最後の別れにつながった出来事として語られています。水上氏側が説明した4月末の話し合いによる別れとは、時期も経緯も異なっています。
水上氏本人は交際を認めた一方、妊娠の相談について否定『週刊文春』の電話取材に対し、水上氏はA子さんとの交際そのものについては認めています。
一方、女性が主張した2019年4月27日の妊娠に関する相談については、本人の説明は異なりました。
水上氏は、生理について尋ねた際に女性から聞かないでほしいと言われたため、生理は来たものと思っていた、という趣旨の説明をしています。
つまり、水上氏側の説明では、女性が主張するような妊娠の可能性を伝えられた認識はなかったということになります。
ここで押さえておきたいのは、水上氏が交際関係そのものを否定したわけではない点です。争点となったのは、交際期間、妊娠についての情報共有、当時のやり取り、そして別れ方でした。
ワタナベエンターテインメントの公式回答水上氏の所属事務所だったワタナベエンターテインメントは、週刊文春の質問に対して文書で回答したと報じられています。
事務所側が説明した交際期間は、2018年初頭から2019年4月まででした。加えて、2019年4月末に本人同士で話し合いを行い、別れることになったと説明しています。
「事実無根の記述が含まれており」
これは当時の事務所回答として報道で紹介された表現です。事務所は、質問状に含まれる記述の一部について事実ではないとし、十分な取材や明確な根拠がないまま記事を作成・掲載しようとしていることに遺憾の意を示しました。
女性側はこの回答に対しても反論し、自分の証言は事実であり、3年以上交際していたと改めて主張しています。
このように、報道された内容には双方の説明の食い違いが存在しました。所属事務所の回答は水上氏側の公式な立場を示すものですが、それだけで女性側の証言が否定されたと判断することもできません。
【時系列で整理】水上颯の交際期間・破局・中絶報道の経緯
一連の出来事を理解するには、女性側の証言と水上氏側の説明を分けて時系列で見る必要があります。
| 時期 | 出来事・主張 | 情報の位置づけ |
|---|---|---|
| 2012年 | 開成高校のチームで全国高等学校クイズ選手権に優勝 | 報道された経歴 |
| 2014年 | 東京大学理科三類に進学 | 公表されている経歴 |
| 2017年 | TBS系『東大王』に出演し、東大王チームの大将として活躍 | 番組情報 |
| 2018年初頭~2019年4月 | 水上氏側が説明した交際期間 | 所属事務所の回答 |
| 2019年4月末 | 本人同士で話し合って別れたと事務所側が説明 | 所属事務所の回答 |
| 2019年5月 | 女性側が中絶手術を受けたと証言 | 女性側の証言 |
| 2019年6月15日 | 最後の別れにつながる電話があったと女性側が説明 | 女性側の証言 |
| 2019年7月10日 | 週刊文春が妊娠・中絶トラブルを報道 | 報道日 |
| 2019年10月2日 | 『東大王』を2020年3月に卒業すると発表 | 番組放送内容 |
| 2020年3月 | 『東大王』を卒業 | TBSの番組発表 |
| 2023年12月 | 精神科医として勤務している近況が報道される | 週刊女性PRIMEの報道 |
| 2026年4月12日現在 | 東京大学医学部精神神経科の助教として掲載 | 大学の公式教室員一覧 |
表から分かるように、交際期間と破局の時期については双方の説明が一致していません。
特に、女性側が主張する3年以上の交際と、水上氏側が説明した約1年の交際には大きな開きがあります。また、別れた時期についても、事務所側の4月末という説明と、女性側が語った6月15日の電話という説明に違いがあります。
この違いが、2019年の報道を現在も検索する人が多い理由の一つです。
【中絶報道の真相】事実として分かっていることと未解決の争点
双方の説明が一致している部分最初に、双方の説明で一致している重要な点は、水上氏と女性の間に交際関係があったことです。
水上氏本人は文春の電話取材で交際を認め、所属事務所も交際していた期間を具体的に説明しています。そのため、交際関係そのものは単なるネット上の噂ではなく、当事者側も認めた事柄です。
一方、妊娠をいつ、どのような形で伝えたのかという点は、女性側と水上氏側の説明が食い違っています。
妊娠・中絶については女性側の証言と水上氏側の説明を区別する必要がある検索結果では「水上颯が中絶させた」「妊娠を知って別れた」といった断定的な表現が使われる場合があります。
しかし、2019年の報道を丁寧に読むと、女性側の証言と水上氏側の回答は同じではありません。
女性側は妊娠を伝えた後の対応や中絶に至った経緯を説明しています。それに対して水上氏側は、妊娠の可能性について当時認識していなかったという趣旨の説明をし、事務所も記事の一部に事実と異なる記述があると反論しました。
したがって、報道された女性側の証言をそのまま確定した事実として扱うことも、事務所の反論だけを根拠に報道全体を虚偽と決めつけることも適切ではありません。
元交際相手の女性は誰なのか報道では、女性はA子さんとして紹介され、20代の大学生と説明されていました。
一方、一般に公開されている報道の範囲で、女性の実名や現在の生活状況を確かな情報として扱うことはできません。ネット上には女性の身元を推測する記事もありますが、本人の特定につながる情報を確定事項として広めるべきではありません。
今回の報道を理解するうえで必要なのは、女性の個人情報ではなく、当時どのような証言があり、本人側と所属事務所がどのように回答したかという点です。
【報道後の活動】水上颯は東大王を卒業して医師の道へ
2019年10月に番組卒業を発表中絶報道から約3か月後の2019年10月2日放送の『東大王』スペシャルで、水上氏は2020年3月いっぱいで東大王チームを卒業することを発表しました。
ただし、卒業の理由として番組側が説明したのは、東京大学医学部の卒業と、その後の研修医としての進路です。中絶報道が卒業の直接的な理由だったとする公式発表はありません。
TBSの2020年3月の番組情報でも、水上氏は東大王チームの大将として2年半務めたこと、番組出演を終えて医師の道に進むことが紹介されていました。
2020年3月18日には卒業スペシャルが放送され、約3年間にわたる番組出演に区切りをつけています。
2023年には精神科医としての勤務が報じられる2023年12月20日、週刊女性PRIMEは、水上氏が都内の病院で精神科医として勤務していると報じました。
同記事によると、水上氏は医師国家試験に合格した後、医師としてのキャリアを積んでいました。医師を目指した背景には、両親が医師だったことや、以前から医療の仕事に関心を持っていたことがありました。
また、同記事では、精神科を志望した理由として発達障害への関心が紹介されています。病院の広報誌にも登場し、精神科で経験を積んでいることを語っていました。
2026年最新の所属・職業は?2026年11月現在、水上氏は東京大学医学部附属病院の精神神経科に関係する教職員として、大学の公式情報に掲載されています。
東京大学医学部精神医学教室が公開する教室員一覧には、2026年4月12日現在の情報として、水上颯氏の名前が「助教」の職名で掲載されています。
東京大学の人物紹介ページでも、次の所属情報が確認できます。
- 氏名:水上颯
- 英語表記:MIZUKAMI So
- 職名:助教
- 所属:東京大学医学部附属病院
- 部門:精神神経科診療部門・精神神経科
この情報は、個人ブログや芸能ニュースの推測ではなく、東京大学の公式サイトに掲載されたものです。
つまり、テレビのクイズ番組で活躍した水上氏は、2026年には大学病院の精神神経科で教育・研究・医療に関わる立場に進んでいることが分かります。
【プロの結論】東大王中絶報道を調べる際に押さえるべき3つの判断基準
今回の一件は、人気テレビ出演者のプライベートに関する報道であると同時に、妊娠や中絶という当事者の人生に深く関わる問題を扱った報道でもあります。
2019年から2026年までの経緯を振り返ると、情報を整理するうえで要点は3つあります。
1. 交際を認めたことと、報道内容すべてを認めたことは違う水上氏側が交際関係を認めたことは、当時の報道から確認できます。しかし、それは女性側が説明した妊娠後の対応や中絶に至る経緯まで認めたことを意味しません。
この2つを混同すると、記事の内容を誤って理解することになります。
2. 事務所の反論と女性側の証言は両方読む女性側の証言だけを読めば、女性が説明する当時の苦悩や不満が中心になります。一方、事務所の回答だけを読めば、水上氏側の認識が中心になります。
両者を照合すると、交際期間、別れた時期、妊娠の可能性を伝えた際の状況という3つの大きな争点が浮かび上がります。
3. 2019年の報道と2026年の職業情報を混同しない水上氏が『東大王』を卒業したことと、2019年の中絶報道を直接結びつける根拠はありません。
番組卒業については、医学部卒業と医師としての進路が説明されています。その後の精神科医としての活動も、東京大学の公式情報で確認できます。
報道後のキャリアと過去のプライベートを区別することは、人物の現在を正確に理解するためにも欠かせません。
【東大王中絶報道】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東大王の水上颯に中絶報道が出たのはいつですか?
A1:2019年7月10日です。『週刊文春』が、水上氏の元交際相手とされる20代女性による妊娠・中絶に関する証言を報じました。
Q2:水上颯は中絶報道を認めたのですか?
A2:水上氏は女性との交際自体は認めましたが、女性側が主張した妊娠に関する相談については異なる説明をしています。所属事務所も交際期間や別れ方について独自の説明を行い、報道内容の一部を否定しました。
Q3:水上颯と元交際相手の交際期間はどれくらいですか?
A3:女性側は3年以上と証言しました。一方、所属事務所は2018年初頭から2019年4月までと説明しています。双方の主張には食い違いがあります。
Q4:水上颯は中絶報道が原因で東大王を卒業したのですか?
A4:そのような公式発表はありません。2019年10月に卒業を発表し、2020年3月に番組を卒業しました。TBSは医学部卒業と研修医としての進路を卒業の背景として説明しています。
Q5:水上颯は2026年現在、何をしていますか?
A5:東京大学医学部附属病院の精神神経科に関係する職員として活動しています。2026年4月12日現在の東京大学医学部精神医学教室の公式教室員一覧では、助教として掲載されています。
Q6:中絶報道について水上颯本人が改めて反論したことはありますか?
A6:2019年の報道時には本人の電話取材での説明と所属事務所を通じた文書回答が報じられています。その後、2026年までの公開情報からは、この件について本人が改めて詳細な説明を発表したと確認できる情報は見当たりません。
「東大王中絶」という検索キーワードの発端は、2019年7月10日に週刊文春が報じた水上颯氏と元交際相手の女性をめぐる妊娠・中絶トラブルです。
女性側は3年以上の交際や妊娠後の対応、中絶に至った経緯を証言しました。一方、水上氏は交際を認めながら妊娠に関する認識について異なる説明をし、ワタナベエンターテインメントも交際期間や別れ方について女性側と異なる回答をしています。
その後、水上氏は2020年3月に『東大王』を卒業。医師としての道へ進み、2026年には東京大学医学部精神医学教室の公式情報で助教として掲載されています。
今回の報道を理解するうえで大切なのは、女性側の証言、水上氏本人の説明、所属事務所の回答を混同しないことです。過去の報道を現在の職業や活動と結びつけて推測するのではなく、それぞれの時点で公表された情報を整理することが、人物の経歴と報道の実態を正しく把握する近道になります。
2019年の報道から7年が経過した2026年現在も、双方の説明に残る食い違いは、この問題を理解するうえで要点です。
主な確認資料
- 2019年の報道概要と双方の説明:
- TBSによる番組卒業の発表:
- 2023年の医師としての活動に関する報道:
- 2026年の東京大学公式職員情報:
- 医師を志望した背景に関する本人インタビュー: