ホーム 芸能ニュース・ゴシップ おふくろの味とは?2026年最新ランキングと世代・地域差、言葉の由来を徹底解説

おふくろの味とは?2026年最新ランキングと世代・地域差、言葉の由来を徹底解説

黒金 剛 黒金 剛 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

「おふくろの味」と聞いて、真っ先に思い浮かぶ料理は何だろうか。肉じゃが、味噌汁、煮物、炊き込みご飯。それとも、何気ない朝食に出てきた卵焼きや、家族で囲んだカレーライスだろうか。実は、おふくろの味には全国共通の決まったメニューがあるわけではない。生まれ育った地域や世代、家庭環境によって、その中身は大きく異なる。

2026年には、博報堂生活総合研究所の「食に関する生活者調査2026」が、家庭の手作り料理を中心とした従来の食のイメージから、調理済み食品も含めた新しい食卓への変化を明らかにした。加えて、2026年6月まで投票が行われた料理ランキングでは、卵焼きや唐揚げが上位に入っている。おふくろの味は、もはや母親が一から手作りする料理だけを意味する言葉ではなくなりつつある。

【意味と定義】おふくろの味とは母親の手料理だけを指すのか?

おふくろの味

おふくろの味とは、一般的に母親が家庭で作ってくれた料理や、その料理を通じて思い出す懐かしさ、安心感を表す言葉である。

ただし、厳密な料理の分類や調理方法を示す言葉ではない。家庭によっては肉じゃがや煮物が代表的な料理になる一方、ハンバーグ、カレー、オムライス、餃子などが思い出の味になることもある。

加えて、実際に母親が調理した料理だけに限定されるわけでもない。祖母や父親、きょうだいが作ってくれた料理、家族で食べた食事、幼少期に繰り返し口にした家庭の味が、おふくろの味として記憶される場合もある。

おふくろの味を形づくる3つの要素

1. 味付けの記憶

同じ肉じゃがでも、砂糖を多めに使う家庭、醤油を効かせる家庭、だしの風味を強くする家庭では味が違う。食べ慣れた味付けそのものが、その人にとっての家庭の味になる。

2. 食卓の記憶

料理の味だけでなく、食べていた場所や時間、家族との会話も記憶に結びつく。学校から帰ったときに用意されていたおにぎりや、寒い日に食べた豚汁など、特定の場面と結びついた料理は長く記憶に残りやすい。

3. 家庭独自の習慣

毎朝の味噌汁、休日のカレー、季節ごとの煮物など、繰り返し食べてきた料理も重要だ。必ずしも特別なごちそうである必要はない。日常的な食事こそ、その家庭らしさを表している。

「母の味」と「おふくろの味」はどう違う?

両者は似た意味で使われるが、言葉の印象には違いがある。

「母の味」は比較的中立的で、母親が作った料理や母親にまつわる味の記憶を広く表現する。一方、「おふくろの味」は、くだけた親しみや懐かしさを伴う表現で、伝統的には成人男性が母親を呼ぶときの「おふくろ」という言葉と結びついてきた。

そのため、「おふくろの味」という表現には、母親の料理を懐かしむ気持ちだけでなく、家事や料理を女性の役割と考えてきた時代の価値観も反映されている。

現在は女性が自分の母親の味を語る場合や、性別を問わず家庭料理を表現する場合にも使われており、言葉の受け止め方は広がっている。

【言葉の由来と歴史】おふくろの味はいつから定着した?

「おふくろ」という言葉自体は新しいものではない。語源由来辞典によると、母親を親しんで呼ぶ「おふくろ」は室町時代から見られる表現である。

1603年に成立した『日葡辞書』にも記載があり、当時は女性が普通に用いる言葉でありながら、男性も使う表現として説明されていた。現在のように男性が使う印象の強い言葉とは、使用のされ方が異なっていたことが分かる。

「おふくろの味」が広まったのは1960年代半ば以降

興味深いのは、「おふくろ」という言葉の歴史と「おふくろの味」という概念が社会に浸透した時期が同じではない点だ。

地理学者・湯澤規子氏は、著書『「おふくろの味」幻想~誰が郷愁の味をつくったのか』(光文社新書、2023年)に関連する論考で、料理本、料理番組、随筆、川柳、ドラマなどのメディアで「おふくろの味」が一定の位置を占め始めたのは、おおむね1960年代半ば以降だったと説明している。

つまり、母親の料理を懐かしむ感情は以前から存在していても、それを「おふくろの味」という共通のイメージで語る文化は、高度経済成長期のメディアや社会環境とともに広がったと考えられる。

言葉のイメージを変えた家庭と社会の変化

高度経済成長期以降、都市部への人口移動や核家族化が進み、親元を離れて生活する人が増えた。実家で食べていた料理を離れて暮らす場所で懐かしむことは、「おふくろの味」という言葉のイメージを強める背景になった。

また、料理番組や料理雑誌、食品メーカーの広告などが、家庭料理の代表として煮物や肉じゃが、味噌汁などを取り上げるようになった。こうして、特定の家庭にしか存在しない味が、社会全体で共有されるイメージへと変化していった。

ただし、ここには一つの誤解がある。「昔から日本中の家庭で肉じゃがが母親の代表料理だった」というわけではない。メディアが作り上げた共通イメージと、個々の家庭に実際に存在した料理は必ずしも一致しない。

湯澤氏の研究が示すのは、おふくろの味が単なる料理の問題ではなく、家族観、ジェンダー、時代の食生活と密接に関係してきたという点である。

【2026年最新ランキング】おふくろの味の定番料理トップ10

おふくろの味の代表的な料理を知るうえで参考になるのが、料理メディア「macaroni」の人気投票である。

同ランキングは2022年4月13日から2026年6月30日まで投票を受け付けたもので、2026年11月時点で確認できる掲載結果では、卵焼きが90票で1位、唐揚げが64票で2位となっている。

おふくろの味ランキングTOP10

2026年の掲載ランキングを整理すると、次のようになる。

順位 料理名 得票数 家庭の味としての特徴
1位 卵焼き 90票 甘さやだしの風味に家庭差が出る
2位 唐揚げ 64票 下味や衣の違いが思い出につながる
3位 煮物 48票 だしや醤油、砂糖の配合が家庭ごとに異なる
3位 肉じゃが 48票 肉や野菜の組み合わせ、煮汁の味が特徴
5位 カレー 45票 具材や辛さ、ルーの選び方に個性がある
6位 炊き込みごはん 43票 季節の具材や地域の食材を楽しめる
7位 味噌汁 41票 味噌、だし、具材の組み合わせが多彩
8位 おにぎり 40票 握り方や塩加減、具材に家庭の特徴が出る
9位 豚汁 36票 野菜や肉のうま味が溶け込む家庭料理
10位 ハンバーグ 33票 ソースや肉の配合に独自性がある

出典:macaroniランキング。投票期間は2022年4月13日~2026年6月30日。得票数は掲載時点のランキング数値。

1位の卵焼きが象徴する家庭の味

注目したいのは、肉じゃがや味噌汁を抑えて卵焼きが1位になったことだ。

卵焼きは、材料がシンプルでありながら、家庭によって味わいが大きく異なる料理である。砂糖を使った甘い卵焼き、だしを効かせた卵焼き、醤油の風味を生かしたものなど、同じ名前でも仕上がりはさまざまだ。

また、朝食や弁当のおかずとして繰り返し食べる機会が多い。特別な料理ではなくても、毎日の食生活に深く根付いている点が支持につながっていると考えられる。

肉じゃがは今も代表的なおふくろの味

肉じゃがは、おふくろの味を象徴する料理として現在も根強い存在感がある。

じゃがいも、玉ねぎ、肉などの身近な食材を使い、醤油や砂糖、みりん、だしで煮込む料理で、時間をかけて味を含ませることで独特の家庭的な風味が生まれる。

肉の種類や煮汁の甘辛さ、じゃがいもの煮崩れ具合など、家庭ごとに仕上がりが異なる点も特徴だ。レシピどおりに作っても、実家で食べた味と完全に同じにならないという人がいるのは、こうした細かな違いが積み重なっているためだろう。

味噌汁・煮物・炊き込みご飯が長く支持される理由

味噌汁は、日常の食卓に登場する頻度が高く、家庭の味を記憶しやすい料理である。使う味噌の種類、だしの取り方、豆腐やわかめ、大根、ねぎなどの具材によって味わいが変わる。

煮物は、だしと調味料を使って素材の味を引き出す料理であり、肉じゃが、筑前煮、かぼちゃの煮物、ひじき煮など幅広い料理が含まれる。

炊き込みご飯は、季節の食材や地域の特産品を取り入れやすい。きのこ、山菜、鶏肉、ごぼう、にんじんなど、使う具材によって家庭独自の味を作りやすい点が魅力となっている。

なお、2017年の別調査では、煮物が42.9%で1位、味噌汁が12.7%で2位、炊き込みご飯が7.6%で3位だった。調査方法や対象者によって順位は変わるものの、これらの料理が長年にわたり代表的な家庭料理として挙げられてきたことが分かる。

【世代別の違い】20代・40代・60代でおふくろの味はどう変わる?

おふくろの味は、世代によっても違いがある。特に注目したいのが、農林中央金庫が2019年に実施した「昭和世代と平成世代の『食』習慣に関する調査」だ。

この調査は、首都圏に住む20代・40代・60代の男女400人を対象として実施された。おふくろの味があると回答した人の割合は、20代が72.9%、40代が61.7%、60代が68.7%だった。

意外なのは、若い20代のほうが60代よりも「おふくろの味がある」と答えた割合が高かったことである。これは、若い世代が家庭料理に思い出を持たなくなったという単純な見方とは異なる結果だ。

年代別に異なる思い出の料理

同調査では、具体的な料理にも年代差が表れた。

  • 20代:卵焼き、味噌汁、豚汁、唐揚げなど、日常的に食べる料理が挙げられた。
  • 40代:煮物や漬物、味噌汁など、家庭で継続的に作られてきた料理が目立った。
  • 60代:煮物、炊き込みご飯、混ぜご飯、漬物などが印象的な料理として挙げられた。

特に女性の回答には特徴がある。20代女性では卵焼き、40代女性では漬物、60代女性では炊き込みご飯や混ぜご飯など、年代ごとに異なる料理が上位に現れた。

一方、男性は年代を問わず煮物や味噌汁、カレーライスなど、比較的共通した料理を挙げる傾向が見られた。

世代差が生まれる背景

世代による違いには、子ども時代の食生活や家庭環境が影響している。

例えば、家庭で漬物を作る習慣が一般的だった時代に育った人と、市販の漬物を購入する機会が多い環境で育った人では、同じ料理に対する記憶が異なる。

また、カレーやハンバーグ、唐揚げなどの洋風・現代風の家庭料理も、各世代の幼少期の食生活に取り込まれてきた。

おふくろの味は、昔ながらの和食だけで構成されているわけではない。その時代に家庭でよく食べられていた料理が、次の世代にとっての懐かしい味になるのである。

【地域差と郷土料理】全国のおふくろの味は同じではない

おふくろの味を考える際に見落とせないのが、地域による違いだ。日本では気候、農産物、水産資源、保存食の文化などが地域ごとに異なり、それぞれの土地に根付いた家庭料理が存在する。

農林水産省の「うちの郷土料理」では、地域の食材や歴史、風土、家庭で受け継がれてきた習慣を背景とする料理が紹介されている。郷土料理は単に昔から存在する料理ではなく、地域の暮らしと結びついて継承されてきた食文化でもある。

地域別に見る家庭の煮物料理

2023年1月、調味料メーカーのフンドーダイが全国の10代から70代以上の男女1,050人を対象に実施した「和の煮物」に関する意識調査では、出身地域によって思い出の煮物料理に違いが見られた。

  • 北海道:手羽元と大根の煮物
  • 東北地方:イカと大根の煮物
  • 関東地方:鶏肉とごぼうの煮物
  • 中部地方:里芋とイカの煮物
  • 関西地方:高野豆腐の含め煮
  • 中国・四国地方:さつまいもの甘煮
  • 九州・沖縄地方:さつまいもの甘煮

同調査では、新潟県の「のっぺ」、福岡県の「がめ煮」、佐賀県の「のっぺい汁」なども回答に挙がった。

地域の食材が家庭の味を決める

地域差が表れる理由の一つは、身近に手に入る食材が異なることだ。

海産物が身近な地域では魚介類を使った煮物が家庭に根付きやすく、農産物が豊富な地域では芋類や根菜を中心とした料理が日常的に作られてきた。

また、味噌や醤油、だしの文化も地域によって違う。味噌汁一つを取っても、使用する味噌の種類や具材によって印象が変わる。

肉じゃがも例外ではない。使用する肉の種類や調味料の配合は家庭や地域によって異なり、同じ料理名でも食べ慣れた味は一つではない。

重要なのは、全国共通の正解を探すことではなく、その地域で手に入る食材や生活習慣から生まれた料理が、家庭の味として受け継がれている点だ。

【2026年の最新実態】手作りから惣菜・冷凍食品まで広がる家庭の味

2026年のおふくろの味を考えるうえで、大きな転換点となるのが博報堂生活総合研究所の「食に関する生活者調査2026」である。

2026年6月8日に公表されたこの調査は、20~69歳の男女1,500人を対象に実施された。発表では、家庭で一から調理する従来の手料理だけでなく、調理済み食品を使った食事も手料理として受け入れられるようになっていることが示された。

手料理の定義が広がっている

同調査によると、焼かずにバターなどを塗ったパンを手料理だと思う人は27.9%で、2023年から6.3ポイント増加した。

パックのままの納豆を手料理だと思う人は22.6%で5.4ポイント増、鍋などで温めた冷凍食品は40.7%で3.3ポイント増となった。

また、完全栄養食やバランス栄養食を食事または食事代わりと考える人は67.6%に達し、3年間で15.9ポイント増加している。

これらの数字が示すのは、食事や手料理の境界線が以前より柔軟になっていることだ。

「おふくろの味」から「ふくろの味」へ

博報堂生活総合研究所は、こうした変化を「おふくろの味」から「ふくろの味」へと広がる食の当たり前として紹介している。

この表現が示すのは、料理を母親が一から作るという従来の枠組みから、惣菜、冷凍食品、レトルト食品などを含めた多様な家庭の食事へと価値観が広がっていることだ。

もちろん、これは家庭料理が不要になったという意味ではない。忙しい日には冷凍食品を使い、時間に余裕がある休日には肉じゃがや煮物を作るなど、状況に応じて食事を組み立てる家庭が増えていると考えられる。

料理をする人も変わっている

2025年11月に電通が発表した「食生活に関する生活者調査2025」も、家庭料理の変化を裏付ける。

全国の15~79歳の男女1,300人を対象にした調査では、料理を面倒に感じる人が64.0%だった。一方、週1回以上料理をする人は67.6%で、2024年より6.7ポイント増加している。

加えて、料理をする人の中で、手作りと惣菜、弁当、冷凍食品などを半々程度で利用する人は10.4%となり、2024年の6.9%から3.5ポイント増えた。

「料理は女性が担当するもの」という考え方にも変化がある。博報堂の2026年調査では、家事分担で男性が料理を担当することを今の価値観だと考える人が82.9%に達した。

こうした結果から、家庭料理は母親だけが担うものではなく、家族の誰もが参加できるものへと変わりつつあることが分かる。

家族で食べる時間もおふくろの味の一部

農林水産省の2025年3月公表「食育に関する意識調査報告書」では、家族と一緒に食べる頻度について、ほとんど食べないと答えた人の割合は朝食で27.0%、夕食で6.1%だった。

家族全員が同じ時間に食卓を囲むことが難しくなっている一方、同省の資料では、家族と食べることの利点として「家族とのコミュニケーションを図ることができる」が79.4%、「楽しく食べることができる」が62.3%となっている。

おふくろの味が記憶に残るのは、料理そのものだけが理由ではない。誰と、どのような時間を過ごしながら食べたかという経験も、家庭の味を形づくっている。

2026年1月の調査から見える未来のおふくろの味

ぐるなびが2026年2月17日に公表した「100年後の食」に関する調査では、未来のおふくろの味についても質問している。

調査は2026年1月28日から29日まで実施され、全国の20~60代の男女1,300人が回答した。

自由回答には、母親の料理をレシピや配合で数値化して再現する、AIやロボットが調理する、離れた場所でも親の料理をすぐに食べられるようになる、といった未来像が挙がった。

一方で、AIでは再現できないものとして残るという意見や、愛情や安心感が変わらず受け継がれるという考えも見られた。

この調査は100年後の予測を尋ねたもので、実際の将来を確定するものではない。しかし、調理技術が変化しても、思い出や家族とのつながりを大切にしたいという価値観が存在することは興味深い。

【プロの結論】これからのおふくろの味は誰が作り、何を受け継ぐのか

2026年の調査結果と過去の食文化研究を照らし合わせると、おふくろの味について見直すべきポイントが浮かび上がる。

それは、家庭の味を「母親が手作りした料理」という一つの型に押し込めないことだ。

誤解1:おふくろの味には全国共通の定番料理がある

肉じゃが、味噌汁、煮物などは確かに代表的な料理だ。しかし、調査によって卵焼きや唐揚げが上位になったり、地域別の煮物に大きな違いが現れたりしている。

ランキングはあくまで回答者の思い出や好みを集計したものであり、全国民に共通する正解ではない。

誤解2:手作りでなければ家庭の味とは呼べない

2026年の博報堂調査は、手料理の範囲が広がっていることを示した。冷凍食品や惣菜を使うことも、家族の食事を支える選択肢の一つである。

料理の完成度や手間だけで家庭の味を判断するのではなく、誰がどのような思いで食事を用意し、どのような時間を共有したかという視点が必要だ。

誤解3:料理を作るのは母親でなければならない

父親が作るカレー、祖母が教えてくれた煮物、家族で一緒に作った餃子も、家庭の記憶を残す料理になり得る。

2026年の調査で男性の料理参加が今の価値観として広く受け入れられていることは、家庭の食文化が性別による役割分担から離れつつあることを示している。

家庭の味を次世代に残すための判断基準

これから家庭の味を受け継ぐ際には、次の3つの視点が参考になる。

  • 味を共有する:肉じゃがや味噌汁など、家族が好きな料理の調味料や作り方を記録する。
  • 地域の食文化を知る:郷土料理や季節の食材を取り入れ、その土地ならではの味を経験する。
  • 調理方法にこだわりすぎない:手作り、冷凍食品、惣菜などを柔軟に使い、無理なく食卓を続ける。

特に大切なのは、レシピを完全に再現することだけを目的にしないことだ。母親と同じ味にならなくても、家族が好きな味に調整していけば、新しい家庭の味が生まれる。

おふくろの味は、過去の料理をそのまま保存する文化ではない。暮らしに合わせて変化しながら、次の世代へ受け継がれていく食文化なのである。

おふくろの味に関するよくある質問(FAQ)

Q1:おふくろの味とは具体的にどんな料理ですか?
A1:肉じゃが、味噌汁、煮物、炊き込みご飯、卵焼き、唐揚げ、カレーなどが代表的です。ただし決まった定義はなく、家庭や個人によって異なります。

Q2:おふくろの味の由来は何ですか?
A2:「おふくろ」は室町時代から見られる母親への親しみを込めた呼び方です。「おふくろの味」という表現は、料理本やテレビ番組などを通じて1960年代半ば以降に広まったとされています。

Q3:2026年のおふくろの味ランキング1位は何ですか?
A3:macaroniの掲載ランキングでは卵焼きが90票で1位です。2位は唐揚げの64票、3位は煮物と肉じゃがの48票でした。投票期間は2026年6月30日に終了しています。

Q4:肉じゃがと味噌汁はなぜおふくろの味の定番なのですか?
A4:日常的に食べる機会が多く、家庭によって味付けや具材が異なるためです。特に肉じゃがは煮汁の甘辛さ、味噌汁は味噌やだしの種類によって家庭独自の味が生まれます。

Q5:世代によっておふくろの味は違いますか?
A5:違いがあります。2019年の農林中央金庫の調査では、20代女性は卵焼き、40代女性は漬物、60代女性は炊き込みご飯や混ぜご飯などを挙げており、年代による傾向が確認されています。

Q6:おふくろの味と母の味は同じ意味ですか?
A6:基本的には近い意味です。ただし「母の味」は比較的中立的な表現で、「おふくろの味」はより口語的で、親しみや懐かしさを伴う表現です。

Q7:惣菜や冷凍食品もおふくろの味になりますか?
A7:なり得ます。2026年の博報堂生活総合研究所の調査では、温めた冷凍食品を手料理と考える人が40.7%でした。家庭の味は調理方法だけで決まるものではありません。

おふくろの味とは、母親が作る特定の料理だけを指す言葉ではない。肉じゃがや味噌汁、煮物、炊き込みご飯などの定番料理はもちろん、卵焼きや唐揚げ、地域の郷土料理まで、その範囲は幅広い。

2026年のランキングでは卵焼きが1位となり、博報堂生活総合研究所の調査では手料理の定義が広がっていることが明らかになった。加えて、家庭内で料理を担当する人の変化や、惣菜・冷凍食品を取り入れる食生活も、おふくろの味の新しい姿を形づくっている。

かつては母親が作ってくれた料理を懐かしむ言葉だった「おふくろの味」。これからは父親が作った料理、家族で一緒に作った食事、便利な食品を取り入れた日常の食卓も、その一部になっていくだろう。

大切なのは、昔と同じ料理を作り続けることだけではない。家族が安心して食べられる味を見つけ、それぞれの暮らしに合った形で次の世代へつないでいくこと。それこそが、2026年以降のおふくろの味に求められる本質なのかもしれない。

主な参照資料:博報堂生活総合研究所「食に関する生活者調査2026」、農林中央金庫「昭和世代と平成世代の『食』習慣に関する調査」、電通「食生活に関する生活者調査2025」、農林水産省「食育に関する意識調査」「うちの郷土料理」、ぐるなび「100年後の食」に関する調査、macaroniランキング、湯澤規子氏の研究。

(出典: おふくろ の 味(Yahoo!ニュース))

同じカテゴリの記事

黒金 剛
SEOスペシャリスト 黒金 剛
プロフィールを見る →

芸能報道17年。所属事務所の公式リリース、制作発表の資料、配信サービスの告知を一次情報として確認し、確認できない内容は記事にしていません。

おすすめの関連記事