50代になってから新しいパートナーを探したいと思っても、「若い世代ばかりで相手が見つからないのでは」「今さらマッチングアプリを始めても遅くないか」「再婚を考えている人と気軽な恋愛を望む人では、どのサービスを選べばよいのか」と迷う人は少なくありません。実際、2026年の中高年世代の婚活では、マッチングアプリが主要な出会いの手段の一つになっています。重要なのは、単純な会員数や知名度ではなく、50代の利用者がいるか、結婚・再婚・恋活のどれに強いか、料金と安全対策が納得できるかを見極めることです。
2026年11月現在、50代が検討したいサービスには、40代以上を対象とする「ラス恋」、50歳以上限定の「Goens」、再婚活に強みを持つ「マリッシュ」、婚活目的の「ユーブライド」、30歳以上限定の「アンジュ」などがあります。本記事では、50代男性・50代女性それぞれの選び方、料金比較、無料で使える範囲、口コミ・評判の読み解き方、本人確認やサクラ・業者への対策まで整理します。
【2026年最新】50代のマッチングアプリ利用実態と出会いの変化

50代のマッチングアプリ利用を考えるうえで参考になるのが、MMD研究所が2025年9月19日〜24日に実施した「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」だ。
この調査は、スマートフォンを所有する20〜69歳の男女30,000人を対象に実施された。マッチングサービスの内容を理解している人の割合は、20代が46.2%、30代が38.6%だったのに対し、50代は20.6%、60代は15.4%だった。
50代では、若い世代に比べてマッチングアプリの認知度が低い。一方、サービス内容を知っている50代1,497人のうち、現在利用している人は4.4%、過去に利用していた人は16.1%だった。つまり、アプリを知っている50代の中にも、実際に利用した経験を持つ人が一定数いる。
ここで注意したいのは、20.6%はサービス内容を知っている割合であり、50代全体の利用率ではないことだ。数字の分母を区別すると、50代の利用実態を過大評価せずに理解できる。
2026年の調査から見える50代・60代の婚活事情2026年7月17日に公表されたハイスペ男子総合研究所の「セカンドライフ婚活」に関する調査も興味深い。全国の50代・60代を対象とした調査で、全体の回答数は9,624人、有効回答者のうち現在婚活中または過去3年以内に婚活経験がある人は240人だった。
婚活中・経験者240人に利用経験のある婚活手段を尋ねたところ、マッチングアプリが51.2%で最多。婚活サイトと知人・友人・家族からの紹介がそれぞれ27.5%、結婚相談所が26.7%だった。
この数字は50代・60代全員の利用率ではなく、婚活中・経験者を対象にした結果である。それでも、人生後半のパートナー探しにおいて、オンラインの出会いが現実的な選択肢になっていることがうかがえる。
同調査では、50代以降の結婚生活で最も重視するものとして「精神的な安らぎ・安心感」が66.7%を占めた。また、20代・30代の頃と比べてパートナーに求める条件が変化した人は69.2%に達している。
若い頃のような外見や刺激だけでなく、生活リズム、健康、価値観、穏やかに過ごせる関係を重視する人が多い。50代の出会いでは、条件の数を増やすよりも、長く一緒に過ごせる相手かどうかを判断する姿勢が重要になる。
50代の婚活は結婚だけがゴールではない同じ調査では、41.2%が子どもを新たに設けない前提で婚活を進めていた。法律婚だけでなく、再婚、事実婚、週末婚、互いの生活を尊重するパートナーシップなど、求める関係は一様ではない。
50代のマッチングアプリ選びでは、最初に自分が何を望んでいるかを整理したい。結婚を前提とするのか、恋人がほしいのか、休日を一緒に楽しめる相手を探すのかによって、適したサービスは変わってくる。
【50代マッチングアプリおすすめ5選】目的別に選ぶサービス
1.ラス恋:40代・50代・60代の同世代と出会いたい人ラス恋は、40歳以上の独身者を対象とする恋活・婚活・再婚活向けサービスだ。20代・30代中心のアプリでは年齢層が合わないと感じる50代にとって、検討しやすい選択肢になる。
公式サイトでは、40代・50代・60代を中心とした利用者層や、居住地・趣味・価値観をもとに相手を探せる機能を紹介している。2025年12月に実施した自社調査では、利用者の80%以上が結婚を希望する趣旨の回答をしたとしている。
また、2026年には50代同士の出会いから結婚に至った事例も公式サイトの「ラス恋ストーリー」で紹介されている。中高年世代の利用者に向けたシンプルな画面設計も特徴だ。
向いている人:同年代と自然に出会いたい人、婚姻歴や子どもの有無を含めて理解し合える相手を探したい人、初めてアプリを使う人。
注意点:40歳以上という年齢条件は、50代だけが利用するという意味ではない。希望年齢や居住地域を設定し、実際に表示される相手の数を確認したい。
2.Goens(ゴエンズ):50歳以上限定で相手を探したい人Goens(ゴエンズ)は、50歳以上を対象としたマッチングアプリだ。50代・60代の利用者を中心に、恋人や人生のパートナーを探せることを特徴としている。
若い世代が中心のサービスに抵抗がある人や、年齢の近い相手と落ち着いて交流したい人に向いている。結婚を急ぐ人だけでなく、まずは気軽に話せる相手や趣味を共有できる相手を探したい場合にも候補になる。
料金は男女とも登録無料。女性は「いいね」やメッセージを無料で利用でき、男性は自由なメッセージ交換などに有料プランが用意されている。
向いている人:50歳以上の相手に絞りたい人、同世代との交流を重視する人、再婚だけでなくパートナー探しも視野に入れている人。
注意点:利用対象が50歳以上でも、地域や希望条件によって候補者数は異なる。登録後に自分の生活圏でどれくらい相手が見つかるかを確かめたい。
3.マリッシュ:50代の婚活・再婚活を考えている人マリッシュは、恋活・婚活・再婚活を掲げるマッチングアプリだ。特に再婚希望者や、子どもがいる人のパートナー探しをサポートする機能を用意している。
公式サイトでは、再婚を希望する人向けの優遇プログラムや、シングルマザー・シングルファザーを応援する取り組みを紹介している。再婚者への理解を示す「リボンマーク」も特徴の一つだ。
また、身分証明書による年齢確認、24時間365日の監視・サポート体制、ニックネーム制、アプリ内ビデオ通話などの安全対策を案内している。
公式の幸せレポートには、50代男性と40代女性の再婚事例や、40代男性と50代女性の交際事例も掲載されている。
向いている人:離婚経験がある人、子どもがいることを理解してくれる相手を探したい人、再婚を前提にした真剣な出会いを希望する人。
注意点:再婚に理解のある利用者が集まる設計でも、相手の婚姻歴や家族状況を自動的に保証するものではない。必要な情報は、信頼関係を築きながら確認したい。
4.ユーブライド:結婚を具体的に考えている人ユーブライド(youbride)は、株式会社IBJが運営する婚活サービスだ。恋人探しよりも結婚を意識した相手探しに重点を置きたい50代に向いている。
特徴は男女同額の有料プランを採用していること。男性だけでなく女性も有料会員になる仕組みで、結婚に対する真剣度を重視したい人にとって比較材料になる。
加えて、独身証明書の提出機能がある。公式ヘルプによると、証明書の承認後には独身証明提出済みであることが表示され、無料会員でもメッセージのやり取りが可能になる。
2024年の成婚退会者を対象とした公式集計では、登録から6か月以内に成婚退会した人が75%だったとしている。ただし、これは成婚退会者に限定した割合であり、登録者全体の成婚率ではない。
向いている人:結婚を前提に相手を探したい人、独身証明などの提出状況を重視する人、男女同額の料金体系に納得できる人。
注意点:無料プランには利用できる機能の制限がある。メッセージ交換を始める前に、証明書提出による例外条件と有料プランの違いを確認したい。
5.アンジュ:30代以上の落ち着いた利用者層を希望する人アンジュは、30歳以上の独身者のみが登録できる恋活・婚活アプリだ。50代専用ではないものの、20代の利用者がいない環境で相手を探したい人には選択肢となる。
公式サイトでは、会員数180万人突破を案内しており、40代・50代・60代の大人世代を対象としたサービスとして展開している。
プロフィール検索やコミュニティ機能を利用できるほか、年齢確認、24時間365日の有人・AI監視、第三者機関による個人情報保護認定などを掲げている。
向いている人:50代だけでなく30代・40代も含めて相手を探したい人、趣味や価値観の一致を重視する人、同年代以外との出会いも視野に入れている人。
注意点:登録対象が30歳以上であるため、50代の利用者だけが集まるわけではない。検索結果を確認して、希望する年代の会員が十分にいるかを判断しよう。
【50代マッチングアプリ比較】料金・無料範囲・利用条件を一覧で検証
主要5サービスの料金比較50代のマッチングアプリを比較するとき、月額料金だけで判断するのは早計だ。女性が無料で利用できるか、男性はどの段階から課金が必要か、独身証明を利用できるかなど、料金体系には大きな違いがある。
以下は2026年11月時点で確認できる公式料金情報を中心に整理したものだ。価格は主に1か月プランで、決済方法やキャンペーンによって変動する場合がある。
| アプリ | 登録・利用対象 | 男性の1か月料金 | 女性の料金・無料範囲 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Goens | 50歳以上 | 5,000円 | 基本機能・メッセージ無料 | 50歳以上限定の出会い |
| ラス恋 | 40歳以上の独身者 | 4,500円〜 | 基本機能無料 | 40〜60代の恋活・婚活・再婚活 |
| マリッシュ | 18歳以上 | Web 3,800円/アプリ 4,800円 | 女性無料 | 再婚・子どもがいる人の婚活 |
| ユーブライド | 18歳以上の独身者 | 5,000円〜 | 男性と同額 | 真剣な婚活・独身証明 |
| アンジュ | 30歳以上の独身者 | Web 3,600円/アプリ 4,800円 | 全機能無料 | 大人世代の恋活・婚活 |
※GoensはGoogle Play掲載の料金、ラス恋は公式料金ページの表示、その他は各公式料金ページを参考にした。ユーブライドは決済方法によって料金が異なり、iPhone決済では1か月5,500円となる場合がある。ラス恋も決済方法やプランによって表示額が変わる。契約前には必ず最新の購入画面を確認したい。
男性は月額3,600〜5,000円を予算の目安にする比較表から分かるように、男性向けの基本的な月額プランは3,600〜5,000円程度が中心だ。
例えば、マリッシュのWeb決済では1か月3,800円、3か月8,800円、6か月14,800円、12か月19,800円となっている。長期プランほど月あたりの負担は下がるが、最初から長期間契約する必要はない。
50代の場合、まずは1か月程度利用して、希望地域に同年代の会員がいるか、メッセージが成立するかを確認する方法が現実的だ。使い勝手や相性が分かってから、3か月プランなどに切り替えると無駄な出費を抑えやすい。
50代女性は無料アプリだけで十分なのか女性にとっては、無料で利用できるサービスが多いことも特徴だ。マリッシュ、アンジュ、ラス恋、Goensでは、女性が基本的な出会いの機能を無料で利用できる。
一方、ユーブライドは男女同額の料金体系だ。無料会員として検索や「いいね」を試すことはできるが、基本的にメッセージなどの機能には制限がある。独身証明書の提出による無料メッセージの例外も用意されている。
無料か有料かだけでなく、どのような人と出会いたいかを基準に選びたい。結婚を具体的に考えているなら男女同額のサービス、まずは同年代との交流を楽しみたいなら女性無料のサービスというように、目的に応じた選択ができる。
無料登録と無料で出会えることは別「50代マッチングアプリ無料」と検索する人が特に注意したいのは、無料で登録できることと、メッセージ交換まで無料でできることは同じではないという点だ。
多くのサービスでは、登録、プロフィール作成、相手の検索、いいね、マッチングまでは無料でも、男性がメッセージを送る段階で有料会員への加入を求められる。
無料期間や無料ポイントを利用するときも、次の項目を確認しておこう。
- 無料でメッセージを送信できるか。
- 相手からのメッセージを読むために課金が必要か。
- 自動更新が設定されているか。
- 追加ポイントやオプション料金が別途必要か。
- 退会と有料プランの解約が別手続きになっていないか。
特にクレジットカード決済では、自動更新の有無と更新停止の期限を確認したい。利用しなくなった後も課金が続く事態は避けるべきだ。
【50代男性・50代女性向け】性別によって異なるアプリの選び方
50代男性は同年代の利用者数とプロフィールの見せ方を重視50代男性がアプリを選ぶ際には、会員数の大きさだけでなく、45〜59歳前後の女性がどれだけ活動しているかを確認したい。
大手の総合型アプリは幅広い年代と接点を持てる反面、20代・30代が中心のサービスでは希望する年齢層と出会いにくいこともある。年齢を限定したラス恋やGoens、再婚を応援するマリッシュなどは、比較対象として検討しやすい。
また、50代男性の場合、プロフィールに仕事や収入だけを書くよりも、日常生活や趣味、休日の過ごし方を具体的に紹介するほうが相手に人柄が伝わりやすい。
例えば「旅行が好きです」だけではなく、「休日は温泉地を訪れたり、地元の飲食店を開拓したりしています」と書く。相手が会話を始めやすい情報を用意することが大切だ。
結婚を希望するなら、再婚への考え方、仕事を続ける予定、親の介護や居住地についても、必要な段階で率直に話し合える相手を探したい。
50代女性は無料範囲だけでなく相手の真剣度を見る50代女性向けのマッチングアプリでは、女性無料のサービスが多いことから、複数のサービスを試しやすい。ただし、無料だからといって必ずしも自分に合う相手が見つかるわけではない。
恋人を探しているのか、結婚を希望しているのか、将来的に同居するのか、別々の住居を維持したいのか。こうした希望をプロフィールに反映することが重要だ。
特に再婚を考えている女性は、相手の婚姻歴や子どもの有無だけでなく、家族との関係、生活費の考え方、将来の住まいなども慎重に確認したい。
無料サービスを複数利用する場合でも、同時に多くの相手とやり取りする必要はない。自分が安心して会話できる相手を中心に、無理のないペースで交流するほうが続けやすい。
50代の男女に共通する判断基準男女どちらにも共通するのは、年齢や見た目だけで相手を判断しないことだ。
2026年7月のハイスペ男子総合研究所の調査では、パートナーに求める条件として「性格・人柄」が72.9%で最多だった。「価値観・ライフスタイルの一致」が43.3%、「健康状態・体力」が35.0%と続いている。
プロフィールの華やかさより、日々の生活や価値観が合うかどうかを重視する。50代のパートナー探しでは、こうした相性の確認が長期的な関係につながる。
【安全性・本人確認】50代がサクラや業者を見分ける方法
本人確認と年齢確認は同じではないマッチングアプリの安全性を考えるうえで、まず理解しておきたいのが本人確認と年齢確認の違いだ。
日本の出会い系サイト規制法では、インターネット異性紹介事業者に対して、一定の利用場面で利用者が18歳未満の児童でないことを確認する義務を定めている。運転免許証などの公的書類を使った確認や、法令で認められた方法が用いられる。
ただし、18歳以上であることを確認したからといって、その人が独身であること、職業や年収が正しいこと、プロフィール写真本人であることまで、すべて保証されるわけではない。
より慎重に相手を探したい場合は、次の項目を確認しよう。
- 公的証明書を使った年齢確認があるか。
- 本人確認済みの表示があるか。
- 独身証明書や収入証明書などを提出できるか。
- 24時間365日の監視・サポート体制があるか。
- 不審な相手を通報・ブロックできるか。
- 運営会社の所在地や問い合わせ窓口が明確か。
- インターネット異性紹介事業の届出情報が確認できるか。
警視庁や警察庁が説明するように、対象となる事業者には公安委員会への届出などの法的義務がある。届出の有無は、サービスを選ぶ際の基本的な確認事項になる。
サクラ・業者にありがちな行動パターンサクラと業者は厳密には異なる。一般にサクラは運営側が用意した架空の会員を指し、業者は外部からサービスに入り込み、投資や商品の販売、別サイトへの誘導などを行うアカウントを指す。
利用者が警戒すべきなのは、相手のプロフィール写真が魅力的かどうかだけではなく、実際の会話や行動に不自然な点がないかということだ。
特に次のような兆候には注意したい。
- 早い段階で別のSNSに誘導する:アプリ内のやり取りを避け、別のサイトやメッセージサービスへ移動させようとする。
- 投資や副業を勧める:暗号資産、FX、海外投資、ネットショップなどの話題を持ち出す。
- 金銭の援助を求める:結婚資金、渡航費、仕事上のトラブルなどを理由に送金を求める。
- 会う話を避け続ける:親密なメッセージを続ける一方で、ビデオ通話や対面を不自然に拒む。
- 個人情報を急いで聞き出す:住所、勤務先、銀行口座、クレジットカード情報などを要求する。
もちろん、これらの行動が一つあっただけで詐欺と断定できるわけではない。しかし、複数の兆候が重なった場合には、やり取りを中断して運営に報告することが望ましい。
50代も注意したいロマンス詐欺の実態警察庁のSNS型ロマンス詐欺に関する注意喚起では、マッチングアプリやSNSで知り合った相手が恋愛感情や親近感を利用して、投資や暗号資産などへの送金を求める手口が紹介されている。
2026年1〜6月の事例として掲載されたケースには、マッチングアプリで知り合った女性とSNSで連絡を取り合うようになった50代男性が、インターネットショップの運営を勧められ、約3,300万円の被害に遭った事例もある。
「二人の将来のため」「一緒に旅行する資金を増やそう」「必ず利益が出る」といった言葉で投資に誘導するのは、典型的な危険信号だ。
警察庁は、直接会ったことのない相手から投資や金銭の話が出た場合に注意するよう呼びかけている。恋愛感情と金銭の話は切り離して考えたい。
不安を感じた場合は送金せず、アプリの運営に通報する。被害や犯罪の疑いがあれば警察相談専用電話「#9110」、消費者トラブルについては消費者ホットライン「188」に相談できる。
口コミ・評判はどこを確認すべきか50代のマッチングアプリの口コミ・評判を調べる際は、単純な星の数だけで判断しないことが重要だ。
アプリストアのレビューには、操作性や料金、問い合わせ対応などへの評価が混在している。20代や30代の利用者による感想が多いサービスでは、50代の利用環境をそのまま反映していない可能性もある。
確認したいのは、次のような具体的な内容だ。
- 50代の利用者が実際に活動しているか。
- 地方でも検索結果に十分な人数が表示されるか。
- 本人確認や違反報告への対応に不満がないか。
- 有料会員の更新や解約手続きが分かりやすいか。
- メッセージのやり取りが成立しやすいか。
また、マリッシュやラス恋などの公式サイトに掲載された交際・結婚エピソードは参考になるが、運営会社が選んで掲載した成功事例である。すべての利用者に同じ結果が出るという意味ではない。
【50代がマッチングアプリで出会うコツ】プロフィール・写真・初回デート
プロフィール写真は現在の自然な姿を選ぶ50代のマッチングアプリ利用で最初に見直したいのがプロフィール写真だ。
若い頃の写真や過度に加工した画像ではなく、現在の自分の雰囲気が自然に伝わる写真を選びたい。明るい場所で撮影し、表情が分かるものをメイン写真にする。
旅行先、趣味、食事などの写真をサブ画像に加えると、相手が話題を見つけやすくなる。複数人で写った写真ばかりでは誰が本人なのか分かりにくいため、本人がはっきり分かる写真を中心にしよう。
自己紹介文には生活スタイルと希望を具体的に書くプロフィールには、仕事、休日の過ごし方、趣味、好きな食べ物などを簡潔に記載する。加えて、恋活なのか婚活なのか、どのような関係を希望しているのかも明確にしておきたい。
例えば、次のような内容が考えられる。
- 休日は散歩や旅行を楽しんでいる。
- お互いの仕事や生活を尊重できる関係が理想。
- まずはメッセージで話し、気が合えば食事に行きたい。
- 将来的には結婚や再婚も考えている。
反対に、年齢や収入、外見などについて細かい条件を並べすぎると、相手に窮屈な印象を与えることがある。自分の希望だけでなく、相手と一緒に楽しめることを伝えるのがポイントだ。
メッセージは質問と共感を組み合わせるマッチング後の最初のメッセージでは、相手のプロフィールに触れた具体的な内容を送ると会話につながりやすい。
「よろしくお願いします」だけで終わらせず、旅行や趣味など共通点になりそうな話題を一つ取り上げる。質問ばかりを連続させるのではなく、自分の経験も少し添えると自然な会話になる。
2026年7月の調査では、50代・60代の婚活経験者のうち44.6%が生成AIの利用経験を持っていた。プロフィール文章や返信文の作成にAIを使う人もいるという。
ただし、AIで作った文章をそのまま送ると、本人の話し方と違う印象を与える場合がある。文章の整理に使いながらも、最後は自分の言葉に直すことが大切だ。
初めて会うときは昼間の公共の場所を選ぶ実際に会う段階では、昼間のカフェや人通りのある飲食店など、公共の場所を選ぶのが基本だ。
初回から長時間の旅行や自宅への訪問を計画する必要はない。1〜2時間程度のお茶や食事を通じて、会話のテンポや価値観を確かめるとよい。
自宅住所や勤務先などの詳しい情報は、相手を信頼できるようになるまで伝えない。家族や友人に会う予定を知らせておくことも、自分を守る対策になる。
すぐに結果を求めず、活動を振り返る50代の出会いでは、マッチングした人数だけを成果と考えないことも大切だ。
いいねを送っても返事がない、メッセージが続かないということは珍しくない。相性や活動時間、地域の会員数など、複数の要因が関係するからだ。
2〜4週間程度活動したら、プロフィール写真や自己紹介文、検索条件を見直してみよう。希望年齢を少し広げる、趣味の条件を増やす、メッセージの書き方を変えるなど、小さな改善が出会いの可能性を広げる。
【プロの結論】50代のアプリ選びで失敗しない判断基準
50代のマッチングアプリ選びで最も重要なのは、知名度や広告の順位ではなく、自分が望む関係を実現しやすい環境かどうかだ。
2026年の調査では、50代・60代の婚活経験者の半数以上がマッチングアプリを利用していた。加えて、結婚生活で重視するものとして精神的な安らぎ・安心感が上位に挙がっている。
この傾向を踏まえると、50代の出会いは、単純に相手を探す活動から、生活や価値観を共有できるパートナーを見つける活動へと重点が移っている。
目的別に選ぶならこの組み合わせ- 同年代との出会いを最優先:ラス恋・Goens
- 離婚経験や子どもへの理解を重視:マリッシュ
- 結婚を具体的に考えている:ユーブライド
- 30代以上を含めて幅広く探したい:アンジュ
- 幅広い年代の利用者と接点を持ちたい:Pairsなどの総合型アプリも比較対象にする
PairsはMMD研究所の2025年調査で、マッチングアプリの利用経験がある人のうち42.8%が利用経験を挙げたサービスだった。ただし、この数字は全年代の集計であり、50代の利用者が42.8%いるという意味ではない。利用者の母数を重視する場合の候補として考えたい。
おすすめできる人・慎重に検討したい人マッチングアプリが向いている人
- 仕事や日常生活の中で新しい出会いが少ない人。
- 自分のペースで相手を探したい人。
- 結婚・再婚・恋活など目的を整理できている人。
- プロフィールやメッセージを通じて相手を知ることに抵抗がない人。
別の出会い方も検討したい人
- 第三者による紹介やサポートを受けながら婚活したい人。
- 相手の身元や結婚意思をより詳しく確認したい人。
- スマートフォンでの操作やメッセージ交換が大きな負担になる人。
- すぐに結婚相手を決めたいなど、短期間で具体的な成果を求める人。
後者の場合は、結婚相談所、自治体の婚活支援、趣味のサークル、友人からの紹介などを併用する方法もある。出会いの手段を一つに限定する必要はない。
50代の婚活で避けたいのは、年齢だけを理由に自分の可能性を狭めてしまうことだ。2026年の調査でも、50代・60代の婚活経験者からは、もっと積極的に行動すればよかったという振り返りが寄せられている。
「もう少し積極的にいっていれば、違う結果になったかもという後悔はある」
これは2026年7月の調査で紹介された57歳男性の自由回答だ。出会いを求めながらも、失敗への不安や年齢への意識から一歩を踏み出せない人は少なくない。
重要なのは、無理に若く見せることでも、相手に合わせて自分を変えることでもない。今の自分の生活や価値観を理解し、同じ方向を向ける相手を探すことだ。
【マッチングアプリ50代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:50代でもマッチングアプリで本当に出会えますか?
A1:出会える可能性は十分にあります。2026年7月の調査では、50代・60代の婚活経験者の51.2%がマッチングアプリを利用した経験がありました。ラス恋やGoensのように中高年世代を対象としたサービスを選ぶと、同年代と接点を持ちやすくなります。
Q2:50代男性におすすめのマッチングアプリはどれですか?
A2:再婚を希望するならマリッシュ、同年代との出会いを重視するならラス恋やGoens、結婚を具体的に考えているならユーブライドが候補です。料金だけでなく、希望地域に同年代の利用者がいるかを確認してください。
Q3:50代女性が無料で使えるマッチングアプリはありますか?
A3:あります。マリッシュ、アンジュ、ラス恋、Goensなどは女性が基本機能を無料で利用できます。ただし、利用できる機能やオプションはサービスごとに異なります。
Q4:50代のマッチングアプリの料金はいくらですか?
A4:男性の月額料金はおおむね3,600〜5,000円が目安です。Web決済とアプリ内決済で価格が違う場合があるため、契約前に比較しましょう。女性は無料で利用できるサービスも多くあります。
Q5:50代でも無料でメッセージ交換できますか?
A5:サービスによって異なります。Goensでは女性がメッセージを無料で利用でき、マリッシュやアンジュなども女性は基本的に無料です。ユーブライドでは独身証明書の提出によって無料会員でもメッセージ交換が可能になる場合があります。
Q6:50代の再婚活に向いているアプリはどれですか?
A6:再婚を希望する人には、再婚者向けの優遇プログラムやシングルマザー・シングルファザーへの理解を示す機能があるマリッシュが候補です。ラス恋やユーブライドも比較するとよいでしょう。
Q7:マッチングアプリにサクラや業者はいますか?
A7:サービスによって対策は異なります。運営が架空会員を用意するサクラと、外部から入り込む投資・勧誘目的の業者は別物です。本人確認、24時間監視、通報・ブロック機能の有無を確認し、金銭や投資の話が出たら応じないでください。
Q8:50代でマッチングアプリを始めるのは遅いですか?
A8:遅くありません。50代・60代の婚活経験者にもアプリ利用者がいます。結婚だけでなく、恋人や趣味を共有するパートナーを探す目的でも利用できます。自分の希望に合うサービスを選び、無理のないペースで始めることが大切です。
Q9:マッチングアプリで知り合った相手と初めて会うときの注意点は?
A9:昼間の公共の場所で会い、初回は短時間の食事やお茶にとどめると安心です。自宅住所や勤務先、銀行口座などの個人情報は、相手を信頼できるまで伝えないようにしましょう。
50代のマッチングアプリ選びでは、年齢層、利用目的、料金、安全対策の4つを軸に比較することが大切だ。
同年代との出会いを希望するならラス恋やGoens、再婚を考えているならマリッシュ、結婚を真剣に考えているならユーブライド、幅広い大人世代と交流したいならアンジュが候補になる。
料金は男性で月額3,600〜5,000円程度が目安だが、決済方法やプランによって差がある。女性無料のサービスも多いため、まずは無料登録で利用者層や操作性を確認してから課金を判断したい。
一方、本人確認済みだからといって相手の身元や婚姻状況がすべて保証されるわけではない。投資や送金の要求、外部サイトへの誘導には十分注意し、安全な利用を心がける必要がある。
50代は、これまでの人生経験や自分の価値観を生かして相手を選べる年代でもある。焦って条件を妥協する必要はない。結婚、再婚、恋活、人生のパートナー探しなど、自分が望む関係を明確にし、安心して付き合える相手との出会いを少しずつ育てていこう。
編集・出典確認に使用した主な資料
- MMD研究所「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」
- ハイスペ男子総合研究所「50代・60代のセカンドライフ婚活」2026年7月17日
- 警察庁「SNS型ロマンス詐欺」
- 各サービスの2026年公式料金・安全対策情報