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【本音がわからない人の見分け方】言葉よりも行動と距離感を見る

柊 菜々子 柊 菜々子 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

何を考えているかわからない人の本音を知りたいとき、表情や視線だけを観察しても十分ではありません。

重要なのは、本人が話している内容と、実際に取っている行動が一致しているかという点です。

1. 言葉と行動に一貫性があるか

例えば、「いつでも相談して」と言ってくれる人が、実際に困ったときにも時間を作ってくれるなら、その言葉には行動が伴っています。

一方、「大丈夫」と言いながら、約束を繰り返し破ったり、必要な連絡を避けたりする場合は、発言だけを信用するのではなく、行動を確認する必要があります。

一度の出来事で判断せず、一定期間の行動を見ていきます。

2. 相手の都合が悪いときの態度を見る

人の本音は、意見が食い違ったときや、自分の希望が通らなかったときに表れることがあります。

注目したいのは次のポイントです。

- 意見が違っても相手の話を聞くか
- 自分に不利な状況でも約束を守るか
- 間違いを指摘されたときに話し合えるか
- 相手の立場や都合を考慮するか
- 自分の責任を他人に押しつけないか

普段は穏やかでも、意見が合わないときに相手を攻撃する人もいます。反対に、普段は無口でも、必要な場面では誠実に対応する人もいます。

3. 自分から関わろうとする姿勢があるか

何を考えているかわからない人でも、相手に関心があれば何らかの形で関わろうとすることがあります。

例えば、以前話した内容を覚えている、困っているときに手助けする、必要な連絡を自分からするなどです。

会話の量が少なくても、こうした行動が継続しているなら、関心や信頼が存在する可能性があります。

ただし、親切な行動だけで恋愛感情や特別な好意まで判断することはできません。

4. 質問したときの反応を確認する

本音を知りたい場合は、相手が答えやすい質問をしてみるのも方法です。

「何を考えているの?」と大きな質問をするよりも、具体的な内容にしたほうが答えやすくなります。

例えば、

- 「この仕事の進め方について、どう思う?」
- 「今日は疲れている?」
- 「さっきの話で気になったことはある?」
- 「次はどこに行ってみたい?」
- 「今は一人で過ごしたい気分?」

といった聞き方です。

質問したときにすぐ答えられなくても、考える時間が必要なだけ可能性があります。回答の速さよりも、相手が自分の考えを伝えようとしているかに注目しましょう。

5. 表情や視線だけで嘘を見抜こうとしない

目を合わせない、落ち着きがない、笑顔が少ないといった特徴を、嘘や隠し事の証拠として扱うのは危険です。

『Annual Review of Psychology』に掲載された2019年のレビュー論文「Reading Lies: Nonverbal Communication and Deception」では、嘘を見抜く手掛かりとして知られる非言語的な行動の多くは、信頼性が低いと指摘されています。

加えて、Bond氏とDePaulo氏による2006年のメタ分析では、206件の研究資料と24,483人の判断者を分析した結果、嘘と真実を見分ける平均正答率は54%でした。

これは表情や行動だけで相手の嘘を正確に見抜くことが難しいことを示しています。ただし、この数値は嘘と真実の判定に関するもので、他人の心理を理解する能力全般を測定したものではありません。

何を考えているかわからない人の特徴と心理を比較

外から見える言動と、その背景として考えられる心理を整理すると、次のようになります。

見える言動 考えられる心理 確認したいポイント 無口で返事が短い 慎重、雑談が苦手、考えを整理している 具体的な質問には答えられるか 表情がほとんど変わらない 感情表現が控えめ、表情に出にくい 声や行動には反応が表れているか 自分の話をしない プライバシー重視、警戒心、自己開示への慎重さ 信頼関係ができると話す量が変わるか 意見をなかなか言わない 失敗への不安、周囲への配慮、慎重な判断 考える時間を設けると意見を伝えられるか 人によって態度が違う 相手との信頼関係や場面に応じた対応 相手を尊重する態度が一貫しているか 気持ちを聞いても答えない 感情の言語化が苦手、心理的な負担 選択肢や具体例があると話しやすいか 親しくなっても距離を保つ 自立志向、プライバシー重視、一定の距離感を好む 必要なときに協力し合えるか

この比較で大切なのは、一つの言動から心理を断定しないことです。同じ行動でも、本人の性格や置かれた状況によって意味が変わります。

【何を考えているかわからない人への接し方】職場・恋愛での正しい対応

何考えてるかわからない人

何を考えているかわからない人と良好な関係を築くには、無理に本音を聞き出そうとしないことが基本です。

相手の性格を変えようとするよりも、意思疎通が成立する方法を見つけるほうが現実的です。

職場で何を考えているかわからない人への接し方

職場では、相手の心理を理解すること以上に、業務上の意思疎通を確保することが大切です。

① 質問は具体的にする

「どう思いますか?」だけでは、回答に困る人もいます。

「A案とB案なら、どちらが進めやすいですか?」のように選択肢を示すと、意見を伝えやすくなります。

② 回答を急かさない

即答できない人には、検討する時間を設けましょう。

「今日の夕方までに意見をもらえれば大丈夫です」と期限を示すと、相手も考えを整理しやすくなります。

③ 業務上の期待を明確にする

無口な同僚や上司に対して、表情から満足度や不満を推測する必要はありません。

担当業務、期限、優先順位、報告方法を具体的に確認することが大切です。

④ 仕事以外の話題を無理に広げない

昼休みや休憩時間に一人で過ごしたい人もいます。

無理に雑談へ誘うのではなく、挨拶や必要な会話を丁寧に続けることで、適度な関係を維持できます。

恋愛で本心がわからない人の心理と接し方

恋愛では、何を考えているかわからない相手に対して、不安や疑問を抱きやすくなります。

特に、連絡は来るのに会おうとしない、優しいのに気持ちを伝えてくれない、二人きりになると急に無口になるといった状況では、相手の本心を知りたくなるものです。

考えられる心理は主に次の4つです。

① 好意はあるが、自分から積極的になれない

相手に好意があっても、拒絶されることを恐れて気持ちを表現できない人がいます。

自分から誘うことが苦手でも、誘われると喜んで応じる場合があります。

② 恋愛に慎重になっている

過去の恋愛経験や失敗などから、関係を急いで進めたくない人もいます。

相手の価値観や生活習慣を理解してから距離を縮めようとするタイプです。

③ 恋愛感情そのものがはっきりしていない

一緒にいることは楽しいけれど、恋愛として好きなのか、自分でも分からない場合があります。

この場合、相手の優しさだけを恋愛感情と解釈すると、期待と現実に差が生まれることがあります。

④ 恋愛への優先順位が低い

仕事や趣味、一人の時間を優先している人もいます。

連絡頻度が低いことだけで、愛情がないと決めつけることはできませんが、二人の関係に対する希望が一致しているかは確認する必要があります。

恋愛で相手の本心を確かめる3つの方法

1. 具体的な希望を伝える:「また会いたい」「もう少し連絡を取り合いたい」など、自分の希望を率直に伝える。
2. 相手の意思を聞く:「今後も二人で会いたいと思っている?」と、答えやすく具体的に尋ねる。
3. 行動の継続性を見る: 口先だけでなく、実際に会う時間を作るか、約束を守るかを確認する。

相手が無口でも、恋愛関係を築く意思があるなら、何らかの形で意思表示をすることはできます。

反対に、長期間にわたって曖昧な返事を繰り返し、こちらの希望にも向き合わないのであれば、自分ばかりが努力する関係になっていないか考えることも必要です。

コミュニケーションが苦手な人にはアクティブリスニングが有効

アクティブリスニングとは、相手の話を注意深く聞き、理解した内容を確認しながら会話を進める方法です。

2024年にオンライン公開された交渉コミュニケーションの研究では、48件の交渉における17,120の発話単位を分析し、相づち、言い換え、確認質問などを含む積極的な傾聴行動を検討しています。

この研究は交渉場面を対象にしたもので、すべての人間関係に同じ効果が保証されるわけではありませんが、相手の発言を遮らず、内容を確認しながら話す方法は実践しやすいコミュニケーション手段です。

例えば、相手が「最近、仕事が忙しくて」と話したときには、

「それは大変だったね。特に忙しいのは今週?」

「仕事のことで何か困っていることがある?」

と返すことで、相手が自分の状況を説明するきっかけを作れます。

【ミステリアスな人の性格と特徴】誤解されやすい4つの思い込み

何を考えているかわからない人は、周囲からミステリアス、冷たい、何を考えているか分からなくて怖いなど、さまざまな印象を持たれます。

しかし、こうした印象と本人の実際の性格は必ずしも一致しません。

思い込み1:無口な人は他人に興味がない

無口でも、相手の話をよく覚えていたり、困っているときにさりげなく助けたりする人はいます。

話すことと他人への関心は別のものです。

思い込み2:表情が乏しい人は冷たい

感情が表情に出にくい人でも、内面では喜びや悲しみを感じています。

表情が変わらないことと、感情がないことを混同しないようにしましょう。

思い込み3:何を考えているかわからない人は頭がいい

口数が少なく、落ち着いている人は、知的で冷静な印象を与えることがあります。

しかし、無口さと知能の高さには直接的な関係があるとは限りません。

慎重な人もいれば、単に話すことが苦手な人もいます。

思い込み4:本音を隠す人は裏表がある

自分の考えをすべて他人に伝える必要はありません。

プライベートと仕事を分けている人や、誰に対しても一定の距離を保つ人もいます。

本音を話さないことだけを理由に、不誠実な人と判断するのは早計です。

一方で、相手の気持ちを意図的に利用したり、都合の悪いことを隠して責任を回避したりする行動が繰り返される場合は、慎重に関係を見直す必要があります。

【プロの結論】何考えてるかわからない人とはどう付き合うべき?

何考えてるかわからない人との付き合い方で、最も大切なのは、相手の内面を無理に解読しようとせず、実際の言動から信頼できる関係かどうかを判断することです。

人の気持ちを読む能力には個人差があります。加えて、感情を表に出す方法も人によって異なります。

そのため、相手の表情や声の大きさだけを基準にすると、本来は誠実な人を冷たい人だと誤解してしまうこともあります。

判断するときは、次の3つの基準を意識してください。

判断基準1:言葉よりも継続的な行動を重視する

一度の親切や一度の冷たい態度だけで、相手の性格を決めないことです。

約束を守る、必要なときに協力する、相手の立場を尊重するなど、日常的な行動を確認しましょう。

判断基準2:相手の性格と問題行動を区別する

無口、内向的、表情が乏しいといった特徴は、それ自体が問題ではありません。

一方、次のような行動が繰り返される場合は注意が必要です。

- 重要な約束を何度も破る
- 質問に答えず、相手だけに責任を負わせる
- 相手の意思や境界線を尊重しない
- 必要な情報を意図的に隠して不利益を与える
- 話し合いを拒み、相手を一方的に責める

大切なのは、無口かどうかではなく、相手を尊重した関係を築けるかどうかです。

判断基準3:自分ばかりが気を遣う関係になっていないか

相手の本音が分からないからといって、常に相手の顔色をうかがう必要はありません。

自分の希望を伝え、相手の考えを確認し、それでも意思疎通が成立しないなら、適度に距離を取ることも選択肢です。

良好な人間関係は、どちらか一方だけが相手を理解しようと努力して成立するものではありません。

【何考えてるかわからない人】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:何考えてるかわからない人は何を考えているのでしょうか?

A1:人によって異なります。自分の感情を表現するのが苦手な人、周囲を慎重に観察している人、プライベートを明かしたくない人などがいます。無口だからといって、何も考えていないわけではありません。

Q2:無口で何を考えているかわからない人は嫌われているのでしょうか?

A2:必ずしもそうではありません。人と話すことが苦手だったり、感情表現が控えめだったりする可能性があります。自分に対する態度だけでなく、約束を守るか、必要なときに協力してくれるかなども確認しましょう。

Q3:表情が読めない人の本音を知るにはどうすればよいですか?

A3:表情だけで判断せず、具体的な質問をして、言葉と行動の一貫性を確認することが有効です。相手が答えやすい質問を選び、考える時間を与えることも大切です。

Q4:何を考えているかわからない人は恋愛に興味がないのでしょうか?

A4:必ずしもそうではありません。恋愛に慎重だったり、好意を言葉にするのが苦手だったりする場合があります。ただし、相手の気持ちは優しさや連絡頻度だけでは判断できないため、関係について具体的に話し合うことが大切です。

Q5:何を考えているかわからない人とは距離を置いたほうがよいですか?

A5:無口や感情表現の少なさだけを理由に距離を置く必要はありません。ただし、約束を守らない、意思を尊重しない、話し合いに応じないといった問題が続く場合は、自分を守るために距離を調整してもよいでしょう。

何考えてるかわからない人には、無口、表情が乏しい、自分の本音を話さない、人との距離感を保つなど、さまざまな特徴があります。

その心理的な背景も、慎重な性格、感情表現の苦手さ、社交不安、自己開示への抵抗、周囲への配慮など一人ひとり異なります。

相手を理解するためには、次のポイントを意識しましょう。

- 表情や視線だけで本音を決めつけない
- 発言と行動の一貫性を確認する
- 具体的で答えやすい質問をする
- 相手のペースやプライバシーを尊重する
- 職場では業務上の意思疎通を明確にする
- 恋愛では自分の希望を伝え、相手の意思を確認する
- 自分ばかりが我慢する関係になっていないか見直す

何を考えているかわからないことと、信頼できないことは別問題です。

相手の性格を無理に変えようとせず、言葉と行動の両方を見ながら関係を築くことが、誤解を減らす第一歩になります。

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柊 菜々子

スポーツ報道6年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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