「脳みそとアップルパイ」は、2018年放送のTBSドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と~』に登場する、間宮真司(ムロツヨシ)が執筆した劇中小説です。北澤尚(戸田恵梨香)との恋愛や、若年性アルツハイマーによって記憶を失っていく尚との日々を題材にした、作品の重要なキーアイテムとして描かれています。
2026年11月現在、このタイトルの劇中小説そのものを独立した一般販売書籍として購入できることを示す出版情報は確認できません。一方、扶桑社から発売されたドラマのノベライズ上下巻は実在します。加えて、2021年放送の『リコカツ』第4話にも登場し、作品を越えた演出として話題になりました。タイトルの意味、あらすじ、出版情報、購入方法、続編との関係まで整理します。
【脳みそとアップルパイの正体】『大恋愛』に登場する間宮真司の劇中小説とは?

「脳みそとアップルパイ」は、TBSの金曜ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と~』の物語の中に存在する小説です。作者は、ムロツヨシが演じる間宮真司。作品のヒロインである北澤尚との恋愛をもとに、真司が執筆する小説として描かれています。
『大恋愛~僕を忘れる君と~』の基本情報ドラマは2018年10月12日にスタートし、同年12月14日に最終回を迎えました。全10話で構成されたオリジナルのラブストーリーです。
主人公の北澤尚は、仕事も婚約も順調な産婦人科医。しかし、元小説家で引っ越し業のアルバイトをしている間宮真司と出会い、人生が大きく変わります。
幸せな恋愛が始まった一方、尚は若年性アルツハイマー病を発症。徐々に記憶を失っていく尚と、彼女を愛し続ける真司の10年間が物語の中心です。
TBS公式番組紹介でも、自分を忘れていく恋人を愛し続けることができるのか、という問いが作品の中心に据えられています。
なぜ真司は「脳みそとアップルパイ」を書いたのか真司はもともと小説家でした。過去には新人賞を獲得した経験があるものの、作家としての成功を維持できず、引っ越し業のアルバイトで生計を立てていました。
そんな真司の人生を再び動かしたのが尚との出会いです。
尚は真司の過去の小説を愛読し、その文章を暗記するほど気に入っていました。自分の才能を忘れかけていた真司にとって、尚の存在は創作への情熱を取り戻すきっかけになります。
その後、尚との別れを経験した真司は、小説家として本格的に執筆活動を再開。「脳みそとアップルパイ」を完成させ、ベストセラー作家として再び注目を集めます。
つまり、この小説は単なる劇中の出版物ではありません。真司が尚と過ごした時間を作品として残すこと、そして失われていく記憶と向き合うことを象徴する存在なのです。
【あらすじとタイトルの意味】脳みそとアップルパイに込められたメッセージ
劇中小説のあらすじは?「脳みそとアップルパイ」は、真司と尚の恋愛を軸にした物語です。
物語の背景には、若年性アルツハイマーによって記憶が失われていく尚と、それでも彼女を愛し続けようとする真司の関係があります。
2人が出会い、恋に落ち、病気という大きな壁に直面する。その過程で真司が小説を書くことは、尚との思い出を記録し、2人が生きた証を残す行為にもなっています。
扶桑社のノベライズ下巻の内容紹介でも、尚と別れた真司が完成させた小説「脳みそとアップルパイ」がヒットし、ベストセラー作家になる展開が紹介されています。
「脳みそ」が象徴するものタイトルの前半にある「脳みそ」は、尚が患う若年性アルツハイマー病と結びつけて読むことができます。
この病気によって変化していくのは、記憶や認知機能だけではありません。本人の意思とは関係なく、日常生活や大切な人との関係にも影響が及びます。
ドラマでは、何気ない会話や忘れ物といった日常的な出来事を通じて、尚の変化が少しずつ描かれます。「脳みそ」という直接的で印象に残る言葉は、作品が扱う記憶の問題を強く意識させます。
「アップルパイ」が象徴するもの一方、アップルパイは尚と真司の出会いに関係する重要な食べ物です。
2人が初めて出会った頃のエピソードに登場し、その後も作品を通して繰り返し描かれます。単なる食べ物ではなく、2人が一緒に過ごした時間を思い出させる象徴的な存在です。
特に注目したいのは、最終回でもアップルパイが重要なアイテムとして登場することです。物語の始まりと終わりをつなぐことで、視聴者に2人の関係を改めて意識させます。
なお、タイトルの正式な命名理由を説明した公式コメントは確認できません。脳みそは記憶や病気、アップルパイは2人の思い出を象徴しているという読み方は、作品の描写を踏まえた解釈です。
【人物・作品の関係一覧】大恋愛とリコカツをつなぐ重要エンティティ
「脳みそとアップルパイ」を理解するには、登場人物だけでなく、ドラマの制作スタッフや関連作品との関係を押さえることも大切です。
特に『リコカツ』への登場は、両作品の脚本制作に関わった泉澤陽子の存在とも関係しています。
| 人物・作品・ブランド | 関係・役割 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 間宮真司 | 劇中小説の作者 | ムロツヨシが演じる元小説家 |
| 北澤尚 | 真司の恋人・小説の題材 | 戸田恵梨香が演じる女医 |
| 大恋愛~僕を忘れる君と~ | 原作となるドラマ | 2018年放送、全10話のオリジナル作品 |
| 大石静 | 脚本家 | TBS公式スタッフページに脚本として掲載 |
| 泉澤陽子 | 脚本家 | 『リコカツ』の脚本を担当。『大恋愛』にも制作クレジットがある |
| リコカツ | 関連ドラマ | 2021年第4話に劇中小説が登場 |
| GRANNY SMITH | コラボレーション店舗 | 2018年に『大恋愛』とのコラボアップルパイを販売 |
この関係から見えてくるのは、「脳みそとアップルパイ」が『大恋愛』の中だけで完結する小道具ではなく、別作品にも受け継がれた物語上のモチーフだということです。
【出版情報・購入方法】実在するノベライズと劇中小説は別物
検索する人が最も混乱しやすいのが、実際に販売された本と、ドラマの中で真司が執筆した小説の違いです。
結論からいえば、扶桑社から刊行された『大恋愛~僕を忘れる君と』のノベライズは実在します。しかし、これは「脳みそとアップルパイ」という劇中小説そのものではありません。
実際に出版されたノベライズ上下巻ドラマの内容を小説として楽しめる書籍は、扶桑社文庫から上下巻で発売されています。
出版情報は次のとおりです。
- 書名:『大恋愛~僕を忘れる君と(上)』
- 出版社:扶桑社
- 発売日:2018年11月10日
- ISBN:9784594080952
- ページ数:256ページ
- ノベライズ:高橋和昭
上巻は、尚と真司の出会いから恋愛、そして病気の発覚に至る物語を収録しています。出版書誌データベースでは第5話の途中までを収録すると案内されています。
- 書名:『大恋愛~僕を忘れる君と(下)』
- 出版社:扶桑社
- 発売日:2018年12月15日
- ISBN:9784594080969
- ノベライズ:高橋和昭
下巻は物語の完結編です。真司が小説家として再び成功する過程や、尚との結婚生活、病気が進行する中で2人が向き合う現実などが描かれています。
「脳みそとアップルパイ」単独版は購入できる?2026年11月現在、一般の書誌情報で確認できる関連出版物は、ドラマのノベライズ上下巻です。
劇中小説と同じタイトルで、間宮真司を著者とする独立した市販書籍については、出版社・ISBN・一般販売の記録を確認できません。
『リコカツ』第4話に登場した文庫本も、劇中の設定を再現したものです。映像に本の表紙が映ったことと、現実にその書籍が一般販売されたことは区別する必要があります。
2026年に購入するならどこを探す?実際に『大恋愛』の小説版を読みたい場合は、次の方法が候補になります。
- オンライン書店:書名またはISBNで検索し、新品・取り寄せ・電子版の取り扱いを確認する。
- 一般書店:扶桑社文庫の書籍としてISBNを伝え、出版社在庫や取次在庫を調べてもらう。
- 中古書店:上下巻それぞれのISBNで検索し、古本の在庫を確認する。
- 図書館:所蔵検索を利用し、必要に応じて他館からの取り寄せを相談する。
2018年刊行の書籍であるため、2026年の在庫状況や販売価格は店舗によって異なります。特に上下巻をそろえたい場合は、両方のISBNを使って検索するのが確実です。
購入時に間違えないための要点は、劇中小説のタイトルだけで探すのではなく、実際の出版物である『大恋愛~僕を忘れる君と』の上下巻を指定することです。
【リコカツ第4話に登場】泉澤陽子がつないだ作品間のクロスオーバー
「脳みそとアップルパイ」が再び注目された大きなきっかけが、2021年放送のTBSドラマ『リコカツ』です。
2021年5月7日放送の第4話で登場『リコカツ』第4話は2021年5月7日に放送されました。
このエピソードでは、主人公の水口咲(北川景子)が異動先の文芸部に初出勤します。そのデスクに置かれていた文庫本が、間宮真司の著書「脳みそとアップルパイ」でした。
MANTANWEBの2021年5月8日付報道によると、劇中には「脳みそとアップルパイ 間宮真司」と記された文庫本が登場。『大恋愛』を知る視聴者から喜びの反応が寄せられました。
この演出の面白さは、別のドラマの登場人物が書いた本を、あたかも現実の出版物のように別作品の世界へ登場させた点にあります。
『リコカツ』のストーリーを理解するうえで必須の設定ではありませんが、『大恋愛』を見ていた視聴者には、作品同士がつながったように感じられる仕掛けでした。
泉澤陽子と大石静の脚本クレジットこの作品間のつながりを語るうえで欠かせないのが脚本家の泉澤陽子です。
『リコカツ』のTBS公式キャスト・スタッフページでは、泉澤陽子が脚本担当として掲載されています。
また、『大恋愛』についてはTBS公式スタッフページが大石静を脚本担当として掲載する一方、TBSスパークルの受賞記録やTBSチャンネルの番組データでは大石静と泉澤陽子の両名が記載されています。MANTANWEBも、泉澤陽子が両作品の脚本を担当したと報じています。
そのため、泉澤陽子は『リコカツ』だけでなく、『大恋愛』にも関わった脚本家として、今回のクロスオーバーを理解する重要な人物です。
作品間のつながりは、単に同じテレビ局のドラマだから実現したというだけではありません。制作に関わるスタッフが共通していることが、こうした遊び心のある演出を可能にした背景の一つです。
【最終回・続編・コラボ商品】間違えやすい3つのポイント
最終回で「脳みそとアップルパイ」が果たした役割『大恋愛』の最終回は2018年12月14日に放送されました。
物語の終盤、尚は家族に何も告げずに姿を消します。真司は尚を探し続けますが、すぐには再会できません。TBS公式の最終回あらすじでは、その後8か月が経過した状況も描かれています。
この最終回で、アップルパイと真司の小説は、尚と真司が積み重ねてきた時間を思い起こさせる重要な要素になります。
特に小説を読み聞かせるという行為には、記憶が失われても、2人が一緒に過ごした時間を物語として残そうとする真司の思いが表れています。
作品が描いているのは、記憶が戻ることだけを幸福とする単純な物語ではありません。忘れてしまうことがあっても、その人と過ごした時間や愛情を大切にしようとする姿勢が、最終回の余韻につながっています。
劇中小説の続編は「もう一度、第一章から」「脳みそとアップルパイ」には、劇中で続編が登場します。そのタイトルは「もう一度、第一章から」です。
TBS公式サイトの第8話プレゼントクイズでも、真司の小説の続編タイトルを出題し、正解を「第一章」としています。
このタイトルは、単なる新作の名前ではありません。尚との関係を改めて見つめ直し、これまでの出来事を新たな視点から描き直すような意味合いを感じさせます。
ここで注意したいのは、劇中小説の続編と、ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と~』そのものの続編は別物だということです。
2026年11月5日時点で、TBSから新作の続編ドラマの制作決定は公式発表されていません。劇中で小説の続編が描かれたことを、ドラマの続編が決まったという意味に受け取らないようにしましょう。
GRANNY SMITHとのコラボアップルパイは現在も買える?『大恋愛』では、アップルパイが作品の重要なキーワードだったことから、アップルパイ専門店GRANNY SMITHとのコラボレーション企画も実現しました。
株式会社I-STYLEが掲載したコラボ情報によると、販売されたのは、主人公2人の出会いの場面に登場する「ハチミツ黒酢ドリンク」をイメージしたオリジナルアップルパイです。
販売期間は2018年10月6日から12月14日まで。ドラマの放送期間に合わせた企画でした。
ただし、同社の告知には現在販売していない旨が明記されています。2026年現在、当時のコラボ商品を通常商品として購入することはできません。
ここでも区別したいのは、コラボ商品はアップルパイという食品であり、真司が執筆した劇中小説の書籍化とは関係がないという点です。
【脳みそとアップルパイに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:「脳みそとアップルパイ」は実在する本ですか?
A1:『大恋愛~僕を忘れる君と~』の劇中では、間宮真司が書いた小説として実在します。また、『リコカツ』第4話にも文庫本が登場しました。ただし、現実の一般書店で単独販売される書籍としての出版情報は確認できません。
Q2:「脳みそとアップルパイ」の意味は何ですか?
A2:公式に確定したタイトルの由来は公表されていません。作品の描写から、脳みそは尚の病気や記憶の問題、アップルパイは尚と真司の出会いや共有した思い出を象徴していると解釈できます。
Q3:「脳みそとアップルパイ」のあらすじを読める本はありますか?
A3:扶桑社から発売された『大恋愛~僕を忘れる君と』のノベライズ上下巻があります。劇中小説そのものではありませんが、尚と真司の恋愛を小説として楽しめます。
Q4:劇中小説の続編タイトルは何ですか?
A4:「もう一度、第一章から」です。真司が執筆する小説の続編として登場します。
Q5:『リコカツ』の何話に登場しましたか?
A5:2021年5月7日放送の第4話です。北川景子演じる咲が異動先の文芸部に出勤した際、デスクに置かれた文庫本として登場しました。
Q6:GRANNY SMITHのコラボアップルパイは今でも購入できますか?
A6:2018年10月6日から12月14日までの期間限定販売で、現在は販売終了しています。
Q7:『大恋愛~僕を忘れる君と~』の続編ドラマはありますか?
A7:2026年11月5日時点で、TBSから続編ドラマの制作決定は公式発表されていません。劇中小説の続編「もう一度、第一章から」と混同しないようにしましょう。
「脳みそとアップルパイ」は、『大恋愛~僕を忘れる君と~』でムロツヨシ演じる間宮真司が執筆した劇中小説です。戸田恵梨香演じる北澤尚との恋愛、若年性アルツハイマーによって変化していく日常、そして2人の思い出が作品の中心にあります。
現実の出版物として探す場合は、劇中小説とドラマのノベライズを区別することが大切です。扶桑社から刊行された上下巻は購入候補になりますが、「脳みそとアップルパイ」単独の市販本とは異なります。
また、2021年の『リコカツ』第4話への登場や、GRANNY SMITHとの期間限定コラボなど、ドラマ放送後にも作品のモチーフは受け継がれてきました。
このタイトルが印象に残る理由は、脳という記憶に関わるものと、アップルパイという日常の食べ物を組み合わせているところにもあります。病気によって記憶が失われても、誰かと過ごした時間や、その人を大切に思う気持ちまで消えてしまうわけではない。そんな『大恋愛』の物語を象徴する言葉として、今も作品のファンに記憶されています。
劇中小説を探していた人は、まず扶桑社のノベライズ上下巻をISBNで確認してみてください。そしてドラマを見返す際には、第1話の出会いの場面、続編タイトルが登場する第8話、そして最終回のアップルパイにも注目すると、作品のつながりをより深く楽しめます。