スタジオジブリの名作『耳をすませば』には、月島雫役の本名陽子、天沢聖司役の高橋一生をはじめ、俳優や声優、文化人として知られる個性豊かな出演者が参加しています。1995年7月15日に公開されたアニメーション映画は、公開から30年以上が経過した2026年も多くの人に愛されている作品です。
2022年には清野菜名と松坂桃李のダブル主演で実写映画化され、さらに2026年には4Kデジタルリマスター版のIMAX上映も実現しました。アニメ版と実写版ではキャストだけでなく、物語の描き方にも大きな違いがあります。ここでは、主要キャラクターの担当者、声優陣の現在、実写版との比較、最新の上映情報まで整理します。
【声優一覧】耳をすませばのアニメ版キャストと担当キャラクターを紹介

1995年公開のアニメ映画『耳をすませば』は、柊あおいの漫画を原作とし、近藤喜文が監督を務めたスタジオジブリ作品です。
主人公の月島雫と天沢聖司を中心に、家族、友人、地球屋の人々まで、印象に残るキャラクターが登場します。
特に注目したいのは、主人公2人を演じた本名陽子と高橋一生です。当時の本名は子役として活動していた俳優で、高橋も現在ではドラマや映画で幅広く活躍する俳優です。単に声優として有名な人物を集めた作品ではなく、さまざまな分野の表現者が参加している点も特徴です。
【完全一覧表】月島雫・天沢聖司・バロン・家族・友人の声優は誰?
アニメ版の主要キャラクターと担当者をまとめました。検索されることの多い雫、聖司、バロンに加え、月島家の両親や友人、学校の先生についても確認できます。
| キャラクター | 担当声優・出演者 | キャラクターの特徴 |
|---|---|---|
| 月島雫 | 本名陽子 | 読書と物語を書くことが好きな主人公 |
| 天沢聖司 | 高橋一生 | バイオリン職人を目指す少年 |
| バロン | 露口茂 | 地球屋に置かれている猫の男爵人形 |
| 月島靖也 | 立花隆 | 雫の父親で図書館に勤める人物 |
| 月島朝子 | 室井滋 | 雫の母親 |
| 月島汐 | 山下容莉枝 | 雫の姉 |
| 西司朗 | 小林桂樹 | 地球屋の主人で聖司の祖父 |
| 高坂先生 | 高山みなみ | 雫が通う学校の先生 |
| 原田夕子 | 佳山麻衣子 | 雫の親友 |
| 杉村 | 中島義実 | 雫の同級生で野球部員 |
| 絹代 | 飯塚雅弓 | 雫の同級生 |
この一覧からも分かるように、作品には現在の知名度だけでは判断できないキャスティングの面白さがあります。
例えば、月島靖也役の立花隆はジャーナリスト・評論家として知られた人物です。また、西司朗役の小林桂樹は映画やテレビドラマで長年活躍した名優でした。
つまり、『耳をすませば』はアニメ声優を中心に構成した作品というよりも、俳優や文化人の声の表現を取り入れた映画でもあります。
【主要声優の現在】本名陽子・高橋一生・露口茂らのその後
『耳をすませば』の出演者について調べると、公開当時と2026年では、それぞれの活動状況が大きく変わっていることが分かります。ここでは特に検索需要の高い人物を取り上げます。
月島雫役・本名陽子|子役時代から活躍する実力派本名陽子は、月島雫の声を担当した声優・俳優・歌手です。1995年の本作では主人公の声だけでなく、主題歌「カントリー・ロード」も歌っています。
本名陽子について知っておきたいのが、1995年の『耳をすませば』が芸能活動の始まりではないという点です。
2026年5月、日本テレビの金曜ロードショー公式SNSによる紹介について、本名本人が経歴を訂正しました。本人の説明によると、当時すでに子役として約180本の出演経験があり、声優デビューは1991年のスタジオジブリ作品『おもひでぽろぽろ』だったとのことです。
また、『耳をすませば』出演後はいったん芸能活動を休止し、大学卒業後に活動を再開したと説明しています。
その後は、テレビアニメ『ふたりはプリキュア』の美墨なぎさ役などでも知られるようになりました。雫役だけでなく、幅広い声の表現で活動を続けている人物です。
天沢聖司役・高橋一生|現在は映画・ドラマでも活躍高橋一生は、天沢聖司の声を担当しました。
聖司は、バイオリン職人になるという目標を持ち、若くして自分の進路を決めている少年です。雫に対して最初は少し意地悪な態度を見せますが、次第に互いの夢を応援する存在になっていきます。
高橋一生の落ち着きのある声は、聖司の知的な雰囲気や、将来に向かって進んでいく少年の芯の強さを表現しています。
その後の高橋は、テレビドラマ、映画、舞台と活動の幅を広げました。『カルテット』『おんな城主 直虎』『岸辺露伴』シリーズなど、さまざまな作品で存在感を示しています。
現在の俳優としての知名度からは意外に感じる人もいる可能性がありますが、『耳をすませば』ではまだ若い時期の高橋の声を聞くことができます。
バロン役・露口茂|2025年に93歳で死去露口茂は、物語の重要な存在であるバロンの声を担当しました。
バロンは、地球屋に飾られている猫の男爵人形です。雫が想像する物語の世界にも登場し、作品の幻想的な魅力を象徴する存在になっています。
露口茂は、テレビドラマ『太陽にほえろ!』の山村精一刑事、通称「山さん」役でも広く知られています。また、海外ドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』ではホームズの吹き替えを担当しました。
スポーツニッポンの2025年9月の報道によると、露口は2025年4月28日に老衰のため93歳で亡くなりました。
長く俳優として活躍した露口の落ち着いた声は、バロンの気品や不思議な存在感を形作る重要な要素になっています。
月島靖也役・立花隆|ジャーナリストとしても知られた人物立花隆は、雫の父親である月島靖也を演じました。
立花隆は、政治、科学、社会など幅広いテーマを扱ったジャーナリスト・評論家です。『田中角栄研究』などの著作でも知られています。
アニメの声優としての活動が中心だった人物ではなく、文化人としてのキャリアを持つ立花が参加していることは、本作のキャスティングの特徴の一つです。
立花は2021年4月30日に亡くなっています。作品を見返すと、雫の父親という日常的な役柄を通して、立花の声の演技に触れることができます。
月島朝子役・室井滋|俳優・エッセイストとして活動室井滋は、雫の母親である月島朝子を演じました。
室井は映画やテレビドラマで幅広い役柄を演じてきた俳優であり、エッセイストや絵本作家としても活動しています。
2023年4月には富山県立高志の国文学館の館長に就任しました。2026年もインタビューや著作を通じて活動を続けています。
朝子は、仕事や家庭を両立しながら生活する母親です。雫の成長を見守る存在として、作品の現実的な家庭描写を支えています。
西司朗役・小林桂樹|日本映画を代表する名優小林桂樹は、地球屋の主人である西司朗の声を担当しました。
西司朗は聖司の祖父であり、雫が地球屋を訪れた際に温かく迎える人物です。バロンの人形にまつわる物語を雫に伝えるなど、作品の重要な場面を担っています。
小林桂樹は『日本沈没』『ゴジラ』などの映画や、テレビドラマ『赤ひげ』などで知られる俳優です。2010年9月16日に86歳で亡くなりました。
落ち着いた語り口と包容力のある演技は、西司朗という人物の穏やかさに結び付いています。
高坂先生役・高山みなみ|『名探偵コナン』でもおなじみ高山みなみは、雫の学校の高坂先生を担当しました。
高山みなみといえば、アニメ『名探偵コナン』の江戸川コナン役や『忍たま乱太郎』の乱太郎役で知られる声優です。
長年にわたって主要キャラクターを演じ続けており、2026年現在も声優として活動しています。
『耳をすませば』では、主人公や恋愛関係の人物ではなく、学校の先生という脇役を担当しています。ほかの代表作と比べながら声を聞いてみると、新しい発見があるでしょう。
原田夕子役・佳山麻衣子、杉村役・中島義実雫の親友である原田夕子を演じたのは佳山麻衣子です。夕子は、杉村に好意を寄せながらも、自分の気持ちを素直に伝えられない少女として描かれています。
一方、雫の同級生で野球部員の杉村を演じたのは中島義実です。杉村は雫に好意を持っていますが、雫が聖司を意識していることもあり、思いがすれ違っていきます。
雫と聖司だけでなく、夕子と杉村の関係も作品に青春らしい切なさを与えています。脇役の声まで確認すると、物語の人間関係をより深く理解できます。
【2022年実写版キャスト一覧】清野菜名・松坂桃李ら出演者を紹介
2022年10月14日に公開された実写映画『耳をすませば』は、清野菜名と松坂桃李のダブル主演作品です。
アニメ版の物語をそのまま実写化した作品ではありません。中学生時代の青春を描きながら、原作やアニメ版では描かれなかった10年後の雫と聖司の姿を加えています。
実写版では、中学生時代と大人になった時代で別々の俳優を起用しています。
実写版の主要キャスト- 月島雫(大人):清野菜名
- 天沢聖司(大人):松坂桃李
- 杉村竜也(大人):山田裕貴
- 原田夕子(大人):内田理央
- 月島雫(中学生):安原琉那
- 天沢聖司(中学生):中川翼
- 杉村竜也(中学生):荒木飛羽
- 原田夕子(中学生):住友沙来
- 月島靖也:小林隆
- 月島朝子:森口瑤子
- 地球屋の店主:近藤正臣
- 高坂先生:宮下かな子
- 堀内部長:音尾琢真
- 津田みどり:松本まりか
- 園村真琴:田中圭
このほか、中田圭祐なども出演しています。
大人になった雫を演じる清野菜名実写版の月島雫は、清野菜名が担当しました。
映画では、かつて小説家を目指していた雫が、大人になって児童書の編集者として働いています。夢を追い続ける難しさや、仕事と自分の将来の間で揺れる姿が描かれます。
アニメ版の雫は中学生として物語を終えますが、実写版では夢を追い続けた先にある現実まで描写される点が大きな違いです。
大人になった聖司を演じる松坂桃李天沢聖司を演じたのは松坂桃李です。
アニメ版ではバイオリン職人を目指す少年だった聖司ですが、実写版ではチェロ奏者としてイタリアで活動しています。
夢を追いかけるために海外へ渡ったものの、必ずしも順風満帆ではないという設定が、大人になった2人の物語に現実味を与えています。
家族や地球屋のキャストも変更実写版では、雫の父親を小林隆、母親を森口瑤子が演じています。
また、アニメ版で西司朗が担っていた地球屋の主人という役割は、実写版では近藤正臣が演じるおじいさんに引き継がれています。
このように、実写版はアニメ版のキャラクターを単純に別の俳優へ置き換えたものではなく、物語の時間経過に合わせて人物の設定や役割を再構成しています。
【徹底比較】耳をすませばのアニメ版と実写版は何が違う?
1995年のアニメ版と2022年の実写版は、同じ『耳をすませば』というタイトルでも、作品としての方向性が異なります。
最大の違いは、実写版に10年後のオリジナルストーリーが加えられていることです。
アニメ版は中学生の青春と夢への第一歩を描くアニメ版では、読書が好きな中学3年生の雫が、図書館の貸出カードをきっかけに聖司の存在を意識し始めます。
やがて聖司の夢を知った雫は、自分も物語を書くことに挑戦します。何かに夢中になること、自分の可能性を試すこと、好きな人の存在によって成長することが作品の中心です。
特に、雫が自分の未熟さと向き合いながら物語を書き上げる展開は、進路や将来に悩む中学生だけでなく、大人になった視聴者にも響く部分です。
実写版は夢を追い続ける大人の現実も描く実写版では、中学生時代に加えて、10年後の2人の人生が描かれています。
雫は児童書の編集者として働きながら小説家になる夢を追い続けていますが、仕事や創作活動が思うように進みません。一方の聖司も、イタリアでチェロ奏者として活動するなかで苦悩を抱えています。
夢を持つことの素晴らしさだけでなく、夢を持ち続けることの難しさを描いた点が、実写版ならではの魅力です。
アニメ版と実写版の主な違い- 公開年:アニメ版は1995年、実写版は2022年。
- 雫のキャスト:アニメ版は本名陽子、実写版は清野菜名(大人)と安原琉那(中学生)。
- 聖司のキャスト:アニメ版は高橋一生、実写版は松坂桃李(大人)と中川翼(中学生)。
- 物語の範囲:アニメ版は主に中学生時代、実写版は中学生時代と10年後。
- 聖司の夢:アニメ版はバイオリン職人、実写版はチェロ奏者。
- 雫の職業:アニメ版では中学生、実写版では大人になって児童書の編集者として働く。
- 地球屋の主人:アニメ版は小林桂樹、実写版は近藤正臣。
なお、実写版にも高坂先生は登場しますが、演じているのはアニメ版の高山みなみではなく宮下かな子です。
アニメ版と実写版を見比べると、同じキャラクターでも年齢や時代背景によって表現方法が変わることが分かります。
【2026年最新】耳をすませばの4Kデジタルリマスター・IMAX上映情報
2026年の『耳をすませば』に関する大きな話題が、4Kデジタルリマスター版の劇場上映です。
スタジオジブリは2026年8月17日、同作と『借りぐらしのアリエッティ』の4Kデジタルリマスター版を劇場公開すると発表しました。
2026年の上映スケジュール- 2026年10月23日~11月2日:全国のIMAX劇場で期間限定上映。
- 2026年10月30日~11月12日:全国47都道府県で拡大上映。
- 2026年10月30日~11月12日:Dolby Cinema上映も実施。
2026年11月時点では、IMAX上映の当初の期間は終了していますが、全国拡大上映とDolby Cinema上映は11月12日までの予定です。
4Kリマスターで何が変わる?今回の上映では、スタジオジブリ監修の4Kデジタルリマスター版が使用されています。
公式発表では、映像の細部まで鮮明になり、雫が空想する物語の世界や、日常の風景の美しさがより際立つと説明されています。
『耳をすませば』は、住宅街や図書館、地球屋など、何気ない風景の描写が魅力の作品です。背景美術や街並みの細かな表現を大きなスクリーンで楽しめることが、今回の上映の見どころです。
ただし、4Kデジタルリマスター版という名称でも、すべての劇場で4K解像度のまま上映されるとは限りません。劇場情報によると、4K DCPを使用する一方、上映環境によっては2Kに変換される場合があります。
2026年版で声優の変更はある?今回の4K上映は、新たなキャストによるリメイクではありません。1995年に公開されたアニメ映画の映像をリマスターして再上映する企画です。
そのため、月島雫役の本名陽子、天沢聖司役の高橋一生、バロン役の露口茂というオリジナル版のキャストが作品の魅力を支えています。
2026年の再上映によって、当時の声の演技を改めて劇場で楽しめることも、長年のファンにとって大きな魅力です。
【よくある質問】耳をすませばの声優に関するFAQ
Q1:耳をすませばの月島雫の声優は誰ですか?
A1:1995年公開のアニメ版では本名陽子が担当しています。主題歌「カントリー・ロード」も歌っています。
Q2:天沢聖司の声優は高橋一生ですか?
A2:はい。アニメ版の天沢聖司役は高橋一生です。現在は俳優として映画やドラマ、舞台などで活躍しています。
Q3:バロンの声優は誰ですか?
A3:バロン役は俳優の露口茂です。『太陽にほえろ!』の山さん役や『シャーロック・ホームズの冒険』のホームズ役でも知られています。2025年4月28日に93歳で亡くなりました。
Q4:耳をすませばの実写版で雫と聖司を演じたのは誰ですか?
A4:大人になった雫は清野菜名、聖司は松坂桃李です。中学生時代の雫は安原琉那、聖司は中川翼が演じています。
Q5:2022年の実写版と1995年のアニメ版は同じストーリーですか?
A5:基本となる中学生時代の物語は共通していますが、実写版では10年後のオリジナルストーリーが追加されています。大人になった2人の仕事や夢への葛藤も描かれています。
Q6:2026年の4K・IMAX版では声優が変わっていますか?
A6:いいえ。2026年版は1995年のアニメ映画の4Kデジタルリマスター上映です。新しい声優陣によるリメイクではありません。
『耳をすませば』のアニメ版では、月島雫役の本名陽子、天沢聖司役の高橋一生をはじめ、バロン役の露口茂、月島靖也役の立花隆、月島朝子役の室井滋、西司朗役の小林桂樹など、個性豊かな出演者が物語を支えています。
特に、本名陽子が子役時代から活動していたことや、高橋一生が若い時期に聖司を演じていたことは、現在のキャリアを知ってから作品を見返すと興味深いポイントです。
2022年の実写版では清野菜名と松坂桃李が大人になった雫と聖司を演じ、10年後の人生を描く新しい物語が加わりました。アニメ版とは異なる視点から、夢を追い続けることの難しさを伝えています。
さらに2026年には4Kデジタルリマスター版がIMAXやDolby Cinemaなどで上映され、1995年の名作を新たな映像環境で楽しめる機会が生まれました。
キャストの名前だけでなく、それぞれの俳優・声優の歩みや、アニメ版と実写版の演出の違いにも注目してみてください。雫と聖司の物語を、以前とは少し違った角度から味わえるはずです。
主な事実確認資料: スタジオジブリ公式作品情報・2026年上映発表、ディズニー公式作品情報、松竹・ソニー・ピクチャーズ公式キャスト発表、2026年の本名陽子に関するORICON報道、出演者の訃報・プロフィール資料。
参照資料
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