『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』の旧アニメは、1999年10月16日に放送が始まったテレビシリーズを指す。制作は日本アニメーション、放送局はフジテレビ系。テレビ版は全62話で、2001年3月31日に放送を終えた。その後、物語の続きを描くOVAが3作品制作され、全30話が追加されている。
つまり、1999年版を最後まで楽しむなら、テレビ版62話だけでなく、OVA3作品も押さえておきたい。ゴン役の竹内順子、キルア役の三橋加奈子、クラピカ役の甲斐田ゆきらが演じる旧キャスト、ヨークシン編の緊張感、グリードアイランド編までの物語は、2011年版とは異なる魅力を持っている。
- 旧アニメのテレビ版は全62話: 1999年10月16日から2001年3月31日までフジテレビ系で放送された。
- OVAは全3作品・30話: 2002年から2004年にかけて発売され、ヨークシン編の完結からグリードアイランド編までを描いた。
- 旧アニメ全体では92話: 2011年版とは別に制作されたシリーズで、声優・演出・映像化された原作の範囲も異なる。
【基本情報】HUNTER×HUNTER旧アニメは1999年放送の全62話

1999年版は、冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』を原作とする最初のテレビアニメシリーズだ。
日本アニメーションがアニメーション制作を担当し、フジテレビ系で放送された。監督は古橋一浩、制作協力はスタジオディーン。音楽は佐橋俊彦が担当している。
日本アニメーションの公式作品紹介には、放送期間、話数、放送局、スタッフが掲載されており、1999年版の基本情報を確認できる。
テレビシリーズの基本データ| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | HUNTER×HUNTER(1999年版) |
| 原作 | 冨樫義博 |
| 放送開始 | 1999年10月16日 |
| 放送終了 | 2001年3月31日 |
| 放送局 | フジテレビ系 |
| 話数 | 全62話 |
| 制作会社 | 日本アニメーション |
| 制作協力 | スタジオディーン |
| 監督 | 古橋一浩 |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| 放送時間 | 土曜日18時30分〜19時 |
出典:日本アニメーション公式作品紹介、アニメイトタイムズ作品情報。
1999年版が描いた物語物語の主人公は、くじら島で育った少年ゴン=フリークス。
行方不明の父ジンと同じハンターになるために旅立ち、ハンター試験を通じてクラピカ、レオリオ、キルアと出会う。
旧アニメは、ハンター試験編から始まり、ゾルディック家編、天空闘技場編、ヨークシンシティ編へと進んでいく。
特にヨークシン編では、クラピカと幻影旅団の因縁、クロロとヒソカを取り巻く駆け引きなど、作品の持つ緊張感が際立つ。
1999年版の演出を手がけた古橋一浩は、人物の心理や物語の空気を映像に反映させた監督として知られる。佐橋俊彦の音楽も作品の世界観を支えている。
テレビシリーズが全62話で終わった後、物語はOVAへ引き継がれた。
ここで注意したいのは、全62話という数字はテレビ放送分だけを指すことだ。OVAまで含めると全92話になる。
【全92話の内訳】旧アニメOVA3作品と原作の到達点
旧アニメを完全に楽しむには、テレビシリーズとOVA3作品の関係を理解しておきたい。
OVAとは、テレビ放送とは異なる形で発売・提供されるオリジナルビデオアニメーションのこと。1999年版では、テレビ放送終了後も原作の続きを映像化する手段として採用された。
日本アニメーションの公式サイトには、3作品それぞれの発売時期と収録話数が掲載されている。
OVA第1作『HUNTER×HUNTER』2002年1月から4月にかけて発売された全8話の作品。
テレビシリーズで描かれたヨークシンシティ編の続きを扱い、クラピカと幻影旅団の対立に決着をつける重要なシリーズだ。
テレビ版62話で止めてしまうと、ヨークシン編の物語は途中のままになる。旧アニメのストーリーを最後まで追うなら、このOVAは欠かせない。
OVA第2作『HUNTER×HUNTER GREED ISLAND』2003年2月から4月に発売された全8話。
物語の舞台は、特殊なゲームの世界であるグリードアイランド。
ゴンとキルアがゲーム攻略に挑戦し、念能力の修行を重ねていく。新たな仲間や強敵との出会いを通じて、2人の成長が描かれる。
OVA第3作『HUNTER×HUNTER G・I Final』2004年3月から8月にかけて発売された全14話。
グリードアイランド編の後半から決着までを描くシリーズで、ゲンスルーとの戦いやゲームクリアに向けた展開が中心となる。
この作品をもって、1999年版のOVAシリーズは一区切りを迎えた。
テレビ版とOVAの全体構成| シリーズ | 発売・放送時期 | 話数 | 主なストーリー |
|---|---|---|---|
| テレビ版 | 1999年10月〜2001年3月 | 62話 | ハンター試験〜ヨークシン編途中 |
| OVA第1作 | 2002年1月〜4月 | 8話 | ヨークシン編の完結 |
| OVA第2作 | 2003年2月〜4月 | 8話 | グリードアイランド編前半 |
| OVA第3作 | 2004年3月〜8月 | 14話 | グリードアイランド編後半・完結 |
| 合計 | 1999年〜2004年 | 92話 | グリードアイランド編まで |
出典:日本アニメーション公式サイト、同社の英語版作品情報。
旧アニメは原作漫画の何巻まで?ここは視聴者が混同しやすいポイントだ。
テレビ版62話だけなら、ヨークシンシティ編の途中まで。OVA第1作で同編の決着を描き、その後の2作品でグリードアイランド編を最後まで映像化している。
OVA第3作の到達点は、原作漫画18巻のNo.185「邂逅」付近だ。
集英社の公式コミック情報でも、18巻にはNo.185「邂逅」に続いてNo.186「女王」が収録されている。No.186からはキメラ=アント編に入る。
したがって、旧アニメをOVAまで見終えた人が漫画で続きを読みたい場合は、18巻のNo.186「女王」からが目安となる。
なお、テレビ版だけで止まっている場合は、まずOVA第1作から視聴するのが自然だ。
【旧アニメの声優一覧】ゴン・キルア・クラピカを演じたキャスト
1999年版の魅力として、現在でも話題に上がるのが声優陣だ。
主人公ゴンを竹内順子、キルアを三橋加奈子、クラピカを甲斐田ゆき、レオリオを郷田ほづみ、ヒソカを高橋広樹が演じている。
日本アニメーション公式サイトとアニメイトタイムズの作品情報には、主要キャラクターと担当声優が掲載されている。
旧アニメの主要キャストゴン=フリークス:竹内順子
ゴンの純粋さ、好奇心、強い意志を表現した声が印象的。物語序盤の無邪気な少年らしさから、仲間を守ろうとする場面で見せる強さまで、幅広い表現が作品を支えている。
キルア=ゾルディック:三橋加奈子
暗殺一家に生まれたキルアの複雑な内面を演じる。ゴンと行動をともにする中で変化していく感情や、冷静な判断力と少年らしい一面の対比が見どころだ。
クラピカ:甲斐田ゆき
一族を奪われた過去を背負うクラピカを担当。冷静さと復讐心、仲間への思いやりが交錯するキャラクターを表現している。
レオリオ:郷田ほづみ
仲間思いで人情味のあるレオリオを担当。豪快な言動の裏側にある優しさや、医師を目指すという信念がキャラクターの魅力になっている。
ヒソカ:高橋広樹
独特の話し方と不気味な存在感が特徴的なヒソカを演じる。登場するだけで場面の緊張感が高まるキャラクターであり、旧アニメを象徴する声の一つだ。
そのほかの主要キャスト- ミト:木村亜希子
- サトツ:上別府仁資
- メンチ:日比野朱里
- イルミ:高乃麗
- マチ:並木のり子
- センリツ:TARAKO
- クロロ:永野善一
旧キャストを知ってから2011年版を見ると、同じキャラクターでも声の印象が大きく変わることに気づく。
2011年版との主要声優の違い2011年版では主要キャストが一新された。
| キャラクター | 1999年版 | 2011年版 |
|---|---|---|
| ゴン | 竹内順子 | 潘めぐみ |
| キルア | 三橋加奈子 | 伊瀬茉莉也 |
| クラピカ | 甲斐田ゆき | 沢城みゆき |
| レオリオ | 郷田ほづみ | 藤原啓治 |
| ヒソカ | 高橋広樹 | 浪川大輔 |
2011年版のキャストについては日本テレビの公式作品情報でも確認できる。
重要なのは、どちらかの声優陣が正解という話ではないことだ。キャラクターの声は作品の印象を左右する要素であり、旧作と新作を比較する楽しみの一つになっている。
【2011年版との違い】制作会社・ストーリー・演出を比較
2011年版は1999年版の続編ではない。
同じ冨樫義博の漫画を原作に、物語の最初から再アニメ化した独立したシリーズだ。
2011年8月に報じられた新作発表では、放送局、制作スタッフ、キャストを一新してストーリーを最初から描くことが明らかにされた。
制作会社と放送局が違う1999年版は日本アニメーション制作、フジテレビ系で放送された。
一方、2011年版はマッドハウス制作、日本テレビ系で放送。監督は神志那弘志が担当した。
2011年版は2011年10月2日にスタートし、2014年9月23日の第148話「コレマデ×ト×コレカラ」で一区切りを迎えた。
映像化された原作の範囲が違う最大の違いは、アニメで見られる物語の範囲だ。
1999年版はOVAまで含めてもグリードアイランド編まで。
2011年版は、そこから先のキメラ=アント編、会長選挙編まで映像化している。
日本テレビの公式ストーリー情報には第148話までの各話情報が掲載されており、最終回ではゴンとジンの再会が描かれている。
原作漫画では32巻のNo.339「静寂」までが2011年版の到達点にあたり、その次のNo.340「特命」から先はアニメ化されていない。
旧作と新作はどちらが優れている?単純な優劣では比較できない。
1999年版は、古橋一浩監督による演出や佐橋俊彦の音楽、旧キャストの存在が作品の個性を形づくっている。特にヨークシン編のような緊張感の強い物語を、旧作独自のテンポと空気感で楽しみたい人には魅力的だ。
2011年版は、より広い原作範囲をアニメ化した点が大きな強み。キメラ=アント編や会長選挙編まで映像で追いたい人にとって、こちらが基本の選択肢になる。
また、2011年版の制作背景について、神志那弘志監督は2012年のMANTANWEBのインタビューで、作品を知らない新しいファン、特に子どもたちに魅力を届ける目的で制作したと説明している。
単に旧作を作り直したというだけではなく、新しい視聴者に向けて作品を再構成したシリーズだったことが分かる。
【旧アニメの視聴順】テレビ62話からOVA3作品までの正しい順番
1999年版を最初から最後まで見る場合、基本的には発売・放送順に視聴すれば問題ない。
以下の順番で進めると、物語が自然につながる。
1. HUNTER×HUNTER(1999年版テレビシリーズ):全62話
2. HUNTER×HUNTER OVA:全8話
3. HUNTER×HUNTER GREED ISLAND:全8話
4. HUNTER×HUNTER G・I Final:全14話
合計92話となる。
途中で2011年版に切り替えてもいい?もちろん可能だが、2011年版は旧アニメの続編ではないため、途中からそのまま接続する作品ではない。
例えば、1999年版のOVAまで見終えた場合、2011年版の第76話からキメラ=アント編に進むという見方もできる。
ただし、キャストや演出、細かなストーリーの構成が異なるため、作品全体の流れを理解したい人には2011年版を第1話から見る方法がおすすめだ。
どちらから見るべき?目的別のおすすめ1999年版がおすすめの人
- 竹内順子や三橋加奈子など旧キャストの声で楽しみたい
- ヨークシン編の旧作独自の演出を味わいたい
- 2000年前後のアニメーションの雰囲気が好き
- テレビ版からOVAまで一貫して追いたい
2011年版がおすすめの人
- 初めてHUNTER×HUNTERを見る
- キメラ=アント編までアニメで楽しみたい
- 会長選挙編まで物語を追いたい
- 新しいキャストと映像表現で作品を楽しみたい
旧作の雰囲気を楽しみたいなら1999年版、物語をより先まで追いたいなら2011年版という基準で選ぶと分かりやすい。
【プロの結論】旧アニメを今見る価値と間違えない選び方
1999年版の価値は、単純に懐かしい作品であることだけではない。
テレビシリーズ62話にOVA30話を加えた全92話という構成には、テレビ放送時代のアニメ制作と、その後のビデオ作品による物語の継続という特徴が表れている。
テレビ版でヨークシン編の途中まで描き、OVA第1作で続きを補完。さらにOVA第2作、第3作でグリードアイランド編を完結させるという展開は、現在のテレビシリーズ一括制作とは異なる視聴体験を生み出した。
特に注目したいのは、旧作の物語がグリードアイランド編で終わっている点だ。
ゴンとキルアの成長を見届けることはできるが、キメラ=アント編や会長選挙編は1999年版には存在しない。ここを理解しておけば、視聴途中で別作品の話数と混同することもない。
また、旧キャストの演技を楽しむことと、原作全体を映像で追うことは別の目的だ。
両方の価値を理解したうえで作品を選ぶことが、旧アニメを楽しむ最も合理的な方法となる。
HUNTER×HUNTER旧アニメに関するよくある質問(FAQ)
Q1:HUNTER×HUNTER旧アニメは全部で何話?
A1:テレビシリーズは全62話。OVA3作品を加えると、8話+8話+14話の合計30話が追加され、全92話となる。
Q2:旧アニメのゴンやキルアの声優は誰?
A2:ゴンは竹内順子、キルアは三橋加奈子、クラピカは甲斐田ゆき、レオリオは郷田ほづみ、ヒソカは高橋広樹が担当している。
Q3:旧アニメは原作のどこまで映像化された?
A3:テレビ版はヨークシンシティ編の途中まで。OVA3作品まで見るとグリードアイランド編が完結し、原作18巻のNo.185「邂逅」付近まで映像化されている。
Q4:旧アニメの続きは何巻から読めばいい?
A4:OVAまで見終えた場合は、原作18巻のNo.186「女王」から読むと、その先のキメラ=アント編に進める。
Q5:2011年版は1999年版の続編?
A5:違う。2011年版は原作の最初から再アニメ化した独立シリーズ。制作会社、監督、声優陣も一新されている。
Q6:旧アニメのOVAはどの順番で見る?
A6:テレビ版62話の後に、OVA『HUNTER×HUNTER』全8話、『GREED ISLAND』全8話、『G・I Final』全14話の順番で視聴する。
1999年版のHUNTER×HUNTERは、日本アニメーション制作、フジテレビ系で放送された全62話のテレビアニメだ。
その後、2002年から2004年にかけてOVA3作品が制作され、全30話が追加された。これらを合わせた全92話で、ヨークシン編からグリードアイランド編までの物語を楽しめる。
旧作の大きな魅力は、竹内順子、三橋加奈子、甲斐田ゆき、郷田ほづみ、高橋広樹らによるキャストと、古橋一浩監督が作り上げた独自の映像表現にある。
一方、2011年版はマッドハウス制作で、全148話。キメラ=アント編や会長選挙編まで描かれているため、より先のストーリーを映像で追いたい人に適している。
旧アニメを楽しむなら「テレビ62話→OVA30話」の順番が基本。原作の続きを知りたいなら18巻No.186から、さらに広い範囲をアニメで見たいなら2011年版を第1話から視聴する。
この違いを押さえておけば、1999年版と2011年版を混同せず、それぞれの魅力を最大限に楽しめる。
参照した主な資料:日本アニメーション公式作品紹介・OVA作品情報、集英社 S-MANGA『HUNTER×HUNTER』18巻・32巻、日本テレビ公式作品情報、MANTANWEBの2011年新作発表および神志那弘志監督インタビュー、アニメイトタイムズの1999年版キャスト情報。